6月23日 ゼミ日誌

こんにちは、14期の杉浦です。
大変遅くなり申し訳ありません、23日のゼミ日誌を書きます。

今回は、輪読序章と1章でした!
今やっている輪読書、『モール化する都市と社会』ですが、空間や建築に昔からちょっと興味があるので個人的にとても楽しいです〜。

☆ニューススピーチ
【問題提起】
(製薬会社のような)長期戦略が重要となる企業において、外国人経営者を積極的に登用していくべきか。
【YES側】
・買収した海外企業を引っ張っていく上で外国人経営者は必要
・日本の企業文化にとらわれない経営が可能なため、イノベーションが起こる可能性が高まる
【NO側】
・企業文化が合わないことで事業に支障が出る可能性がある
・高額な報酬に見合う成果が得られるのか

そもそも国籍で議論することではないという意見もありましたが、確かに国籍が違うからといってネガティブな意見が多く出てくるというのは日本らしいなと感じました。世界で勝負するのであれば、いかに国籍などではなく経営力など実力面で評価していけるかが大事になってくるのではと思いました。

☆輪読:若林幹夫『モール化する都市と社会』序章
問い:SCと呼ばれるものの変化から何がわかるか。また、現在のSCやSMはどのような影響を与えているか。
答え:ショッピングセンターと呼ばれるものは時代と共に多様化し、私たちの集合的な生の形が、ある時期から以前とは異なる局面に入ったことがわかる。また、現在のSCやSMは社会をモール化し、SC・SM的なものを生み出している。
問題提起:本書では、「“団地のショッピングセンター”と私達が現在知っているSC・SMの間には、規模や形態において、そして何よりその場としてのあり方において、明らかに違いがある」(p.13)と述べられているが、その違いとはなにか?
その違いに関連して、両者には違いがあるにも関わらずひとしく「ショッピングセンター」という言葉で呼ばれてきたのなぜか?

☆ニューススピーチ
【問題提起】
社員が会社の仕事を通して得た特許権を、一定の条件を満たすことで企業が所有できるようにすべきか。
【YES側】
・基準がある方が訴訟などが起きた場合も揉め事が減る
・企業のために発明されたものなので、社員はある程度の妥協も必要なのでは
【NO側】
・基準を決めるのは難しい
・技術者の海外流出に懸念

個人的には、基準を設けることで今まではっきりrとせずに揉めることが多かった問題が解決しやすくなり、社員にとっても発明をしやすくなるのではと思いましたが、基準を決めるのが難しいというのは一理あると感じました。基準を決める際にもまたこのように意見がなかなか合わないということになると思うので、単純に個人に還元することのできないものの扱いについては慎重な議論必要であると感じました。

☆輪読:若林幹夫『モール化する都市と社会』1章
問い:玉川高島屋SCは、どのような背景のもと、いかにして誕生したのか。
答え:田園都市計画に始まる郊外開発とそれによる郊外住民の増加・ライフスタイルの変化見られた高度経済成長期末期の二子玉川の地にて、勧工場や百貨店、ターミナル型ショッピングセンターなどといった消費施設の展開の延長線上に、アメリカで発展を遂げたリージョナル型SCという様式が導入され、結びつく形で誕生した。
問題提起:玉川高島屋SCはなぜ独自の発展を目指したのか。

今回の輪読の問題提起に関して、自分で考えたりゼミ員の意見を聞いていて、やはり現代のショッピングセンターやショッピングモールは'遊びに行くところ'という感覚が強い場だなと感じました。その空間を楽しみに行くようなところですね。昔のショッピングセンターと現代のショッピングセンターの様相の違いも、消費社会の変化を反映していて面白いなと感じました。