6月16日ゼミ日誌

こんにちは!23期の髙木です。
更新が遅くなってしまい申し訳ございません。

春学期は、三浦展著「第四の消費」や、藤⽥結⼦ 成実弘⾄ 辻泉 編「ファッションで社会学する」の輪読をメインに取り組んでまいりました。

 

 

本日はNSを2本と三田論の仮テーマ報告を行いました。


[NS①]
問:義務的に犬猫にマイクロチップを埋め込むことは賛成か。

Yes・飼い主と離ればなれになったペットが保護された場合、すぐに身元確認ができる。
・盗難時に自分が飼い主だと証明できる                     
・遺棄の防止につながる

No ・MRIで撮影するときに影響が出る                    
・メールアドレスを持っていない人への対応策                    
・体が小さく、活発に動き回る、生後間もない子犬・子猫に対するチップ装着の難しさ

災害時や迷子になった時に飼い主を見つけることが出来るというYes側の意見に対し、No側では犬猫の負担はあまり大きくなかったとしても人間の都合でチップを埋め込むのは倫理的に良くないという意見が出ました。また、犬猫にマイクロチップを埋めることは遺棄の根本的な課題解決には繋がらず、ペットを飼う人に一定の基準を設けるなどマイクロチップを埋める前にまだすべきことがあるという意見もありました。

 

[NS②]
問:出版社はこの先5年で紙媒体書籍を廃止すべきか。

Yes・返品率低下につながる
・盗難防止につながる
・検品の手間や、業界全体の無駄な経費を防止
No・オンライン媒体に慣れていない年代の人が取り残される
・紙媒体書物の既存顧客を逃す
・紙媒体で後世に受け継ぐことができない
・書店職員の雇用機会喪失

Yes側では、音楽の聴き方が、音楽レコード→カセット→CD→スマホと変化していったように、紙媒体の書籍も無くなるのではないかという意見がありました。一方でNo側の人数は大多数で、電子書籍の普及が加速していても「目が疲れる」「読んだ後フリマアプリで売れない」などの意見があり、紙媒体の書籍がなくなることに反対していました。先生からは、何冊もの本を同時に開いて資料を作ることがあるため紙媒体が無くなることは不便というご意見を頂きました。
また追加で「本屋の実店舗は必要か、不必要か(オンラインストアのみでよい)」についてもディスカッションしました。実店舗が必要側の意見として、「求めていたもの以外の商品を買うきっかけになる。オンラインストアでは関連商品しか出てこない」という考え方があり、個人的にかなり納得しました!!


[三田論の仮テーマ①]
テーマ
スポーツにおける商業主義化が進んだ転換点と、もたらされた変化について

問い
①スポーツにおける商業主義化が進んだ転換点はどこか 
②それによってもたらされた変化はどのようなものか

仮説
①-1,イギリスを中心とした近代スポーツの誕生
①-2,メディアの発展
①-3, プロチーム、リーグの設立(職業としての確立)
①-4,以上3つ、またはそれ以外の影響を受けながら、もしくは独立して産業に組み込もうとする働きかけ

②-1,勝利至上主義
②-2,選手個人、チームの主体性欠落

 

[三田論の仮テーマ②]
テーマ
消費者の好感度に影響が大きい重要な広告表現要素は何か

問い
消費者の好感度に影響が大きい重要な広告表現要素は何か

仮説
①ストーリー性がある
②適切な出演者の起用
③CM内のテーマソングやキャッチコピー等が有名である
④社会状況を反映している


今回先生や先輩方からたくさんのご意見をいただき、これからの方向性が見えてきました。ご指摘をいただいた点は改善し、7月には先行研究をある程度集められるように頑張りたいと思います!