1月10日 ゼミ日誌

こんにちわ。
13期の山田直人です。

今回は4年生の卒論最終報告が3本でした。
えーちゃんさん、小西さん、とらさんの3人です。
最終報告ということで、最後までしっかりと筋が通っていて、新しくて面白い発見も含まれていて、さすがだなぁと思いました!

以下、内容です。

【えーちゃんさん】
テーマ
韓国大衆文化を受容する意味の変遷
問い
現代の日本において、韓国大衆文化(韓国映画・ドラマ)を受容する人々とその意味はどのように変化しているか。また、その社会背景はなにか。
結論
1980〜1995年 担い手:一部の人々(若者)
       意味:「活気」「人間らしさ」へのノスタルジー
       背景:バブル景気〜バブル崩壊
1996〜2005年 担い手:中高年女性
       意味:「家族愛」「密な人間関係」「ドラマチックさ」への欲求
       背景:核家族化・人間関係の希薄化
2006年〜現在 担い手:若い女
       意味:「夢」「希望」「気軽さ」への欲求
       背景:ストレス社会


【小西さん】
テーマ
週刊少年ジャンプ」からみる男性像の変遷
問い
戦後日本において男性像はどのように変遷したのか。またその背景は何か。
結論
〜1979:男らしさの規範が存在し、男性は強さ、もしくは「男のロマン」と呼ばれた特定の趣味を極めることを志向し、他者との関係性は重視されていなかった
1980〜1989: 規範と現実の自分との差に悩む男性が現れ、 「男のロマン」といったものが崩壊した
1990〜:規範が失われ、他者との関係構築が重要視されるようになった


【とらさん】
テーマ
外国人労働者から見る日本的経営
問い
日系人労働者と中国人労働者は日本において、なぜ急速に受入れられてきたのか。
結論
日系人:「安価な労働力」であるとともに、日本的経営に求められる労働意識(会社への忠誠心)を備えていたから。特に、90年代前半における、日本人の労働意欲の減退を背景に爆発的に増加した。
中国人:外国人研修・技能実習制度のもと「安価な労働力」であり、会社への忠誠心を備えていたから。また同時に、制度の不備から「不当に安い単純労働者」としても急速に受入れが拡大し続けている。


最後に、2年生に向けたコメントをしたいと思います!
僕がゼミを選ぶときに考えてたのは、
・ゼミで自分がやりたいことができるか
・成長できる環境にあるのか
という2つを重視していた気がします!
正直、研究領域は説明を聞いても、よくわからない部分があったので、自分が興味が持てるかどうかというくらいで考えてました。
あとは、平野先生から教わりたいというのと、プレゼンなどが多い環境に身を置きたいという理由から選びました。
実際、入ってみて勉強内容も楽しいし、先輩も同期も尊敬できる人ばかりなので、入れて良かったと思ってます。

入ゼミレポートと志願書は、2月の半ばに2週間ヨーロッパ旅行に行っていて、帰ってきて慌てて書いた記憶があります笑
でも、その分、集中して書けたと思うし、そこで頑張ったので、仮登録の倍率を見てもほとんどブレませんでした。志願書はいかに興味を持ってもらえるかを少し工夫した気がします。
テストもあるし、春休みにしたいこともあって、大変だとは思いますが、学生生活の大部分をしめることなので、たくさん悩んで、後悔のないように頑張ってください!!

次回の担当は吉川くんです。吉川くん、よろしく。