自己紹介 24期 長谷川奏 / 12月18日ゼミ日誌

【自己紹介】

こんにちは。12月にもなって初めてのゼミ日誌です!

24期、商学部3年の長谷川 奏(はせがわ かなで)といいます。

…カロリー制限そろそろしなければとは思っている

…7㎝以上盛れなければヒールとは呼ばない

…田園広がる新潟出身 です。覚えてね。

應援指導部チアリーディング部門に入っていて、野球やアメフト、ラクロスなどの応援に行っています📣💙

オフの日は美術館とか庭園とかカフェとかにいます。あとはSnapchatで働いています。

24期唯一の女子ということもあり、新3年生の女の子をそれはもう心待ちにしています!👀

入ってくれた暁には女子会開きます。(同期と仲が悪いわけではありませんよ。決して。)

 

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【ゼミ日誌】
本日は4年生3人の卒論報告とニューススピーチ1本を行いました。

「2000年以降の市街地再開発事業の特徴と要因」(橋本さん)
・ Joonhwan KIM・林亜夫「市街地再開発事業の開発特性の変化とその要因分析」の論文をより拡大して、さらに全国市街地再開発協会「日本の都市再開発」を主軸に日本の市街地再開発事業に関する先行研究とコンパクトシティや都市機能の集約という都市計画系の先行研究を用いて「問い」を明らかにしてきた。
市街地再開発事業の特徴の変化としては、6大都市と地方都市で時期は異なれど、住宅併設開発の割合が増加していた。さらに6大都市では開発規模が全期間にわたって増加していたが、地方都市ではそうではなかった。新規住宅供給戸数は1975年から1998年にかけては増加していたが、1998年以降は上下している。
コンパクトシティのモデル都市では住宅併設開発割合・容積率・新規住宅供給戸数が増加している。しかし、モデル都市の人口が増加しているケースの方が少なく、市場要因ではなく、2008年の「国土のグランドデザイン2050」が制定された政治的要因が強いと考えられる。(市街地再開発事業において支給される補助金制度は変化なし)


「大学生の交友関係についてー自己開示度と対面・非対面の観点から」(木村さん)
・ オンライン、特にSNSにおける友人関係の流動性が対人相互干渉モデルに主張される開示への抑制要因となり、「異なる」グループにおける対面との差を生んだ可能性
オンライン上の友人関係の方が、より切れやすい?
・開示者側にとって、SNSや電話といったツールの脱身体性が開示度の低下に影響を及ぼした
ビデオ通話があまり想定されていない→視覚情報の差
・「開示を抑制している事実」に注目して
本研究の調査は「開示者」の主観に基づくもの
オンラインと対面に見られる情報伝達の差は
1. オンラインの脱身体性やローコンテクスト的特徴
2. それらを意識する開示者側の開示量自体の減少
の複合的要因によって生まれるのではないか
これまでの研究は1を示そうとしたものが多い
2が本研究で示された新たな示唆のひとつ
・ 対面コミュニケーションは人々に選択されている
対面での会話が選択される比率が50%超える(総務省,2015)
特に「悩みを打ち明ける」「謝罪する」等の場面
・選択化論の中で本研究が示すこと
小泉(2013)との比較
高校生にとって「会うこと」の意味は「相手への誠意」を示
すメディアとして機能しているのではないか(小泉, 2013)


「『動物化するポストモダンから見た日本社会』から考えるアニメ・漫画の消費変遷」(大森さん)
・東によれば、現代はデータベース消費へと移行したとされているが、本当にそうだろうか?
物語消費は継続的に行われていたことに対する論証
大塚によれば、物語消費の消費段階は大きく二段階ある。
①作品の「大きな物語」を獲得するため、設定資料などを読み込む(=物語消費)
②「大きな物語」を獲得することで、消費と生産両者の担い手になる(=二次創作)
消費者から共感を得る必要のあるもの。(例、ガンプラ
・データベース消費の傾向が強まった要因は、消費者と生産者どちらにあるだろうか。
生産者変化によるデータベース消費の流行
東の主張する物語(80年代)→データベース(90年代)の消費者変化ではなくアニメ産業の拡大が魅力的なキャラクター誕生に大きく寄与したのではないか。また、物語の補填としてノベルゲームが流行したのではなく、メディアミックスが浸透した結果としてゲームを手に取る人が増えただけではないか(動物化?社会的な存在?)

 

◯ニューススピーチ(河野さん)

問い 
KADOKAWAの出版本の刊行中止は社会的に見て妥当か」

Yes側の意見🙆‍♀️
・国民による刊行中止を求める抗議はこれもまた表現の自由の権利
・トランス差別を過激に助長する内容
・過激なヘイトは当事者を大いに傷つける可能性がある倫理的問題

No側の意見🙅‍♀️
表現の自由
・読んだうえで抗議や批判するべき
知る権利の剥奪(10カ国ほどで翻訳し出版されている)

 

次回も卒論報告続きます!

