11月16日ゼミ日誌

こんにちは。現在大学四年生の17期の加藤達也です。更新が前後してしまって申し訳ありません。

11月に入って急激に寒くなった気がします。普段は家にこもっている自分でもそう感じるので、外の気温は相当だろうと想像を膨らませています。家の中でも季節を感じるところはあり、冬が近づくと水回りの家事がとにかく大変です。日々の生活の中に季節を感じながらも、残りの大学生活を過ごそうと思います。

さて、今回のゼミは卒論の中間報告と先生ご本人による小林一三の発表が行われました。

卒論の中間報告では、何度も行っていることもあり四年生にも慣れを感じました。ドラフト提出間際という事もあって、内容も調査中心で聞きごたえのあるものでした。様々な理論をもとに自らの主張の論拠をいかにして提示するかは、卒論執筆のなかで最もつらく、反面形になるととても立派なものになるように思えます。
平野ゼミでは卒論の扱うテーマが各々の自由であるため、個性の強いものが並びます。今回の発表では「オムニチャネル」「女性の市場通」「中野について」というものでした。一見すると統一性がないようですが、発表を聞くと、随所にゼミで学んだ調査で気を付けるべきことや社会学の知識がちりばめられていることがわかります。
卒論の発表では今まで知り得なかった様々な知識が飛び交うのも魅力の一つです。他の人の発表を聞いて、この知識は自らの論文に使えそうだと感じた経験が自分にもあります。様々なところで切磋琢磨できるのだと実感するばかりです。

先生の発表はその週の週末に行われた講演会の予行練習も兼ねていたものでした。こういった回があると、自分は大学教授のもとで学んでいるのだと再確認できて身が引き締まります。内容は阪急グループの創業者であり慶応義塾大学出身の小林一三の人生と、そのなかで福澤諭吉の教えがどのように活きていたのかというものでした。個人の感想としては、登場人物の多くが慶応義塾大学出身であることに驚いていました。当時の方が学閥という意識が強かったのか、慶応義塾大学出身者が皆優秀だったのか、はたまた両方なのか。発表を聞きながら考えを巡らせていました。

ゼミを18時まで行っていると、日々の日が短くなることとに気づかされます。それに気づいた時、もう自分が参加できるゼミも数少ない事実を否が応でも突きつけられてしまいます。長いようで短かったゼミ生活ももうすぐ幕引きです。月並みな言葉ではありますが、悔いの残らないように精いっぱい日々の活動に努めたいと思います。