1月7日 ゼミ日誌

こんにちは、15期の古川です。

ゼミ日誌を書き忘れていたため小竹様からお叱りを受けました…、まあそれも悪くないですね。

最近は卒論、期末試験の勉強、ディベートやらで冗談抜きに精神的に追い込まれています。徹夜続きで生活が破綻しそうです。

1月7日のゼミは4年生6名の卒論最終報告になります。

1.おがわくん
「震災によって生じる非被災者・被災者間の絆の短期性」
【問い】
震災によって非被災者・被災者間の「絆」はどう変質し、それはどれくらい継続するか?またその要因は何か。
【答え】
1.非被災者・被災者間の絆は平常時より強化
2.絆の継続期間は被災地に必要な期間を大きく下回る
3.なぜなら日本人は負の国民性(メディア信仰・熱しやすく冷めやすい精神)によりメディアの影響を受けやすいため、短期間のみ震災に関する報道を活発化
させるメディア報道に連動するから

あいかわらずパワポがかっこいい!日本人がメディアに影響を受けやすい点、しかも熱しやすく冷めやすいという点が個人的に面白いと思います。日本人特有のものなのでしょうか?

2.あすみん
「メイクの変遷からみる日韓社会の女性像」
【問い】
戦後日本と韓国における20〜30代女性の化粧には違いがあるか。また、違いがあるならば、その要因は何か。
【答え】
戦後から2000年代前半までは、韓国のメイクが日本のメイクより約10年程遅れているが、時期の差以外にメイクの特徴に違いはほぼない。しかし、2000年代半ばから現在においては、日本と韓国のメイクの特徴に相違がみられる。その要因
としては、日本と韓国の社会背景による各国の理想の女性像が異なる点が挙げられる。

韓国が日本を追随していたのには驚きです。今後も両国の文化交流は続くのでしょうか?メイクの他にも何か影響を受けている分野がある気がして気になりますね。例えばアイドルとかどうなんだろう・・・

3.はらさま
「OLのプライベートの変遷とその背景」
【問い】
OLのプライベートの過ごし方はどのように変化してきたかまたその背景は何か
【答え】
OLのプライベートの過ごし方は様々時代と共に、過ごし方は変遷した
その背景としては
・企業側の働きかけ(おひとりさま、女子会サービスの提供)
・OLを取り巻く職場環境の変化(総合職採用開始)
・OLの家庭環境の変化(家庭回帰志向)
・OLの恋愛観の変化(結婚へのこだわりが少なくなる)
等が考えられる

OLって実は先行研究で指摘される以前からおひとりさまを楽しんでいたようですね。女性特有の消費形態として面白いと思います。ちなみに社会人男性のプライベートの変遷ってどんなものなんでしょうね?

4.もろさま
「農村空間への まなざし変容について」
【問い】
戦後日本の「農村空間」へのまなざしは、どのように変化してきたか。またその要因は何か。
【答え】
・1970年前半以前:国「生産の場」「遅れた場」、都市住民「生産の場」、田舎住民「危機的な場」
・1970年後半〜1980年代:国「生産の場」+「国民と自然とのふれあいの場」、都市住民「生産の場」+「癒しの場」、田舎住民「危機的な場」+「活気あふれる場」
・1990年代以降:国「生産の場」+「豊かな生活を実現できる場」、都市住民「生産の場」+「第2の住まいとなり得る場」、田舎住民「危機的な場」+「住民連帯の個性あふれる場」
・これらの変化の要因としては、経済的・社会的背景とふるさと観の変化、そして3つのまなざしの主体の相互関係性が考えられる。

考察の視点が複数あるのが諸星さんらしくて丁寧だと思いました。平ゼミの追及する複眼的思考ってやつですね。農村を主導する主体が政府から田舎住民へと変わりつつあるのが面白いです。ふるさと納税も話題ですし今後農村はどうなるんでしょうかね?

5.なかはるさん
「日本社会における記念日の普及要因考察」
【問い】
記念日が普及するには、どのような要素が必要であるのか
【答え】
企業や業界団体、地方自治体など祝祭を普及させる側の大規模かつ継続的なPR活動

記念日普及には30年ほどのPRが必要らしいです。今後も新しい記念日は普及するのかな?イースターの動向とかちょっと気になりますね。

6.ないとうさん
「自動車広告の通時的分析 ―日本における自動車広告と社会との関連性―」
【問い】
自動車広告は変遷してきているのか。また、その背景などのようなものか。
【答え】
日本の自動車広告は、1970年代から徐々に心理的側面を強調するものへと変化してきた。また、表(p11,12)のように、各年代の広告に見られる傾向は変化を遂げてきた。これらの変化の中には、社会の変化との関連性が考えられるものもある一方、消費社会論の通説との相関はほとんど見られなかった。

遊び心のあるパワポでした、GOODです。見た感じ自動車広告の変化は環境要因が大きい気がしますね。ただ、消費社会論のモデルと合致しなかったのは逆に面白いです。自動車特有の消費性向があるのでしょうか?

短いですが以上です、次回はもろほしさんです。
よろしくね!