 

24期 長谷川奏

12月14日 ゼミ日誌

こんにちは!今回の日誌を担当いたします、24期の水野です。

 

三田の銀杏はもう8割ほど散ったでしょうか、地面を埋め尽くしていた黄色い葉もずいぶんと片付けられた印象です。キャンパスでは道ゆく人が厚着をしており、年の瀬をひしひしと感じています。

ちなみにこの記事を鼻水をズルズルさせながら書いています、風邪に気をつけて過ごしましょう。M-1GPは完全な健康体で観れるように回復に努めます。

 

さての本日は、

ジャン・ボードリヤール著「消費社会の神話と構造」

◯ニューススピーチ×2

を取り扱いました。

ゼミ生一同、相変わらず難解な著書を前に苦戦を強いられておりますが、先生の必死の解説により、なんとかついていっている状況です。

 

また、3年生は三田論執筆を年内に片付けるべく、鋭意取り組んでおります。ご期待ください。

 

それではまた次の機会にお目にかかりましょう。

 

こんにちは、24期の野村です。最近寒くなってきましたね。おかげで夜は布団にくるまって震えるこの頃です。

 

さて、昨日のゼミではニューススピーチ1つと輪読を行いました。

 

ニューススピーチのテーマは、「官房機密費」についてでした。恥ずかしながら初めて知ったのですが、「官房機密費」とは、国の施策を円滑に進めるための経費だそうです。毎年数十億円の予算が計上されているものの、使い道は明らかにされないのだとか。「官房機密費の公開を義務化するべきか」というのが今回の問いになります。

 

ゼミ員の意見を聞いたところ、YesとNoでかなり意見が分かれた印象です。

Yes側の主張のメインは、使い道が不適切でないか国民がチェックすることができるというものでした。実際、今回の社説で述べられたように、議員の失言によってのみ情報が明らかになるという現状には、少し問題意識も感じます。

一方、No側の主張としては、情報によっては国の施策に不利益をもたらすというものでした。その例としてスパイがあげられ、情報が開示されたときは彼らが危険であるという指摘もありました。

 

折衷案に近いものが期限付きの公開です。アメリカでは重要文書の公開期限は25年と定められているので、それにならって一定の期間内の公開を義務化するという考えです。これなら、即時に公開すると困る情報を保護しつつ、国民が監視を行えるますね。ただし、その期限をどれくらいに設定するのか、官房機密費の使い道に問題があったとき誰が責任を負うのか、といった問題点は残っており、まだまだ議論の余地が多そうです。

 

輪読は、引き続きボードリヤールの「消費社会の神話と構造」です。

 

今回は第三部の3,4を扱いました。

3のテーマは「余暇」、4のテーマは「気づかい」になります。

「余暇」と聞くと、暇で自由な時間というイメージですが、実際にはそうではないと述べられています。余暇は有効に消費するべきという考えが社会的に広がっており、私たちの行動に影響を及ぼしているという話でした。確かに、一日中ダラダラして過ごしたあと罪悪感を感じたりしますよね。逆に空いた時間で有意義なことをすると、達成感を感じたり。だから、この話は少し納得がいくものでした。

 

「気づかい」の方では、人々が見せる気づかいも、また社会通念に基づいているのだと述べられていました。例えば、仕事でお客さんに丁寧な接客をすることも、おばあちゃんに席を譲ったりすることも、すべて「そうあるべき」という価値観に基づいているもので、親切心は関係ないという話でした。この話には少し納得いかない気持ちもありつつ、といった感じです。

 

どちらの章でも、私たちは自分たちの根底にある社会通念から逃れられないという話でした。面白い話だとは思いますが、ボードリヤールの主張を聞いていると、そんなことないと反論したくなります。論理はわかるけど、モヤモヤとしたものを感じるというか。そんなとき、自分ひとりでは思いつかないような反例をゼミ員たちが挙げる様子を見て、議論の楽しさを感じる毎日です。

 

長くなりましたが、以上がゼミの活動報告になります。お付き合いいただきありがとうございました!

