6月1日 ゼミ日誌

みなさんこんばんは、16期の岩田です。2回目のゼミ日誌を書かせていただきます。
6月1日のゼミではニューススピーチ、「第四の消費」4章の輪読、4年生による卒論の中間報告が行われました。

ニューススピーチ 担当:チョウ

「政府が産業界に要請した朝型勤務について賛成か、反対か」

〈賛成〉
・子供との時間が取れるようになる
・生活習慣の改善につながる
・通勤ラッシュが軽減される

〈反対〉
・画一的に採用されないと企業間の取引時などに支障がでる
・朝に弱い人にとってはストレスにつながる
・夜型に移行している日本人の生活リズムをいきなり変えるのは難しい

ゼミ内でも意見が分かれ、白熱した議論がなされました。個人的な意見としては、朝に弱い人や、夜型の生活リズムを生み出している原因の一つに現在の勤務体系があると考えられるので、導入する価値はあると思いました。三田に通うようになってから通勤ラッシュの問題も痛感しているので、可能であれば少しでも多くの企業に朝方勤務を採用して欲しいです。


輪読 『第四の消費』4章 担当:池浦、チョウ、村井

問い 第四の消費社会において、企業や行政、あるいは市民自身は今後どうするべきか

答え ①社会全体のシェア型志向化
   ②プライベートな空間の開放によるパブリックの形成
   ③人と人とのつながりに力点を置いたビジネスへの転換
   ④地方独自の歴史・文化の育成

問題提起 三浦さんが主張する第四の消費社会の特徴が発見し始めたのは本当に2005年なのか

意見 ・SNS(facebook)が登場した2005年
   ・自殺者数が増え、人々が孤独を感じ始めた1998年
   ・東日本大震災が起き、人とのつながりを意識することになった2011年


卒論中間報告
(内藤さん)

テーマ:自動車広告の通時的分析 −日本における自動車広告と社会との関連性ー

問い 自動車広告は、社会の変化に適応して変遷をとげてきたか。また、その変遷はどのようなものか。

仮説 遂げてきた。自動車広告は、社会的な出来事(オイルショック、震災等)や傾向(女性の社会進出、少子高齢化等)の影響を受けながら、その時代の消費志向に合わせた変化を遂げてきた。


(齋藤さん)

テーマ:プライベート・ブランドの消費

問い 日本において、PB消費はどのように変遷したか。また、その要因は何か

仮説 1960年代は、ダイエーの低価格戦略に注目が集まり、消費者は価格訴求型のPBを消費した。1970年代は、「安かろう、悪かろう」と言われ、品質が意識されてはいるが、依然として価格訴求型のPBが消費された。1980年代になると、質を重視したPBも現れたが、景気がよかったため、PB消費は進まなかった。1990年代になると、バブルが崩壊し、景気の悪化とともに、再び価格訴求型のPBが消費されるようになった。2000年代半ばからは、新たにイオンやセブン&アイグループによりPBが発売され、再び注目が集まった。その後、価格だけでなく、価値訴求型のPBも消費されるようになった。


感想
前回の投稿からあっという間に1か月が過ぎてしまいましたが、同期のゼミ日誌を振り返ってみると、結構色んなことをゼミでやってきたんだなと感じます。正直思っていた以上にゼミ活動は大変でした(笑)。ですが、優しい同期や先輩、そして平野先生の助けもあって、少しずつ慣れてきたと思います。先輩方の卒論中間報告では、毎回そのレベルの高さに驚かされています。1年後に自分がそのレベルに達している自信はあまりありませんが、1歩でも近づけるように、地道にこれからも頑張っていきたいと思います。


以上で今回のゼミ日誌を終わりたいと思います。ありがとうございました!