2023年 12月7日 ゼミ日誌

こんにちは。24期の東城です。お久しぶりです。

先日風邪を引きまして二週間ほどこじらせています。鼻水が止まらないです。気をつけましょう。

 

本日のゼミではニューススピーチと輪読を行いました。

 

ニューススピーチは合計で二本行いました。

①紹介状なしの受診、「特別料金」増額相次ぐ 7千円以上の義務化拡大

問いとしては「「特別料金」対象病院の拡大、引き上げは望ましい政策であったか」

YES側の意見として

・症状の軽重に応じて診療所と病院の役割を明確化
・患者の集中を防ぎ、大病院の負担軽減
・患者の待ち時間軽減につながる

NO側の意見として

・患者は意図しない特別料金を支払う可能性がある
・患者は大病院で診てもらうことで安心感を得ることができる
・患者が自由に病院を選択することができない

などが挙げられました。病院の負担軽減やその防止策が「特別料金」である必要性などが議論になりました。

 

経済産業省による広告企業3社に対する審査基準や手数料水準の広告主への開示要請

問いとしては「デジタル広告企業に対する審査基準や手数料水準の開示要請は適切か?」

YES側の意見として

・広告主に対する審査基準や手数料水準の開示は、デジタル広告市場の透明性を向上させる。
・開示により、広告主はより公正な競争環境で広告活動を行うことができる。
・不透明な手数料や審査基準は消費者に不利益をもたらす可能性があり、開示は消費者保護に資する。

NO側の意見として

・デジタル広告企業に対する過度な規制は、イノベーションの阻害につながる可能性がある。
・デジタル広告業界は自主的に透明性を高める努力をしており、政府の介入は必要ない。
・審査基準や手数料水準の開示は、実務上の困難を伴い、企業の負担を増大させる。

などが挙げられました。情報開示に対するコストやデメリットが議論になりました。

 

輪読では引き続きボードリヤールの「消費社会の神話と構造」を扱いました。

第三章の消費社会における消費対象のケースを紹介するなかで、今回は肉体やセックスについてが主なテーマでした。人間が元来有するこのような概念まで消費社会のシステムに含まれるのか?と疑問を抱きつつ参加しましたが、やはり人々の肉体やセックスに対する価値観が古代から現代にかけて変化していることなどから、確かに消費社会のシステムの範疇だという主張を認めざるを得ない部分があると考えました。

いや~、難しいです、文体も内容も。発想は画期的だと思いますが実際に会いたいとは思わない人かもしれないです。残りの輪読でなんとかボードリヤールの良いところを見つけるように頑張ります。

 

本日の内容は以上です。次回いつここに現れるかわかりませんが、その時はよろしくお願いします。