10月22日 ゼミ日誌

こんにちは。15期の内藤です。

10月22日は、ニューススピーチ・輪読(ゆたかな社会)・卒論発表が行われました。



―4限―

【ニューススピーチ】(担当:門脇)

Q.ライドシェアを過疎地・観光地において促進すべきか?

Yes:
・高齢者等自分で運転できない人の新たな交通手段となる
・訪日外国人を地方に呼び込める

〈ゼミ中の議論で出た意見〉
・高齢者のためには良いと思う。ただし、運賃などに関してしっかりとしたルールの策定が必要。
買い物難民を減らすことが可能である。

No:
・犯罪が増加する恐れがある
・交通事故等が起きた際にトラブルが発生する恐れがある

〈ゼミ中の議論で出た意見〉
・そもそも高齢者が利用するかが疑問(ネット予約等が必要であるため)
・運転手の担い手が確保できるのか。
・質の低い運転手が増加する恐れがある。


過疎化や買い物難民が問題となっている地域においては有効な提案であると思いますが、安全性の確保等の課題も多いでしょう。また、「そもそも行政が行うべき公共交通機関の整備を民間(市民)に任せてしまうのはどうか」という先生のご意見にも納得しました。



【輪読】ガルブレイス『ゆたかな社会』11章・12章(担当:岩田、内藤、行本)

第十一章『依存効果』

〈問い〉
依存効果とはどのようなものか。

〈答え〉
依存効果とは「欲望は欲望を満足させる過程に依存するということ」を指し、その効果は社会がゆたかになるにつれて強まる。


第十二章『生産における既得利益』

〈問い〉
生産に対するわれわれの態度はどのように変化してきたか。

〈答え〉
1930年代に生産を重要視する態度は高まり、その傾向は続いてきたが、現代ではその威信は落ちつつある。


〇問題提起〇
依存効果は、ゆたかな社会において欲望は生産に依存するということを示している。これは即ち、需要は消費者によってではなく生産者に依存するということである。現代社会においては、需要は生産に依存するか、それとも消費者側に依存するのか。


「広告を出すのは生産者側だが、消費者が広告を生産者に出させているとも言えるのではないか」「広告が必ずしも消費を促すわけではないのではないか」といった意見から、「そもそも広告は意味をなしているのか」といった議論に繋がりました。これに対しては、「そもそも商品を知ってもらうことに意味がある」や「広告を作り上げるプロセスに価値がある」といった意見が出されました。結論が出せるものではありませんでしたが、有意義な議論になったのではないかと思います。



―5限―

【ニューススピーチ】(担当:小川)

Q.萌えキャラを公共的なPRに用いるべきか?

Yes:
・イメージ向上につながる(親しみやすさ)
・メディアミックスや商品化をしやすく、広告効果が高い

〈ゼミ中の議論で出た意見〉
・性犯罪につながる根拠がない
・女性の魅力をアピールするものとして適切な範囲内である

No:
・イメージダウンにつながる(このような絵を受け入れにくい人がまだ多い)
・性犯罪の増長に繋がる

〈ゼミ中の議論で出た意見〉
・実態と違う、伝えたいことが萌えキャラでは伝えられない
・PR方法として、賛否が明確に分かれるものは避けるべき
・訴えたい相手によって使うべきか判断すべき


萌えキャラの是非を問う議題でした。近年は警察の詐欺被害防止ポスターや鉄道会社のイメージキャラクター等にも採用されており、公共の場で目にする機会も増えてきているのではないかと思います。賛否両論あるかと思いますが、今回の海女をモチーフにしたもののように、キャラクター化される当事者がいる場合であれば、彼・彼女らの意見を尊重することは必要であると思います。


【卒論中間報告】

古川『テレビドラマから見る家族像の変遷と日本社会』

〈問い〉
戦後、テレビドラマに表象される家族像はどのように変遷したか、また、その社会背景は何か。

〈仮説〉
1950年代〜:
経済成長に伴う都市化の進展の中、アメリカ風の幸せな核家族や現実の生活から次第に失われてきた大家族の団欒が描かれる。

1974年〜:
環境問題や家庭内暴力などの社会問題が顕在化する中で、現実離れした理想的な家族ではなく、互いにバラバラになり幸せが失われていく核家族が描かれる。

1986年〜:
バブル景気&個人消費の進展、女性の社会進出により家族以外のコミュニティで自己実現を図る人々が増え、家族が個人の自己実現を阻む障害として描かれる。

1994年〜:
バブル崩壊後の不況や、リストラの影響で確かなものがなくなり、その結果、家族が最後の拠り所とされ、家族同士の絆の復活が描かれる。



齊藤『日本におけるPBの成長とその要因』

〈問い〉
日本におけるPBの成長は、景気動向による周期的な変動か。

〈仮説〉
景気動向によるものだけではない。(普遍性を否定)
長期的or傾向的に変動する。
PBの成長は、NBメーカーとの関係、PB企業の企業努力、消費者志向の変化の影響を受けている。



今回の2人で、秋学期1周目の卒論報告が全員終了しました。しかし、息をつくのもつかの間、来週木曜からは2周目の報告がスタートします。分析に入り始めている人も多く、思い通りの結果が出ないことに焦りを感じていることかと思います。(←自分のこと)

何とか前回の報告から進展させられるよう、頑張ります!


次は、平野ゼミの拡声器こと、なかはるさんです! 笑




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