こんにちは、19期の平田奈々です。
この日は、NS2本と輪読、卒論発表2名を行いました。
[NS①] 小中学校における「置き勉」はありか?
YES側
・学生の通学時の体に対する負担を軽減することができる
・計画性を持たせることで、勉強の効率性もあがる
NO側
・学習意欲を低下させるのではないか
・勉強習慣を阻害するのではないか
そもそも家庭学習にはあまり効果がないとの調査もあり、必要がないのでは?
との声もありました。
実際の小中学生時代の体験談などでも話が盛り上がりました。
体への影響は小さくないようです。。
[NS②] 勝負の場において、目の前の勝負に真摯に向き合うことは、最終的な目標達成より優先される事項なのか
プロスポーツという点で考え、
・スポンサー契約企業の視点
・お客様を楽しませるという視点
での意見が出ました。
YES側→試合の内容が大事ではないか
NO側→試合の結果が大事ではないか
スポーツマンシップや美徳、品格など結果以外に求められるものを、
どの程度明文化するかについても議論が及びました。
[輪読]
橋本寿郎『戦後日本経済の成長構造 企業システムと産業政策分析』
問い:日本独自の戦後企業システムは、どのようにして形成されたのか
答え:戦後の様々な制約条件を乗り越えるために省エネ型システムを構築したが、それが70年以降の世界情勢(石油危機等)に対して適応的であったことから、従来のアメリカ型(画一的大量生産)に代わる地位を築いた。
3本の輪読を通して、戦後の日本経済について様々な見方が存在することを確認しました。
「アメリカになりきれなかった」状況が結果的に成長を生んだ、というのは皮肉ながらも興味深いです。
[卒論発表①] 三村さん「中食増加から見る食と家庭」
問い:なぜ中食は増加したのか。
仮説:利便性の追求(女性の社会進出などの社会背景)
+「手を加えた」「調理感」を求める親の意識、家族で食卓をかこむ意識の向上
[卒論発表②] 徳永さん「日本の高等教育―産業界とのかかわりに着眼して―」
問い:近年の高等教育改革にはどのような背景があるか
仮説:産業界の要請が強くなってきている
こんなに暑い日が続くと、家で調理するよりも中食がいいなぁ、と思ってしまいます。