6月23日(木) ゼミ日誌

遅くなってごめんなさい!

11期の丸山です。
保存していたはずの下書きが8割くらい消えていて最初から書きなおしています。。。

まぁそれでも元気を出して早速前回のゼミを振り返りましょう!!


≪4限≫

●ニュースピーチ byこにたん

「軒先で育つ商売のタネ、時間貸し、好立地安く」(日経MJ 2011/5/13)

 閉店したり定休日の軒先を活かし、時間単位で場所を貸す賃貸借形態があり、狭小スペース利用が広がっている。
 ⇒問題提起:このような賃貸借形態は広まるか?
    見解:広まる。短期間だけ借りたい借りる側と不況で短期でも収入を得たい貸す側両方が存在するから。

これについてみんなで話し合いました。

 ・広まったとしても大きなビジネスにはならない

 ・先日話し合ったカーシェアもそうであるように、今後こうした共有形態のビジネスが広まっていく

などなど意見は出ましたが、ここで先生から最近似たようなニューススピーチばかりだという指摘が!
確かに「●●というビジネスが注目されている、普及するか?」といった内容のものばかりでしたね>_<
みなさん新たな視点を持って頑張りましょう!


●輪読 平川克美『移行期的混乱』 byつる、ふっしー、こにたん、つっちー、私
 
 第2章 「義」のために働いた日本人
 第3章 消費の時代の幕開け 

問い:高度経済成長期、相対安定期に、日本人の労働に対する意識はどのように変遷していったか?

答え:働くことは「生きること」から「人生を楽しむための手段」へと変わった


 高度経済成長期(1946〜1973):労働は金銭的に置き換えられるものではなく、「働くことは生きること」(←日本的労働エートス)であった。

 相対安定期(1974〜1990):モノの飽和⇒もはや食うために働く時代ではなく、「働くのは単に生きることではなく、人生を楽しむための手段」「生きることとは働くことでなく、遊ぶこと」となって生産主題から消費主題の時代となった。

 
 論証では、それぞれの期間の政治・経済状況を背景にして、日本人の労働に対する意識がどのように変遷していったのかを考察しました。


問題提起:
1.コンビニの登場によって労働観が変化したと筆者は言っているが、新しいもの・サービスにより労働観が変化するのか?
 
話し合いでは

・インターネットの発達でテレワークなど新たな勤務形態が登場し、仕事とプライベートの境目が曖昧になり労働観にも変化が起こったのではないか

・また企業のトップの考えにも簡単に触れることができるようになり、感銘を受けて労働観が変わる人もいるのではないか

等話し合いました。


2.労働に対する意識(何のために働くのか)は、社会の経済成長などによって変化するのだろうか。労働に対する意識に最も影響を与えている要因とは何か。
 
ちょっと難しかったのか話し合いは思うように進まなかったですね…

米澤君はやはりお金だと言っていた気がしますが。(違ったらごめんなさい笑)

ちなみにエンジャパンの「なんのために働くのか?」というアンケートでは「家族のため」「自己実現」「自分を成長させるため」などなどが挙がっていました。


≪5限≫

●卒論中間報告

☆「テレビドラマから見る人々の家族意識の変化」 byかとちる

概要:テレビドラマは社会状況や人々の価値観を何らか形で映し出している(理想or現実として)ので、テレビドラマの特徴を捉えていくことで人々の家族意識をみていきたい。


  問い:テレビドラマは人々の家族意識をどのように映し出してきたか。

 仮説:1950・60年代…核家族に対する憧れ(タテの関係) ⇔ 高度経済成長期(ホームドラマ全盛期)

      1970・80年代…家庭以外の関係を映す(ヨコの関係) ⇔ バブル景気(トレンディドラマ全盛期)

1990・2000年代…昔の家族像を懐古させている(タテ・ヨコの関係) ⇔ バブル崩壊・不景気(流行ジャンルなし?)


論証方法としてはテレビドラマを分析し社会背景との関連性を探り、それを家族社会学と照らし合わせてみるとのことでした。たくさんあるドラマを分析するのは大変ですが、どうにか絞って見て頑張ってください!個人的にはテレビ好きなので面白いテーマだと思います^^


☆「地域ブランド」 byあべちゃん

概要:「地域ブランド」という言葉が近年注目されている。そうした地域ブランドをみることで人々の地域観の変遷をみていきたい。


  問い:地域ブランドはなぜ発展し、どのように人々に受け入れられてきたのか。またそこから導き出される人々の地域観の変遷はどのようなものであるか。

  仮説:街づくりのひとつのツールとして行われてきた地域資源のブランド化が、人々の持つ地域観に合致して行われてきたから。


先行研究の信田さんの「まちづくりは点的→線的→面的に変わってきた」というのはなるほどなーと思いましたが、あまり1つの先行研究に頼りすぎずたくさん見た方がいいとでした!地域観の定義や問い仮説など本人の中でまだ迷ってる部分が多くありそうでしたが、他人事とは思えないので一緒に頑張りましょう笑



なんだか簡単な説明になってしまったでしょうか…
とにもかくにもこんな感じな木曜日でした!4年生はまだまだ中間報告、ドラフト作成頑張りましょう。。。

では、またいつか!