11月7日ゼミ日誌

こんにちは。13期の松村です。
近頃はすっかり寒くなって、お布団の誘惑に連戦連敗してます…


〜4限目〜


■NS■
「トルコの原発受注、三菱重工など合意 首脳会談、協力確認へ」日本経済新聞10月30日朝刊
担当者:小池
問題提起:日本政府は原発輸出を促進すべきか
企業の経営戦略上で必要であるといった意見や、現状国内で大きな問題になっているものの輸出促進は倫理的に問題があるのではないか政治主導で行うべきことなのか、といった意見が話し合われました。


■輪読『観光のまなざし』7章■
担当:石川、石塚、杉浦、中西

問:観光のまなざしの制度化(場所にまつわるイメージの固定化)はどのように行われたか?
答:視覚を記録できる写真の登場によって、これからまなざしを向ける場所の予知が可能となったことに加え、社会的差異によってまなざしを送る側と送られる側どちらになるかが異なるため、観光の場に結び付くイメージが固定化されてくる。更に実物よりリアルなテーマ性が演出できるようになったことも、一因となっている。

問題提起:

現代社会は、監視とか個人の規格化については減少基調にあり、一方、観光のまなざしのデモクラシー傾向と場の見世物化については増加基調にあるのだ。」  (P.276)とあるが、今の時代においても増加基調であるといえるか。

どんなものでも見せ物化できるのではないかとか、画一なものに飽きて脱規格化してるといったことが話し合われました。


〜5限目〜


■NS「普通免許で6.5トン要望、トラック業界の事情」読売新聞11月5日■
担当者:小林
問題提起:普通免許で運転できるトラックの総重量を6.5トンへ引き上げるべきか
運送業界は体力が必要な仕事なので若者が働きやすくなるようにすべき、初心者に高度な運転を求めるのは危険、といった意見が話し合われました。
今回のNSはどちらも企業の利益と安全性を両てんびんにかけるような話題だったと思います。


■『観光のまなざし』まとめ■
ロマン主義的まなざし⇔集合的まなざし、本物⇔偽物、歴史的⇔現代的の三つの2項対立とブルデューの階級理論を交えて、3つの時代区分(プレモダン、モダン、ポストモダン)の違いについて先生から解説を受けました。
その後、アーリの時代区分の妥当性や90年代河野観光の変化について話し合われました。
現代において観光の対象はほとんど偽物ではないかといった意見や、二項対立に対しての批判的意見が出ていました。


次回からはボードリアールの『消費社会の神話の構造』を輪読していきます。
『観光のまなざし』は比較的わかり易かったのですが、ボードリアールは難解で現在進行形で苦しんでいます…


以上です。