2023年 12月7日 ゼミ日誌

こんにちは。24期の東城です。お久しぶりです。

先日風邪を引きまして二週間ほどこじらせています。鼻水が止まらないです。気をつけましょう。

 

本日のゼミではニューススピーチと輪読を行いました。

 

ニューススピーチは合計で二本行いました。

①紹介状なしの受診、「特別料金」増額相次ぐ 7千円以上の義務化拡大

問いとしては「「特別料金」対象病院の拡大、引き上げは望ましい政策であったか」

YES側の意見として

・症状の軽重に応じて診療所と病院の役割を明確化
・患者の集中を防ぎ、大病院の負担軽減
・患者の待ち時間軽減につながる

NO側の意見として

・患者は意図しない特別料金を支払う可能性がある
・患者は大病院で診てもらうことで安心感を得ることができる
・患者が自由に病院を選択することができない

などが挙げられました。病院の負担軽減やその防止策が「特別料金」である必要性などが議論になりました。

 

経済産業省による広告企業3社に対する審査基準や手数料水準の広告主への開示要請

問いとしては「デジタル広告企業に対する審査基準や手数料水準の開示要請は適切か?」

YES側の意見として

・広告主に対する審査基準や手数料水準の開示は、デジタル広告市場の透明性を向上させる。
・開示により、広告主はより公正な競争環境で広告活動を行うことができる。
・不透明な手数料や審査基準は消費者に不利益をもたらす可能性があり、開示は消費者保護に資する。

NO側の意見として

・デジタル広告企業に対する過度な規制は、イノベーションの阻害につながる可能性がある。
・デジタル広告業界は自主的に透明性を高める努力をしており、政府の介入は必要ない。
・審査基準や手数料水準の開示は、実務上の困難を伴い、企業の負担を増大させる。

などが挙げられました。情報開示に対するコストやデメリットが議論になりました。

 

輪読では引き続きボードリヤールの「消費社会の神話と構造」を扱いました。

第三章の消費社会における消費対象のケースを紹介するなかで、今回は肉体やセックスについてが主なテーマでした。人間が元来有するこのような概念まで消費社会のシステムに含まれるのか?と疑問を抱きつつ参加しましたが、やはり人々の肉体やセックスに対する価値観が古代から現代にかけて変化していることなどから、確かに消費社会のシステムの範疇だという主張を認めざるを得ない部分があると考えました。

いや~、難しいです、文体も内容も。発想は画期的だと思いますが実際に会いたいとは思わない人かもしれないです。残りの輪読でなんとかボードリヤールの良いところを見つけるように頑張ります。

 

本日の内容は以上です。次回いつここに現れるかわかりませんが、その時はよろしくお願いします。

2023年 11月30日 ゼミ日誌

 

こんにちは!24期大石です!

本日のゼミでは(1)輪読と(2)ニューススピーチを行いました。

 

(1)ニューススピーチ

今回のニューススピーチのお題は「熊被害の増加」でした。

最近野生のクマが東北地方などで人を襲うニュースが増えていますね...

地球温暖化を受けて熊が山間部では食料が不十分で、市街地に現れる「アーバンベア」なる熊が出現しているということも今回で学びました。そんな言葉があるんですね...!

 

人間が利己的な行動によって変えてしまった自然の摂理、それによって生まれた被害。そのような悲しい話は世界には多いですが、ご多分に漏れず今回のテーマもそうでしょう。今後、政府がこの問題に対してどうメスを入れるのか、注目していきたいですね。

 

(2)輪読

今回もボードリヤールの消費社会の神話と構造を読みました。

この世界はシステムでできている。重要なのはものそのものではなく、「関係性」である。という彼の主張が繰り返される回でした。

 

特に今回興味深いなと感じたのは「アート」の話でした。(読み間違えていたらすみません、先生のお話を記録したものなので恐らく間違いはないとは思いますが...)

 

従来アートというものは、その作品に秘められた価値や連綿と続いてきた伝統から生まれる価値が存在する、という価値観があった。→これに対するアンチテーゼとしてポップアートが生まれた。→ポップアートの芸術家たちは「どんなものにでも価値が生まれる」ということを自身の作品を通じて人々に知らしめた。⇔はずだったが、ボードリヤールはそれすらも否定する、と。従来の芸術を否定するポップアートを否定するボードリヤールという構図ですね。「どんなものにでも価値がある」のではないと彼は主張します。大切なのは「関係性」であると。人が価値があるということによってその商品は価値があると決まる、という話ですね。普遍的な存在(例えばキャンベルスープ)に価値があるのではなく、価値があるといわれるから価値があるのだと。

 

面白い話だなって思いました笑。

アートって難しいですもんね。特に海外のファッションショーとか見ていても全くわかりません。あるyoutuberがランウェイに乱入して、適当に自作した服を着てランウェイを歩いたら賞賛されるかという動画を挙げていました。その動画では全く否定されることなく拍手をされていました。まさに!芸術って何!?って感じです笑。

個人的な話ですが、この手のシニカルな笑いは好きです。

 

以上輪読のお話でした。

 

12/6現在、一次選考が閉め切られていますが、希望者のみなさんがしっかりされていて素晴らしいですね😢来年が非常に楽しみです。選考当日はよろしくお願いします。お互い緊張せずに頑張りましょう...!

