5月14日 ゼミ日誌

みなさんこんにちは、初めまして16期の佐藤淳史です。以後お見知りおきを。

5月14日のゼミでは、3年生が初めてプレゼンターを務めたNSの後に、輪読本2冊目となる『経営革命の構造』の一章と二章の輪読を行いました。

《ニューススピーチ1》

「教育にビックデータを用いるべきか」(岩田)

〈賛成〉
・生徒ごとに適した勉強法を提示できる
・新たな市場の開拓

〈反対〉
・個人を特定できる情報の流出の危険性
・過去にアメリカで中止になった事例
・自分で考えて勉強することをやめてしまう


個人を特定できる情報の流出の危険性と、ビックデータが本当に教育に効果をもたらすかが議論の中心になりました。
効果が認められ、ビックデータを教育に用いるとするならば個人情報の流出を防ぐ法の整備が大きく必要になってくると思います。


《ニューススピーチ2》
「カジノ開発を推し進めるべきか」(池浦)

〈賛成〉
・経済効果がある
・雇用の創出

〈反対〉
・治安の悪化
ギャンブル依存症の増加
・経済効果への疑問


これも難しい問題でしたが、反対派の方が少し多く、経済効果(外国人の誘致含む)が本当にあるのかどうか、ギャンブル依存症が増えるという問題が議論の中心になりました。
カジノを合法化しようという動きをしていながら、ギャンブル依存症にどう対策するかが具体的に講じられていないのはいささか問題があると思います。


《輪読1》『経営革命の構造』
第1章「イギリス産業革命の技術と企業家」(近江、小竹、佐藤)

問い
「イギリス産業革命を引き起こした要因は何か」

答え
「1.情報と技術の結合 2.開発と経営の分業 3.優れた事業家」

問題提起
産業革命期のイギリスにおいてイノベーションが生まれた過程で現代日本が参考にできる点は何か」

意見
・政府の積極的支援
・技術の結合をするにあたり各分野の垣根を下げるべき
・ニーズを察知する
などなど……


先生に「それはどうなの?」と言われるまで、常識的で正しそうに見える意見に対して、疑問を持たずに聞いてしまいました。批判的に考えられるようになるにはまだまだ道のりが険しいです。



《輪読2》『経営革命の構造』
第2章「アメリカにおける経営革命」(岩田、橋本、近藤)

問い
アメリカにおいて経営革命をもたらした要因は何か」

答え
「1.鉄道を始めとするインフラの整備 2.『規模の経済性』の追求とそのための組織構築」

問題提起
「現代、日本において過度なトラストは禁止されているが、トラストが社会的に正当化される場合はあるか」→「持ち株会社(ホールディングス・カンパニー)の是非」

メリット
持ち株会社を利用してサービスを提供できる
・情報の共有
・安定した品質の提供

デメリット
・PBなど消費者の選択を狭めてしまう可能性


あいまいな問題提起から、先生のアトバイスで「持ち株会社の是非」という問題提起になりました。意見としては、持ち株会社のメリットが多く、デメリットが少ない、という意見が多かったです。ホールディングス・カンパニーが与える影響の大きさを再確認しました。



《感想》
批判的な視点から考える重要さを思い出させられたゼミ活動でした。また、学問的知識が少なく難しい話題になるとついていけなくなるので、日々の勉強もしなければと思いましたね……

今日担当した第1章ですが、事実の羅列が多く、まとめるのが難しかったのですが、形にはなったので一安心です。
一週間に一回、プレゼンの順番が回ってくるため、なるべく早い準備を今後さらに心掛けなければいけませんね。
他の人のプレゼンから学ぶべき技術をどんどん盗んで、さらにいいプレゼンスキルを身につけていきましょう!!



というわけで、5月14日のゼミ日誌を終わります。
今後ともよろしくお願いいたします!


佐藤淳史