6月3日 ゼミ日誌

こばやしです。6月3日、正確にいえば6月の第1月曜日は「寄席の日」でした!最近わたし、どっぷり落語にはまってしまいまして、寄席に足を運んだり、YouTubeで落語を聞きながら通学したりしています。

さてさて、ゼミ日誌ですが、今日から14期(3年生)がゼミでの司会を務める順番になりまして、トップバッターは長堀くんでした。私が突然指名したんですが、落ち着いて進めてくれて、流石だなあと思いました。ソフトボール大会でも大活躍だったみたいですね(・∀・)

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☆本日のメニュー(カッコ内は担当者)
・4時間目
①【ニューススピーチ】新出生前診断 大分大病院で来月中旬にも(へいへい)
②【輪読】日本産業社会の「神話」第4章 日本は長く働くことで競争力を保ってきたか(めぐみちゃん、へいへい、圭太くん、松村くん)

・5時間目
③【ニューススピーチ】自公維、児童ポルノ禁止法改正案(宮本くん)
④【卒論中間報告】海運業からみる日本的経営(明男くん)
⑤【卒論中間報告】外食産業の変遷とその役割(直人くん)

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今日の日誌は長いよー!

①【ニューススピーチ】新出生前診断 大分大病院で来月中旬にも(大分合同新聞 2013年05月31日)(へいへい)
問題提起:今後、出生前診断の導入を進めるべきか
見解:進めるべきではない

○メリット
・障害のある子どもが生まれたらいう心理的負担の軽減ができる。
・障害を持った子どもが生まれてくるとわかった場合、ともに生きていく決心をする親であれば、生まれてくるまでに準備をすることができる。
・治療可能な先天異常を早期に発見し、対応できる。

△デメリット
・胎児に異常があった場合、人工妊娠中絶を行うことは障害者の廃絶ではないか(人権無視になるのではないか)
・(用水検査の場合、)流産のリスクがある。
・あらゆる胎児異常を発見できるわけではない。

深い、というか一筋縄ではいかない議論だったのですが、たまたま発言者が全員男性だったので、女の子たちの意見も聞いてみたかったかな。あと新出生前診断には20万円程度の費用がかかってしまうとのことで、個人的にはそもそも経済的に子供を育てられない可能性がある人は、出生前診断を受けることも難しいのではないかなあと思いました。


②【輪読】日本産業社会の「神話」第4章 日本は長く働くことで競争力を保ってきたか(めぐみちゃん、へいへい、圭太くん、松村くん)

問い:日本の労働時間は長いのか。
答え:そもそも労働時間を測定するのは難しいうえ、国際的に比較してみても決して日本の労働時間は長いとは言えない。

問題提起:なぜ日本人は勤勉で長く働くというイメージがついたのか?

プレゼンターの見解では、「日本製品への絶大な信頼」がその要因ではないかということでした。他にも、日本は実際労働時間が長いこと、日本の労働時間が国際的に問題になったこと、日本では比較的長い休暇が取りづらいこと、識字率など教育水準の高さ、チームスポーツなどにおける戦術の巧妙さ、などなど、様々な意見が飛び交いました。


③【ニューススピーチ】自公維、児童ポルノ禁止法改正案(日本経済新聞 2013年05月30日)(宮本くん)
問題提起:児童ポルノ禁止法改正案を容認すべきか
見解:容認すべきでない

○メリット
・児童を性の対象とする風潮それ自体の抑制につながる
・国際的動向を反映している
・国民の声を反映している

△デメリット
・単純所持の処罰は濫用の恐れがある
・規制の対象が曖昧であるため、自主規制が進み、表現文化が衰退する
・被害児童が実在しない創作物の規制は、問題が全く異なる

主に児童ポルノを「自己の性的好奇心を満たす目的」で所持しているかどうかは判断が困難であるという点から、規制を容認すべきでないという立場の人が多かったように思います。また、先生も仰っていましたが、なぜこのタイミングでこの法案が出てきたのだろう…というのは、私も疑問に感じました。


④【卒論中間報告】海運業からみる日本的経営(明男くん)
問い:日本の海運業において(諸外国の海運業と比較して)特徴的な経営形態はなにか。またそれは、どういった経緯で、いつ頃形成されたか。
仮説:日本の海運業に特徴的な経営形態は、終身雇用制度と年功賃金・下請け制・長期志向の経営である。1950年代に形成されている。

⑤【卒論中間報告】外食産業の変遷とその役割(直人くん)
問い:日本の外食産業はどのように人々に受容され、変遷していったか。
仮説:外食は最も身近なレジャーや流行として受け入れられ、市場が急速に拡大していったが、バブル崩壊後は低価格帯や健康志向を意識した和食特化へと活路を見出すことで低成長を続けた。しかし、気軽に利用できる日常の場へと変化したことで市場拡大は止まり、差別化のため専門料理化が進んだ。


ふたりともプレゼンに安定感があって、羨ましい、というか見習いたいと思いました。あ、そういえば今月末のディベートのお題も「限定正社員を拡大すべきか否か」と「労働組合は必要か否か」(こまかいワーディングはこれから)に決まりましたね。私はまた花野ちゃんと同じチームで、別のチームだったことあったっけ?というくらいにいつも一緒なので、もうこれは運命だと認識しています^^


次は中西くんですー!