 

とうとう今年も1か月を切りました。3年生としての1か月、就活生としての1か月、大学生としての1か月、人生の中での1か月。どの視点に立ったとしても、より良い1か月になるように研鑽を積みたいと思います🔥

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!また会いましょう!

間違いなく今年はもう書かないので少し早いですが、よいお年を。

またOBOG会にご出席される方がいらっしゃれば、その際はどうぞよろしくお願いいたします。

 

それでは!

 

三田祭・三田論

こんにちは~24期の大石純之介です!

 

今日も今日とて寒いですね。ずっと寒い寒い言ってます。冬は語彙力が低下してしまう時期なんです。

 

今日は三田論最終日(AM10:14)ということでゼミ日誌を書いています。

平野ゼミとしては三田論を展示するためにここまで数か月時間をかけてきました。それが展示され、今日で終わりというのは少し寂しさもありますね。

 

今回のテーマである学生街は当初はこのゼミのテーマである消費社会論とは絡ませるつもりもなく、また絡むとも考えていなかったのですが、先行研究のリサーチをしながら方向性を固めていく段階で結果的に消費社会論とバチバチに絡んだものになりました笑

もう少し先行研究を早期にリサーチすることができ、かつマッピングの年度&場所のバラエティを拡充することができていればより質の高いものにできたかも、とは思うものの、消費社会論に対する興味も増したテーマだったので良かったかなと思います。(本心ですよ笑)(白鳥ボートの変遷についても研究してみたかったです(泣)が、しかし票数0で泣く泣く棄却しました(泣)同期のみんなはこの情熱を理解してくれませんでした...!(泣))

 

というか11月早くないですか?(泣)

師走なら早くても許してあげるんですけど許せないですよね(怒)

残り僅かな2023年もできる限り充実させたいものですね。なーんて暖炉の前のソファでゆっくりコーヒー飲んでるみたいなセリフはいうことはできず、残り1か月で死ぬ気で色々頑張らないとなって思う今日この頃です笑。

 

このブログを見てくださっている方はもしかしたら入ゼミを検討してくださっている方かもしれませんね。どうですか?ゼミの目途はついてきましたか?絞れてきましたか?もうそんなこと言っている時期でもないですかね?笑

ゼミは良くも悪くも自分の人生を変える選択のはずです。(もちろんどこまで自分が頑張れるかもあります、環境を言い訳にすべきではないことも確かです、どんな時もどんな場所でも輝ける人が1番かっこいいですからね☆)安易な行動をせず、残りの時間をじっくりとゼミ選びやゼミ選考の対策に充てていきましょう!そのうえでこの平野ゼミがいいな、ここで2年間過ごしたいな、そう考えてくれればこちらとしては感謝感激雨嵐です。ゼミに入会してくれた際は丁重に扱わせていただきます。とにもかくにも「平野ゼミは頑張るあなたを応援しています」

 

入ゼミ試験については、特に堅くならなくても大丈夫です。

特に卒論レポートについては他のゼミには存在しない課題であり、掴みにくいと感じるものかもしれませんが、そこまで気張る必要はありません。自分の興味関心を投影させるための鏡として存在するだけです。就活でも自己分析なるものが存在しますが、それのファーストステップみたいな感じで臨んでみてもいいかもしれません。今自分は何に興味を持っているの?なんでそう思うの?人生では何をやりたいの?逆に人生で避けたいものは何?などなど。自分に問いかけてみるのです。平野先生もおっしゃっていましたが、卒論は大きなエネルギーを伴うものです。興味関心が大きくなければ続くものも続きません。エネルギーを出しつくしてももいいな、自分の貴重な時間を注いでもいいなと思えるテーマを見つけてみましょう...!(1月の卒論報告を怯えている自分が言うのもなんですが...笑、まじでやばい、本当にやばい、どうしよう...)

 

書きたいことも書き尽くしたのでここらへんで筆をおかせていただきます。(キーボードから指を離させていただきます)またいつかお会いしましょう~!!もしよければゼミの一次選考で!笑。それでは!(^▽^)/

11月16日 ゼミ日誌

24期の谷田です。

急に寒くなりましたね。羽毛布団やダウンジャケットなど鳥さんが恋しくなる季節が近づいてきました。

 

さて、本日は三田論最終報告でした。

改めて、今年の三田論テーマは「学生街の変容」です。内容や展示方法についてフィードバックをいただきました。

 

三田祭まで残り1週間、気引き締め直してがんばりましょう!

 

2年生の方々へ

本日、ホームページに選考方法の案内を掲載しました。

忙しいかと思いますが、入ゼミに向けてがんばってください!

ゼミ生一同、皆さんに会えるのを楽しみにしています!