5月7日(月) ゼミ日誌

5月7日(月) ゼミ日誌

今日輪読の集まりがあったにも関わらず、輪読本を忘れた13期の深澤です。一緒の班のけーたんとあきおたんにはご迷惑をおかけしました。
5月の時点でぼろが出始めていて怖いですね、気をつけます。



さて5月7日のゼミ内容を報告していきます。

✿4限
・ニューススピーチ(古川さん)
【記事】toto、サッカー以外も検討 議連、法改正めざす 朝日新聞2012/4/28
【概要】スポーツ振興くじtoto」について、与野党の国会議員140人で作るスポーツ議員連盟は、サッカー・Jリーグに限定しているくじを他の競技でも実施できるよう、法改正に着手する方針を固めた。
【問題提起】totoの対象をサッカー以外のスポーツにも広げるべきか
【見解】広げるべきではない
・賭けごとの金銭でスポーツ振興を図ることの倫理的な問題
・他のスポーツでJリーグのような収益を挙げられるのか
・スポーツの品位を下げてしまう
また広げるべきと考えている方からは、サッカーだけに限らずやってみる価値はある、スポーツ振興になるという意見がありました。

・輪読
米倉誠一郎著『経営革命の構造』第一章 イギリス産業革命の技術と企業家
担当:岩見、小林、政木、松村

【問い】イギリス産業革命期における企業家像とは?
【答え】技術を組み合わせることにより、市場機会を創造する人。
【問題提起】
①現代の日本においてスペシャリストの育成を目的とした教育と、ジェネラリストの育成を目的とした教育のどちらを主流にすべきだろうか。
現代の日本の企業にとって、大学の理想として等の様々な視点から議論しました。
産業革命期において、産業をより促進させるために発明の情報は、(1)有償で公開すべき(2)無償で公開すべき(3)秘匿すべきか。
意見としては、有償で公開すべきが一番多かったです。秘匿するのならば、個人的な利益しか上がらず、無償では社会的利益しか上がらないので、折衷案である有償が良いのではないかという意見、秘匿していても結局公開することになるのではないかという意見が見られました。

✿5限
・ニューススピーチ(吉田さん)
【記事】違法ダウンロードに罰則、民自公合意、著作権保護を強化 日本経済新聞 2012/4/14
【概要】民自公の三党は13日、違法にインターネットに配信されていると知っているのに音楽や映像などをダウンロードした場合に罰則を科す方針で大筋合意した。
【問題提起】インターネット上の違法ダウンロードを罰則化すべきか
【見解】罰則貸すべきでない
・違法性を認識していたかを検証するのが非常に困難
・違法ダウンロードは未成年者が多く、彼らの摘発で抑止効果を狙うのは青少年健全育成の面で問題がある
・根本である違法アップロードの取り締まりを厳しくする方が先決なのではないか
また反対派としては、権利は守られるべきであり、例え実行しなくても抑止力になり得るのではないかという意見が出ました。

・輪読
米倉誠一郎著『経営革命の構造』第二章 アメリカにおける経営革命の構造
担当:片桐、中西、山田(来)

【問い】19世紀後半から20世紀にかけてのアメリカで現代企業はどのようにそうしゅつされたか
【答え】①鉄道の発達が企業の成長、活躍の場を提供した
②規模の経済の実現のために鉄道経営の原則が他産業へと導入された
という二段階を経た
【問題提起】
①日本のバス会社も最近の事故の多発に対応して管理を一元化するために、旅行会社がバス会社を内部化すべきか
内部化すべきという意見では安全は何にも代えがたい、内部化すべきではないという意見では、旅行会社にインセンティブが無ければ内部化は無理であるという意見が出ました。
アメリカの幹線鉄道会社が、もしも私企業ではなく公企業だった場合でも、組織的経営のモデルを提供することができたのか
ここでは私企業と公企業の違いを良く考えながら議論をしました。



これで今回の報告を終わりたいと思います。
次のゼミでは、輪読の発表とまとめの議論がありドキドキです。
次回のゼミ日誌はみずえちゃんです!