12月14日 ゼミ日誌

こんにちは!今回の日誌を担当いたします、24期の水野です。

 

三田の銀杏はもう8割ほど散ったでしょうか、地面を埋め尽くしていた黄色い葉もずいぶんと片付けられた印象です。キャンパスでは道ゆく人が厚着をしており、年の瀬をひしひしと感じています。

ちなみにこの記事を鼻水をズルズルさせながら書いています、風邪に気をつけて過ごしましょう。M-1GPは完全な健康体で観れるように回復に努めます。

 

さての本日は、

ジャン・ボードリヤール著「消費社会の神話と構造」

◯ニューススピーチ×2

を取り扱いました。

ゼミ生一同、相変わらず難解な著書を前に苦戦を強いられておりますが、先生の必死の解説により、なんとかついていっている状況です。

 

また、3年生は三田論執筆を年内に片付けるべく、鋭意取り組んでおります。ご期待ください。

 

それではまた次の機会にお目にかかりましょう。

 

こんにちは、24期の野村です。最近寒くなってきましたね。おかげで夜は布団にくるまって震えるこの頃です。

 

さて、昨日のゼミではニューススピーチ1つと輪読を行いました。

 

ニューススピーチのテーマは、「官房機密費」についてでした。恥ずかしながら初めて知ったのですが、「官房機密費」とは、国の施策を円滑に進めるための経費だそうです。毎年数十億円の予算が計上されているものの、使い道は明らかにされないのだとか。「官房機密費の公開を義務化するべきか」というのが今回の問いになります。

 

ゼミ員の意見を聞いたところ、YesとNoでかなり意見が分かれた印象です。

Yes側の主張のメインは、使い道が不適切でないか国民がチェックすることができるというものでした。実際、今回の社説で述べられたように、議員の失言によってのみ情報が明らかになるという現状には、少し問題意識も感じます。

一方、No側の主張としては、情報によっては国の施策に不利益をもたらすというものでした。その例としてスパイがあげられ、情報が開示されたときは彼らが危険であるという指摘もありました。

 

折衷案に近いものが期限付きの公開です。アメリカでは重要文書の公開期限は25年と定められているので、それにならって一定の期間内の公開を義務化するという考えです。これなら、即時に公開すると困る情報を保護しつつ、国民が監視を行えるますね。ただし、その期限をどれくらいに設定するのか、官房機密費の使い道に問題があったとき誰が責任を負うのか、といった問題点は残っており、まだまだ議論の余地が多そうです。

 

輪読は、引き続きボードリヤールの「消費社会の神話と構造」です。

 

今回は第三部の3,4を扱いました。

3のテーマは「余暇」、4のテーマは「気づかい」になります。

「余暇」と聞くと、暇で自由な時間というイメージですが、実際にはそうではないと述べられています。余暇は有効に消費するべきという考えが社会的に広がっており、私たちの行動に影響を及ぼしているという話でした。確かに、一日中ダラダラして過ごしたあと罪悪感を感じたりしますよね。逆に空いた時間で有意義なことをすると、達成感を感じたり。だから、この話は少し納得がいくものでした。

 

「気づかい」の方では、人々が見せる気づかいも、また社会通念に基づいているのだと述べられていました。例えば、仕事でお客さんに丁寧な接客をすることも、おばあちゃんに席を譲ったりすることも、すべて「そうあるべき」という価値観に基づいているもので、親切心は関係ないという話でした。この話には少し納得いかない気持ちもありつつ、といった感じです。

 

どちらの章でも、私たちは自分たちの根底にある社会通念から逃れられないという話でした。面白い話だとは思いますが、ボードリヤールの主張を聞いていると、そんなことないと反論したくなります。論理はわかるけど、モヤモヤとしたものを感じるというか。そんなとき、自分ひとりでは思いつかないような反例をゼミ員たちが挙げる様子を見て、議論の楽しさを感じる毎日です。

 

長くなりましたが、以上がゼミの活動報告になります。お付き合いいただきありがとうございました!

