12月1日 ゼミ日誌

こんにちはー!16期の近江です!

レジュメで「プロテスタンティズム」を「プロレスタンティズム」と誤字ったのに星野(プロレス好き)に罪を着せた山ちゃんからバトンが回ってきたので今日から16期が日誌担当です。

16期は卒業間近ということで国内旅行を中心に色々と遊んでいるのですが、
僕はこのままだと大学も教習所も卒業できないかもしれません。冗談ではなく。

12月1日分のゼミ日誌を書いていきます!遅くなってすみません!(笑)


【輪読:プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 第二章第一節】

問:カルヴィニズムの予定説は信徒にどのような影響を与えたのか
答:救われる者は神によって既に定められているとする予定説は、信徒に自分は救われるものなのかどうかという疑問を抱かせた。そのため、信徒はその救いの確証を得るために職業労働に従事するようになり、合理的な生活を構築し、世俗的な禁欲生活を送るようになった。

プロ倫において今回の輪読範囲は肝といえるような部分ですね。

「救われるために」職業労働に励むのではなく、救われているという「確証を得るために」励むことになる予定説はゼミ員一同にとっては理解しづらいところでしたが、むしろこのような厳しい制約が世俗内禁欲や労働につながっていったということでした。

個人的には、厳しい環境下に置かれると貴族主義や選民意識が芽生えるというのは体感的に理解しやすく、さらなる厳しい制約につながっていくというのは良い意味でも悪い意味でもよくあることのように思いますし、そのような心理的働きは大変興味深いと思いました。


【17期卒論報告】

[三枝]
問:中野サンプラザの完成前後で、①周辺の小売店はどのように変化したか、②それを報じるメディアはどのように変化したか。③区民やそこに訪れる人の意識はどのように変化したか、④(①〜③を受けて)どのようにサブカルという中野の都市イメージが形成されたか

仮説:①〜③については現状わからない。④については中野サンプラザというハコとそれを運営する行政が中野のイメージを変化させたのではないか

[山口]
問:社会の変化に合わせて、コンビニ弁当はどのように変化を遂げていったのか

仮説:1974 年に初めてコンビニ弁当が発売されたが、当時は若者の利用が多数を占めていたため、それに合わせて高カロリーのものが発売された。80 年代から 90 年代にかけてコンビニの店舗数が増え、競争に伴い弁当も多様化したが、その後経済が落ち込み安価な弁当を中心に売り始めた。96 年以降、人々の「安全、健康、環境」志向に伴い低カロリーやヘルシーさを重視したもの、人々の高級志向から豪華な外見のものを中心に売り出した。また環境対策としてチルド弁当が売り出された。近年では中高年や地方をターゲットとした多種多様な弁当が開発されている。

[永見]
問: 健康食品が巷にあふれているのはなぜか。また、それは社会の変化とどのような関係があるか

仮説:消費社会の進展により脱物質主義化が進行し、物の豊かさより心の豊かさが重視された。しかしその反面、医療技術の進歩により過剰なまでの健康意識の高まりが生じ、健康不安社会を生み出した。その結果、人々はその不安を解消するために、健康食品に依存するようになった。(健康への不安感・欠乏感によって、健康食品という“物”に依存する手段的物質主義の傾向が現れていると考えられる。)


都市論、コンビニ、食品と普段のゼミでもよく出てくるトピックですね。
17期の卒論発表は全員分終わったわけですが、選ばれし2人と勇敢な1人は特別にもう一度発表があります。がんばれ3年生!(笑)


次の日誌担当は恐らく17期と15期両方にもっとも仲が良い16期の岩田くんです。
実はバイト先の後輩となりました。

(僕と対照的な)読みやすい文章に乞うご期待!