10月26日 ゼミ日誌

こんばんは。15期の中澤遥香です。
内藤さまから[平野ゼミの拡声器]と言われましたが、
満員電車の中でも「あ!同じ車内に絶対ナイトゥーいる!」と分かるほどのビックボイスの持ち主である彼のほうが【平ゼミの拡声器】の名にふさわしいと思います。私にはそんな、恐れ多いです。



では、早速10月26日に行われたゼミの報告を致します!

NS1「携帯通信大手三社の携帯料金一斉引き下げに賛成か反対か」 むらちゃん
<メリット>
・家計負担の軽減につながる
・キャリアの競争促進(→差別化のために、地方のインフラ構築に力を入れる可能性も!)
MVNOの利用促進(←放っておいても利用は促進されるのではないか?)

<デメリット>
・市場への政府の不当な介入では
・地方のインフラ構築が遅れる
・日本はwi-fiフリースポットが整備されておらず、通信料の負担から考えて、今の携帯料金の価格は妥当である

などの意見が出ました。
携帯電話については現状大手三社の寡占状態であるわけですが、楽天などが展開するMVNOが今後どの程度勢力を拡大していくのでしょうか。
個人的には、現状大手携帯三社とも同じような料金体系を取っているため、より消費者の選択肢を増やすような方向性に進んでほしいです。



NS2賃貸マンションの空き部屋をホテルとして利用することに賛成か反対か。 はっしー
<メリット>
・宿泊施設不足の解消につながる
・遊休資産を利用できる(日本の空き部屋率は高い)
・空き部屋の有効活用により、家賃が低くなる可能性がある

<デメリット>
・滞在客の把握が難しい
・地域住民とのトラブル発生の可能性

反対側からは、「自分が住んでいるマンションに観光客が日替わりで出入りするのは嫌」という感情面からの理由も挙げられました。
[宿泊施設不足の解消]は難しい問題ではありますが、日本経済にとって大変重要な課題なのではないかと感じました。



輪読 『ゆたかな社会』ガルブレイス(訳:鈴木哲太郎)
 近江、門脇、宍戸、霜鳥
13章 集金人の到来
問い:今日の欲望造出過程がはらんでいる危険とは何か?
答え:消費者の負債を増やすこと

14章 インフレーション
問い:なぜインフレに対する方策がとられないのか
答え:経済的保全自由主義の考え方と衝突するから

問題提起:公共と民間の財貨、サービス間に著しい差別はあるのか?あるならば、それはなぜか?また、差別されるべきか?

公共と民間の負債に対する態度に、差別はある。というのは全員に共通する考えのようでした。
また、その差別はされるべきかという点においては、[ギリシャの倒産]も記憶に新しく、拡大財政を擁護する意見はあまり出てきませんでした。



16期三田論 『食総合市場』
問い:松田の先行研究(2001)でいう構造変化とはどのようなものか。
   その後の構造変化と呼べる変化は起きていないのか。
   食市場は構造変化を経て、どのように変化したのか。またその要因は何か。

仮説:1、松田(2001)でいう第一回構造変化は社会変化や供給側の思考の一致により起きた。
   2、第一回構造変化が起き、中食と外食、中食と内食の代替関係が強化された。
   3、続く第二回構造変化により、外食と内食の代替関係も強化され、食総合市場となった。
   4、中食産業の特徴を内食、外食産業が取り入れた
   5、外食と中食と内食を同じ企業が担うようになった


16期のみんな、お疲れ様でした。
「食総合市場」という言葉は16期のオリジナルだそうです!
確かに、中食の代表であったはずのコンビニに「イートインスペース」が設けられ、外食として使用されたりというケースが最近多いですよね!!


三田祭まで残り1か月をきり、半年間続いた16期の三田論も、最終報告を残すのみとなりました。
15期は去年、全員ボーダーの服を着て臨んだ三田論最終報告。あれから1年が経つなんて、なんだか怖いです。
16期はどんな面白い最終報告をしてくれるか楽しみにしてます〜

以上で、ゼミの活動報告を終わります。
次回のゼミ日誌担当は、金沢を満喫してきた原さまです〜