2023年 12月7日 ゼミ日誌

こんにちは。24期の東城です。お久しぶりです。

先日風邪を引きまして二週間ほどこじらせています。鼻水が止まらないです。気をつけましょう。

 

本日のゼミではニューススピーチと輪読を行いました。

 

ニューススピーチは合計で二本行いました。

①紹介状なしの受診、「特別料金」増額相次ぐ 7千円以上の義務化拡大

問いとしては「「特別料金」対象病院の拡大、引き上げは望ましい政策であったか」

YES側の意見として

・症状の軽重に応じて診療所と病院の役割を明確化
・患者の集中を防ぎ、大病院の負担軽減
・患者の待ち時間軽減につながる

NO側の意見として

・患者は意図しない特別料金を支払う可能性がある
・患者は大病院で診てもらうことで安心感を得ることができる
・患者が自由に病院を選択することができない

などが挙げられました。病院の負担軽減やその防止策が「特別料金」である必要性などが議論になりました。

 

経済産業省による広告企業3社に対する審査基準や手数料水準の広告主への開示要請

問いとしては「デジタル広告企業に対する審査基準や手数料水準の開示要請は適切か?」

YES側の意見として

・広告主に対する審査基準や手数料水準の開示は、デジタル広告市場の透明性を向上させる。
・開示により、広告主はより公正な競争環境で広告活動を行うことができる。
・不透明な手数料や審査基準は消費者に不利益をもたらす可能性があり、開示は消費者保護に資する。

NO側の意見として

・デジタル広告企業に対する過度な規制は、イノベーションの阻害につながる可能性がある。
・デジタル広告業界は自主的に透明性を高める努力をしており、政府の介入は必要ない。
・審査基準や手数料水準の開示は、実務上の困難を伴い、企業の負担を増大させる。

などが挙げられました。情報開示に対するコストやデメリットが議論になりました。

 

輪読では引き続きボードリヤールの「消費社会の神話と構造」を扱いました。

第三章の消費社会における消費対象のケースを紹介するなかで、今回は肉体やセックスについてが主なテーマでした。人間が元来有するこのような概念まで消費社会のシステムに含まれるのか?と疑問を抱きつつ参加しましたが、やはり人々の肉体やセックスに対する価値観が古代から現代にかけて変化していることなどから、確かに消費社会のシステムの範疇だという主張を認めざるを得ない部分があると考えました。

いや~、難しいです、文体も内容も。発想は画期的だと思いますが実際に会いたいとは思わない人かもしれないです。残りの輪読でなんとかボードリヤールの良いところを見つけるように頑張ります。

 

本日の内容は以上です。次回いつここに現れるかわかりませんが、その時はよろしくお願いします。

2023年 11月30日 ゼミ日誌

 

こんにちは!24期大石です!

本日のゼミでは(1)輪読と(2)ニューススピーチを行いました。

 

(1)ニューススピーチ

今回のニューススピーチのお題は「熊被害の増加」でした。

最近野生のクマが東北地方などで人を襲うニュースが増えていますね...

地球温暖化を受けて熊が山間部では食料が不十分で、市街地に現れる「アーバンベア」なる熊が出現しているということも今回で学びました。そんな言葉があるんですね...!

 

人間が利己的な行動によって変えてしまった自然の摂理、それによって生まれた被害。そのような悲しい話は世界には多いですが、ご多分に漏れず今回のテーマもそうでしょう。今後、政府がこの問題に対してどうメスを入れるのか、注目していきたいですね。

 

(2)輪読

今回もボードリヤールの消費社会の神話と構造を読みました。

この世界はシステムでできている。重要なのはものそのものではなく、「関係性」である。という彼の主張が繰り返される回でした。

 

特に今回興味深いなと感じたのは「アート」の話でした。(読み間違えていたらすみません、先生のお話を記録したものなので恐らく間違いはないとは思いますが...)

 

従来アートというものは、その作品に秘められた価値や連綿と続いてきた伝統から生まれる価値が存在する、という価値観があった。→これに対するアンチテーゼとしてポップアートが生まれた。→ポップアートの芸術家たちは「どんなものにでも価値が生まれる」ということを自身の作品を通じて人々に知らしめた。⇔はずだったが、ボードリヤールはそれすらも否定する、と。従来の芸術を否定するポップアートを否定するボードリヤールという構図ですね。「どんなものにでも価値がある」のではないと彼は主張します。大切なのは「関係性」であると。人が価値があるということによってその商品は価値があると決まる、という話ですね。普遍的な存在(例えばキャンベルスープ)に価値があるのではなく、価値があるといわれるから価値があるのだと。

 

面白い話だなって思いました笑。

アートって難しいですもんね。特に海外のファッションショーとか見ていても全くわかりません。あるyoutuberがランウェイに乱入して、適当に自作した服を着てランウェイを歩いたら賞賛されるかという動画を挙げていました。その動画では全く否定されることなく拍手をされていました。まさに!芸術って何!?って感じです笑。

個人的な話ですが、この手のシニカルな笑いは好きです。

 

以上輪読のお話でした。

 

12/6現在、一次選考が閉め切られていますが、希望者のみなさんがしっかりされていて素晴らしいですね😢来年が非常に楽しみです。選考当日はよろしくお願いします。お互い緊張せずに頑張りましょう...!

