10月20日 ゼミ日誌

こんにちは。17期の加藤達也です。
最近急に寒くなったり、翌日には暖かくなったりと秋と夏を行ったり来たりしているような気候です。そんな季節がわかりにくい今日ですが、キャンパスの木の実が日々赤く染まっていくのを見て、秋の訪れを確かに感じています。

さて、今回のゼミは輪読が無く三田論の中間発表と卒論の中間発表2本でした。

まずはニューススピーチです。
取り上げられたのは東京五輪のカヌー・ボート会場を探すにあたり、都知事宮城県を視察したというものです。問題提起は「宮城県のカヌー・ボート会場を五輪で使用するか」でした。賛成側は「地方にも五輪のメリットが及ぶ」「震災復興のきっかけになる」といった意見が、反対側には「日本の都合を優先しすぎている」という意見が挙がりました。コンパクトな五輪という東京五輪のコンセプトはどこに行ったのでしょうか…。

次に三田論中間発表です。
今回の三田論はメディアと五輪についてどのような関係があるのかということを発進源に、選手個人の生い立ちなど(ヒューマンストーリー)が書かれた記事に着目した論文を進めています。今回の中間発表では各大会ごとのヒューマンストーリーの記事数調査が完了したので、そのことを中心に報告しました。今回もらった先輩方の助言や先生からの指摘を糧に、鋭意執筆中です。ご興味がありましたら、三田祭にて発表や展示をするのでぜひ足をお運びください!

卒論の中間発表一つ目は佐藤の「ショッピングモールの深みにはまってみる」でした。
ショッピングモールに対しての議論は多岐にわたります。公共性があるのではないか。ショッピングモールは均一的なのか多様的なのか。そういった様々な論争がある中で現代のショッピングモールとは何なのかについて論じるという卒論発表でした。

卒論の中間発表二つ目はチョウの「食卓における分配と共有 日中比較」でした。
日本は個別盛りが一般的なのに対し、中国では大皿盛りが一般的だそうです。この違いは何に由来するのか、人間関係とどのような関わりがあるのかといったことに着目した論文です。昔の食事様式を観察するために、時代考証のしっかりした日本と中国のドラマを見るという面白い論証を行っているのが印象的でした。

最後にもう一度ニューススピーチです。
取り上げられたのはセンター試験に記述方式の問題を導入することを検討しているという記事でした。問題提起は「センター試験に記述式問題を導入するか否か」です。賛成側は「マークよりも本人の力を見れる」という意見が、反対側は「採点等を考慮すると現実問題として可能なのか」という意見が挙がりました。受験は人生の岐路の一つなので、慎重な対応を求めたいです。

今回のゼミ活動報告はこれでおしまいです。
気温の変化が激しい毎日ですが、皆さんの健康を祈りつつ…

さようなら!