9月29日(木) ゼミ日誌

12期のうだがわです(^^)
そういえば今週の月曜は三田論の話し合い後に12期で飲みに行きましたが、月曜に飲み会はオススメできないですね!
火曜以降に響きます笑

では本題ですが、、、

【4限】
ニューススピーチ(はるなさん)

2011.9.1 読売新聞 「1時間単位の有給休暇 育児、介護、効率よく柔軟に活用」

〈問題提起〉1時間単位で有給を取得できる「時間単位年休」は広まるか。

〈見解〉広まる。(メリット>デメリットだから)

メリット:・年休取得率の低迷を改善できる
     ・従業員が有給を申請、消化しやすくなる
     ・仕事と生活(育児や介護、趣味など)との両立がしやすくなる

デメリット:・半日、1日単位でのまとまった休暇が取りづらくなる
      ・一人ひとりの有給の管理が煩雑になる

個人的には、従業員の選択の幅が広がるのでこの制度は広まっていくのではないかと思いました。

一方広まらないとの意見も出ました。
・通院や子どもの迎えは年中あるものであれば、5日分の時間単位有給では足らず、意味がない。
・抜けた時間分の仕事が残業になってしまう可能性がある。
などがその理由です。

そして最終的には業種によって異なるという見解に収まりました。
有給をとりやすい業種ととりにくい業種があるため、有給取得率に格差が生じていくという問題が起こりそうです。

しかし、このような制度が最近になって出てきたという点を考えると、今までになかった労働観の表れではないか、と先生がおっしゃっていました。


4年生卒論中間報告④

・「スポーツブームから見るスポーツ観の変遷」(つるさきさん)

問い:「人々はスポーツを行うことに対してどのような意味づけを与えていたか、またそれはどのような影響によるものか。」

仮説:①1960年代〜1970年代前半   大衆娯楽としてのスポーツ
   ②1970年代後半〜1980年代前半 健康のためのスポーツ
   ③1980年代後半〜現在     ファッション(おしゃれ)としてのスポーツ

今回は、③1980年代後半〜現在 ファッション(おしゃれ)としてのスポーツ について、
「フィットネスブーム」と「ランニングブーム」を軸として発表してくださいました。
また、ブームの要因には「スタイル消費」や「ナルシシズム消費」が関係しているということでした。

スポーツ用品もおしゃれなものがたくさん出てきましたよね!

先生からは、ブームの中心となった人物に着目してみると良いというアドバイスがありました。


・「カフェ・喫茶店が担ってきた役割の変化」(みやぽんさん)

問い:「カフェ・喫茶店は、都市の中でどのような役割を果たしてきたのだろうか。」

仮説:①「場」の提供 ②「憩い」の提供という役割を担ってきた。また、人々に影響を与えてきたと同時に、人々の嗜好を反映してきた。
   具体的には、
   (1)戦後〜1960年代:喫茶店の独り勝ち 若者のたまり場
   (2)1970〜1980年代:喫茶店を取り巻く環境に大きな変化(ファミリーレストラン、カラオケ)。喫茶店は苦戦。マニアだけの場所。
   (3)1990〜2000年代:喫茶店復活。女性のたまり場?

今回は1950〜1970年代のカフェ・喫茶店分析(雑誌分析)について具体的な事例を交えて発表してくださいました。
そして喫茶店のイメージは1950年代では非常に暗く、怪しい雰囲気だったのが1960年代には明るくなり、また1970年代にはさらに清潔感あふれるものになったということでした。

コメントでは、各時代で主にどういった人物(性別)がカフェ・喫茶店を利用していたのかという点を意識した方が良いという意見が出ました。


【5限】 4年生卒論中間報告④のつづき

・「絵本から見る子ども観」(こもりんさん)

問い:絵本は社会にどのような子ども観を与えてきたのだろうか(また、与えられてきたのだろうか)。

仮説:1956〜1964 大人が指導すべき子ども
   1964〜1989 活発な子ども
   1989〜1998 ひとりの主体としての子ども
   1998〜2008 純粋無垢な子ども
   2008〜現在 自ら成長する子ども

今回は『こどものとも』を対象とした絵本分析(1956〜1964年)について発表してくださいました。
絵本の内容や作家の分析から、この時代の絵本の子ども観は「純粋無垢で感受性に任せる」というものであり、実際の子ども観とは一致しないとのことでした。

コメントでは、官僚も、親も、作家も、大きな社会の一部であるということに気をつけなければならないという意見が出ました。
個人的には幼稚園で月1でもらっていた『こどものとも』が懐かしくなりました(^O^)


・「地域ブランド」(あべちゃんさん)

今回は以前との変更点として、地域特有の商品の担い手、生産・消費などの変化から、
・「地域ブランド」と聞いたときに頭に思い浮かぶモノの時代ごとの変化 や
・人々の(自分の所属する)地域に対する考え方の時代ごとの変化
を明らかにしたいということで発表してくださいました。

主に神奈川のB級グルメ(それ以外も)を分析し、先行研究の再論証をしていくとのことでした。
誰でも知っている名産品もあれば、地元の人しか知らないような名産品まであるんですね!

コメントでは、「地域ブランド」の定義をはっきりさせた方が良い、神奈川だけでは論証が弱いかも、、などの意見が出ました。


ということで今回で4年生の卒論中間報告④はみなさん終わりました。
3年生にとっては参考になる点が多かったです!
4年生の皆さん、お疲れさまでした! 引き続き分析などがんばってください(>_<)


次の月曜日はゼミがお休みなので、次回は10月6日の八代ゼミとのディベートです!
4年生、先生からのアドバイスを活かして互角の戦いが出来るように、3年生はがんばりましょう!
あ、人数の関係で参戦してくださるけんたさん、よろしくお願いします(*^_^*)

まだディベート、輪読、三田論とやることはいっぱいですががんばります!

では、この辺で、、良い週末を。