 

とうとう今年も1か月を切りました。3年生としての1か月、就活生としての1か月、大学生としての1か月、人生の中での1か月。どの視点に立ったとしても、より良い1か月になるように研鑽を積みたいと思います🔥

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!また会いましょう!

間違いなく今年はもう書かないので少し早いですが、よいお年を。

またOBOG会にご出席される方がいらっしゃれば、その際はどうぞよろしくお願いいたします。

 

それでは!

 

三田祭・三田論

こんにちは~24期の大石純之介です!

 

今日も今日とて寒いですね。ずっと寒い寒い言ってます。冬は語彙力が低下してしまう時期なんです。

 

今日は三田論最終日(AM10:14)ということでゼミ日誌を書いています。

平野ゼミとしては三田論を展示するためにここまで数か月時間をかけてきました。それが展示され、今日で終わりというのは少し寂しさもありますね。

 

今回のテーマである学生街は当初はこのゼミのテーマである消費社会論とは絡ませるつもりもなく、また絡むとも考えていなかったのですが、先行研究のリサーチをしながら方向性を固めていく段階で結果的に消費社会論とバチバチに絡んだものになりました笑

もう少し先行研究を早期にリサーチすることができ、かつマッピングの年度&場所のバラエティを拡充することができていればより質の高いものにできたかも、とは思うものの、消費社会論に対する興味も増したテーマだったので良かったかなと思います。(本心ですよ笑)(白鳥ボートの変遷についても研究してみたかったです(泣)が、しかし票数0で泣く泣く棄却しました(泣)同期のみんなはこの情熱を理解してくれませんでした...!(泣))

 

というか11月早くないですか?(泣)

師走なら早くても許してあげるんですけど許せないですよね(怒)

残り僅かな2023年もできる限り充実させたいものですね。なーんて暖炉の前のソファでゆっくりコーヒー飲んでるみたいなセリフはいうことはできず、残り1か月で死ぬ気で色々頑張らないとなって思う今日この頃です笑。

 

このブログを見てくださっている方はもしかしたら入ゼミを検討してくださっている方かもしれませんね。どうですか?ゼミの目途はついてきましたか?絞れてきましたか?もうそんなこと言っている時期でもないですかね?笑

ゼミは良くも悪くも自分の人生を変える選択のはずです。(もちろんどこまで自分が頑張れるかもあります、環境を言い訳にすべきではないことも確かです、どんな時もどんな場所でも輝ける人が1番かっこいいですからね☆)安易な行動をせず、残りの時間をじっくりとゼミ選びやゼミ選考の対策に充てていきましょう!そのうえでこの平野ゼミがいいな、ここで2年間過ごしたいな、そう考えてくれればこちらとしては感謝感激雨嵐です。ゼミに入会してくれた際は丁重に扱わせていただきます。とにもかくにも「平野ゼミは頑張るあなたを応援しています」

 

入ゼミ試験については、特に堅くならなくても大丈夫です。

特に卒論レポートについては他のゼミには存在しない課題であり、掴みにくいと感じるものかもしれませんが、そこまで気張る必要はありません。自分の興味関心を投影させるための鏡として存在するだけです。就活でも自己分析なるものが存在しますが、それのファーストステップみたいな感じで臨んでみてもいいかもしれません。今自分は何に興味を持っているの?なんでそう思うの?人生では何をやりたいの?逆に人生で避けたいものは何?などなど。自分に問いかけてみるのです。平野先生もおっしゃっていましたが、卒論は大きなエネルギーを伴うものです。興味関心が大きくなければ続くものも続きません。エネルギーを出しつくしてももいいな、自分の貴重な時間を注いでもいいなと思えるテーマを見つけてみましょう...!(1月の卒論報告を怯えている自分が言うのもなんですが...笑、まじでやばい、本当にやばい、どうしよう...)

