11月6日

こんにちは、最近ようやく職(アルバイト)にありつけた神尾です。

そこで高校の同級生だけでなく、以前ほかの短期バイトで一緒だった人とも偶然バイト仲間になるという奇跡を体験しました。こんなことってあるんですね(笑)
なにはともあれがんばって旅費を稼ぐぞー

さて、本題に入ります。本日11月6日のゼミはニューススピーチ×2、輪読、三田論という内容でした。

―4限―<ニューススピーチ>

危険を伴う趣味の活動をする人に対し、登山届のようなものの提出を義務化(=罰金有)してゆくべきか。

YES

・身元を明らかにするために役立つ
・活動を行う人が危険性を再認識する
・提出が促進される(罰金の効果)

NO

・その活動を行う人が減少するかもしれない
・個人情報を書くことに抵抗を感じる人もいる
・活動する人の負担が増す

もしもの時には結局救助されることになるので、そういった他人への影響を考えると義務化すべきだと思いました。ただし、ニューススピーチの中で挙げられていた事例を見るとかなり細かいことまで記入しなくてはいけなくなっていたので、効果を上げるためにはより簡便なもので事足りるのではないかと感じました。<輪読>

『マイホーム神話の生成と臨界』
終章 住宅社会学の可能性に向けて

問い:住宅商品化は、消費社会化が進むなかでどのように変遷したか。

答え:大衆消費社会では、住宅商品化において機能の次元が求められ、消費社会化が進むと記号の次元へ移行し、消費社会が高度化すると身体の次元に移行していった。また、消費社会の高度化に伴って居住者像は「マイホーム」から「感覚的な身体」に変容していった。

問題提起:本書では、質感の先にある感覚的な次元で快適性を捉えている。一方、三田論においてはデザインや機能の次元で捉えている。では、「快適性」とは、そもそも何を指しているのか。また、その「快適性」を求める流れはいつから始まったか。

時間の関係で問題提起に入れなかったのが心残りでしたね。三年生たちの三田論と絡めていたあたりおもしろそうでした。
そして今日をもって輪読がまた一冊終了しました。卒業まであと一冊しかやらないのかと思うと寂しく感じるところもあります。最後の一冊も気合入れていきましょう。

―5限―<ニューススピーチ>

鉄道会社は平日においても、タイムライン運休を実施すべきか。

YES

交通機関が率先して動けば、社会が事前対応を決めることができる
自治体が「タイムライン」を導入しつつある
・自然災害の被害が減る

NO

・状況に応じて柔軟に対応すべき
・経済的損失が発生する
・大勢の帰宅困難者が出る恐れ

私たちにとって交通機関というのは生活の幹ともなるものです。その交通機関が「タイムライン」を全面的に取り入れることで、自治体の行う「タイムライン」をより効果的にできるのではないかと思いました。<三田論最終報告>

問い:どのような住宅が社会的に求められ、供給されたか。また、その要因は何か

答え:戦災による大量の住宅不足の影響で過度な需要超過に陥り、「住む」という機能性のみを追求した大量生産・大量消費型の画一的な住宅が供給された。しかし、1980年前後から従来の画一的な住宅に対する不満によって、高級感やブランドを用いて周囲の人との差異を求める志向(高級ブランド志向)と、多様なニーズを満たす自らのデザインや間取りを選択する志向(我が間ま志向)が見られた「高度消費社会的個性化」が始まった。また、同時期において、高度経済成長に大きく損なわれたとされる自然環境・心のゆとり・人との繋がりを取り戻すかのように、環境配慮を求める志向(エコ志向)と、快適さを求める志向(快適志向)、そして人との結びつきを求める志向(繋がり志向)が見られた「脱物質主義的個性化」も始まった。そして各個性化の登場時期は同じだが、その中身である各志向の注目される時期はそれぞれ異なる。

この問いと答えは少し長いですが三年生が苦慮して生み出したものだと思ったので三田祭論文の中からそのまま引用させてもらいました。
三年生のみんな、本当にお疲れ様でした。辛い時期もあっただろうと思います。それでもその感じを微塵も出さず普段のゼミ活動にも精力的に取り組んでいた三年生たちは頼もしかったです。この調子で三田祭本番も乗り切っちゃいましょう!

次は杉村です、よろしく!