7月5日(月) ゼミ日誌

11期の阿部です。

ついに今年度の三田論のテーマが「受験」に決定しました!
もうパンフレットの原稿書いちゃったので…なるべくこのまま進めていければいいな−と思います。
みんなで頑張りましょう☆


★ニューススピーチ 担当:べーこんさん 
記事:「消費税率引き上げに備えよう」(読売新聞3月12日)
問題提起:消費税は上げるべきか。
     →上げる(上げない)としたらどうするべきか?
上げるメリット
 ・税収が上がり、國の財政への信頼が高まる
 ・消費税が有用に使われることで(福祉への雇用対策等)景気が良くなる
 ・上げる前年に『駆け込み需要』がある
 ・長期金利が低下する
上げるデメリット
 ・低所得者層の暮らしが悪くなる
 ・景気が減速する
べーこんさんの見解:(まだ)上げるべきでない
 海外の消費税税率は高いが、日本もそれに習って上げる必要はない。まだまだ日本には無駄があるではないか。 (“4年間で各省庁の予算を平均約22パーセント削減した”(カナダ)のように。)
ベーコンさんの用意してくれたグラフは日本が世界的に見て消費税率が低いことが一目でわかるものでした!議論では、お金に余裕のある人からお金を集めるために所得税を上げるのはどうかという意見に対するデメリット(海外逃避をする可能性があるなど)や、品物別で税率を変えるとしたらその線引きが難しそうなどの意見が飛び交いました。

★輪読『イノベーションのジレンマ』第7,8章
担当:あわちゃんさん、ひろこさん、あやこさん、けんた、えみ、よね
第7章→問い:予測できない破壊的技術の新しい市場を発見するためのアプローチ方法とは何か?
   →答え:「不可知論的マーケティング」に基づいてアプローチする
第8章→問い:変化に対応するには経営者はどうすればよいか。
   →答え:「資源−プロセス−価値基準」の枠組みに基づき、最適な手段をとる。
問題提起①不可知論的マーケティングは有効か?
    ②組織のプロセスや価値基準の働きは資源よりも強力であると筆者は述べているが、資源によって組織のプロセスや価値基準が変わることも有り得るのではないだろうか?

①の“有効でない”側の見解としては、企業が後先を考えずに販売することはあまり想像できないなどが出ました。一方“有効である”側の見解としては、地域限定販売を例として取り上げたものや、ヒット商品は生まれる確率が高いのは企業が放り込んだ思いがけないものである場合が多のではという意見が出ました!
②の発表チームの見解は“有り得る”でした。経営者によってプロセスや価値基準が変わった例として、日産自動車カルロス・ゴーン氏の話を取り上げていました。その後の議論ではカルロス・ゴーン氏はプロセスや価値基準を変えるために日産に来たのだから、そもそも例は成り立たないのではないかとの声も…。
組織文化(ここでの価値基準)は、М&Aが失敗するよくある原因である(マイナスの評価)と言われたり、異質なものの接触で創造性を生みだす(プラスの評価)と言われたり…。やはり企業が何かを生み出すのに組織文化が重要なのは確かなようです。

以上です!