 

書きたいことも書き尽くしたのでここらへんで筆をおかせていただきます。(キーボードから指を離させていただきます)またいつかお会いしましょう~!!もしよければゼミの一次選考で!笑。それでは!(^▽^)/

11月16日 ゼミ日誌

24期の谷田です。

急に寒くなりましたね。羽毛布団やダウンジャケットなど鳥さんが恋しくなる季節が近づいてきました。

 

さて、本日は三田論最終報告でした。

改めて、今年の三田論テーマは「学生街の変容」です。内容や展示方法についてフィードバックをいただきました。

 

三田祭まで残り1週間、気引き締め直してがんばりましょう!

 

2年生の方々へ

本日、ホームページに選考方法の案内を掲載しました。

忙しいかと思いますが、入ゼミに向けてがんばってください!

ゼミ生一同、皆さんに会えるのを楽しみにしています!

2023年11月8日

こんにちは!(こんばんは!)

平野ゼミ24期3年の大石純之介と申します!

24期の自己紹介コーナーに乗り遅れてしまったので遅ればせながら自己紹介をさせていただきます🙇‍♂️

 

名前:大石純之介(オオイシジュンノスケ)

出身:埼玉県熊谷市(暑いことにアイデンティティを感じている特異な土地です)

趣味:サッカー観戦(アーセナルマンチェスターシティ、ブライトンよく見てます!ミーハーです笑)

所属:FrontRunner(社会問題) まとい(地域活性化)慶應地理クラブ(散歩?)(地理)

好きな食べもの:納豆カレー(めちゃくちゃ美味しいです...!)

好きな歌手:藤井風(2回ライブ&2回出身地の岡山県里庄に行きました!)、菅田将暉(2月に武道館行きました!)、Vaundy(12月にライブ行きます!)

座右の銘:Help Ever Hurt Never(藤井風の受け売りです笑)

 

入ゼミを考えてる方、もしくはOBOGの方で何か1つでも共通点とかあれば嬉しいです!

納豆カレーの是非については反対意見どしどしお待ちしております。論破します。

 

今回のゼミ(2023年11月9日)は、23期先輩方の卒論報告がありました!

先輩方の卒論は、平野ゼミの「卒論テーマ自由」という方針通り、皆さん異なる分野のテーマを扱っているため、オーディエンスとしては聞いていて非常に楽しいです☺️

 

今回発表回だった先輩方のテーマは、①コンパクトシティ②ペット③物語消費&データベース消費④レトロ消費の4テーマでした。コンパクトシティ(将来仕事で関わってみたいものです)にも、ペット(今回先輩が定義されたペットが犬であり、猫派の僕はこの悲しき事実を受け入れることができませんが...笑)にも、漫画(ワンピースは50周くらいしてます、こんな自慢しかできませんが笑)にも、昭和レトロ(嫌いじゃないのですが特に書くことがありませんでした😭)も好きな自分にとってはどのテーマも面白かったです!

 

@先輩方 卒論完成まで残り数ヶ月、順調に卒論が完成すること願っております...!!

 

自分が来年はこの立場になるとビビり散らかします。後輩から受けた質問にうまく答えることができるでしょうか。そもそも卒論のテーマを自信を持って説明できるでしょうか。こわい。

 

まあまずは就活頑張らねばという感じですね笑

 

気づけば11月。4月から始まったゼミも半年が過ぎ、残り3ヶ月となりました。先輩とお会いできるのも3ヶ月。3年というモラトリアム(?)を享受できるのも3ヶ月です。

 

やっぱり先輩とし来年入って来る後輩にいい格好を見せたい。そのためにも残り3ヶ月で成長したいものです。

この先輩違うぞ!?って思わせる方法は、①めちゃくちや頭が切れる②キャラがぶっ飛んでるの2つかなと個人的には思うのですが、ここまでの文章読んでわかると思いますが確実に②ではないんですね。となると、前者しかないと。もしも頭が切れるかっこいい先輩を演出できない、そう悟った時は②にするために急激にキャラ変に走ります。髪の毛すごいことになります。服も世紀末風になります。食事も主食はドーナツに変わります。趣味はモスバーガーでスマイルくださいと注文することになります。同期のみんな今の大石純之介は就活終わったら見れなくなるかもしれませんごめんよ😭

そうならないためにも残り3ヶ月いい時間が過ごせるように精進したいと思います。

 

寒暖差が大きい季節です。お互い体に気をつけて1日1日を過ごしていきましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました!駄文をここまで読んでくださった素晴らしいみなさんには今日何かいいことが必ずあります!楽しんで笑

またどこかで会いましょう(?)