12月18日 ゼミ日誌

こんにちは!15期の内藤です。


来週24日の予定ですか?バイトですよ。彼此3年連続で。
いいところですか?あったら3年連続バイト入れません。



私事はおいておきまして、本日のゼミの内容は以下のとおりでした!



4限:
①日本の大学にL型とG型の区分を設けるべきか?(前回行ったディベートのテーマ)
の再考
②輪読文献『プロテスタンティズムの精神と資本主義の精神』まとめ及び議論

5限:
③ニューススピーチ(杉浦さん)
④卒論発表(行本・鳥飼)




①日本の大学にL型とG型の区分を設けるべきか?(前回行ったディベートのテーマ)の再考


オープンゼミにて行ったディベートのテーマに関して、もう一度議論しました!


〈区分を設けるべき〉
・現在の大学生が必ずしも充実した大学生活を送れていない


〈区分を設ける必要がない〉
・やはり、差別を生んでしまうのではないか
・卒業条件や単位取得条件を厳しくすればよいのではないか


などの意見が出ました。



また、「分けるなら慶應はどちらに区分すべきか?」という質問には、大多数の人がG型だと答えていました。



個人的には、G型であって欲しいとも思う一方で、L型の要素も捨てがたいと思います。なぜなら、数ある大学の中から慶應を選ぶ人の中には「就職に強いから」という理由を持つ人が多い気がするので(偏見?でも皆さんの中にもこのような理由で選んだ方がいませんか?)。理想はL型学部・G型学部のように両方設置することのような気がします。それでは区分の意味がない気もしますが(笑)




②輪読文献『プロテスタンティズムの精神と資本主義の精神』まとめ及び議論


4限後半は、『プロ倫』について先生がまとめてくださった後、議論を行いました!



議論の際に出た意見としましては、

・そもそもウェーバーはどのような立場なのか
・本当に神のような、実態があるかもわからないもののために尽くそうと思えるのか
・隣人愛とは、結局利己的なものに過ぎないのか
・この本で述べられているような内的な要因よりも、やはり外的な要因の方が資本主義の形成に寄与したのではないか

・・・などです。



ウェーバーが正しいか否かについては長年議論され続けているようなので、ゼミ内の議論で結論付けられるようなものではないのでしょう。しかし個人的には、宗教が後付けなのではないかと感じてしまいます。富が生まれたから、宗教でも正当化する。格差が生まれてしまったから、格差を正当化する。本で述べられていた内容の多くが実業家に好都合であるもののように感じたため、このような感想を抱きました。




③ニューススピーチ(杉浦さん)


5限の序盤は、ニューススピーチでした!


テーマ:「日本の教育を、現行の6・3制から5・4制にすべきか」(担当:杉浦さん)



〈賛成派の意見〉

・学校段階が上がる際に問題が多発する「小1プロブレム」「中1ギャップ」を解消するためにも学制を見直すべき

・義務教育の9年間で生徒の発達段階が著しく異なるため、発達段階に即した教育内容や指導方法を採ることで教育効果が上がる

〈反対派の意見〉

・小中や中高の区切りを全国的に変えるとなると学校施設の整備や教員の異動などの多大なコストがかかる



ゼミ内で出た意見としては、

・方程式など、小学校6年生で教えるべき内容になりつつあるものもあるため、カリキュラムを改善してゆくべき(賛成)

・時代に合わせて教育を改善してゆくことは重要(賛成)

・実際に現代の子供が従来の子供と比べて(頭脳や考え方が)発達しているとは思えない。なので、子供が従来から変化しているという理由で制度を変える必要はない(反対)

・やはり制度を変えるためのコストは大きいものであり、変えるほどの必要性は感じない(反対)



等がありました。



私自身は、1つ目の意見(方程式など〜)を述べました。アルバイトで塾講師をしている身として、方程式を使えば簡単に教えられるのに・・・と感じる機会が多くあるため、「学制変更」まではせずとも、「カリキュラムの変更」くらいは必要だと感じています。あと、中学で中途半端に古文を教えるのも自分的には・・・と、不満を挙げるときりがないですね(笑)






④卒論発表


5限後半は、15期の卒論発表でした!



「家電広告からみる「女子力」の変遷」(担当:行本)

問い:
戦後女性性はどのように変化したか

仮説:
女性は、家庭性と整った外見によって役割期待に応え、アイデンティティを満たしていた。しかし女性の社会進出が進み、家庭性と外見の維持が難しくなりアイデンティティが揺らいだ。そこで2006年以降、新しく「女子力」という、必ずしも男性に好まれるのではなく、自分がなりたい「女子」になるという概念が生まれた。同じ趣向を持つコミュニティから、自身を認知してもらう。今後は、「女子力」を仕事でも活かしていくと予想する。



「合併時の名称変更と地域意識・環境要因の関係性」(担当:鳥飼)

問い:
平成の大合併の特徴である「かな自治体の増加」は、地域住民の意識やその住環境と関係しているか?

仮説:
している。かな自治体は他に比べ、
・住環境に、かなのネーミングが多い
・歴史的地名に固執しない傾向がある
地域アイデンティティとの関連性もあり?



全く違う内容を扱う2人ですが、1つ共通点が感じられました。それは、2人とも「自分が非常に興味を持っているテーマを扱っている」という点です。卒論で自分の好きなテーマを扱える点は、平野ゼミの大きな魅力の1つです。来週のオープンゼミでも卒論発表を行うので、ぜひ来てください!(2年生に向けて)




以上です。

さて、数行前にお伝えしておりますが、来週は二回目のオープンゼミ@日吉です。卒論発表ではトリを務めさせていただきます。



ぜひ来てください!