5月30日 ゼミ日誌

こんにちは!13期小池です。
書くのが遅くなって誠に誠に申し訳ないと思います、ほんとに。
本当は中条ゼミに勝った(!)ソフトボール大会の詳細を書きたいところですが、主旨にそわな過ぎて、めっちゃ叱られそうなので、やめます。
ただ一つだけ言っておきたいのは、じゅんきのホーム踏んだ後に何故かしたヘッドスライディングはとてもかっこよかったです。
それでは、ゼミ日誌に入ります。

☆4限☆
・にゅーすすぴーち(すぎむら)
「元裁判員が国賠提訴、現場写真でストレス障害、『制度は違憲』。」
問題提起:裁判員制度を継続して良いのか
メリット
・国民の目線での裁判が促される
・一般人の考えが裁判の判決に反映される
・法律的な考えだけに偏らずに人としての倫理が反映される判決が出来る
・法曹に対する国民の意識改革が期待できる
デメリット
・裁判に関する守秘義務がどれだけ守られるか不透明
・感情に判断を流された判決が出るリスク
・制度導入による一般国民の負担
・被告人の将来を決めるのは精神的にきつい
人を裁くという局面で感情と理性を如何に扱えばいいのかを決めることの難しさが議論によく表れたように感じます。民主主義の中では、国民が自分たちの手で制度を決められるとは言え、実際に今の国民全員の意見を反映して法律等を決めてしまうととても恐ろしいことになるような気がします。それゆえ、福沢諭吉は国民が教養をつけることの必要性を説いたのでしょうが、難しいとこですね☆

・輪読
日本産業社会の『神話』3章(いがらし、いしだ、じゅんき、えつ)
問い:年功賃金は日本特有の伝統的な賃金体系であるか。
答え:筆者が設定した5つの指標に基づき、1957年、1948年、戦前の順に日本の国家公務員サラリーを分析した結果、そうとは言えない。
通説では日本の年功賃金という制度は過去から連続的に受け継がれてきたものと言われてきましたが、小池さん断絶の後に1957年に年功賃金と思われるような賃金体系が生まれたと言ったことを述べていました。
しかも、日本もアメリカも同じ資格給とまで言っています。
はたして、なぜ1957年に「年功賃金」が誕生したのか、疑問ですね。
また、小池さんのやたらとまどろっこしい論の順番、なぜこの順番で書こうと思ったのか、疑問ですね。
問題提起:年功賃金は日本の社会文化の産物か
見解:①明治以前に誕生説②明治期職工説③1920-30年代重工業において誕生説④1940年代に賃金統制によって誕生説⑤戦後電器産業において誕生説などなどが挙がりました。
4年生の復習テストの感もあり、ドッキドキでしたね。

☆5限☆
・にゅーすすぴーち(ながほり)
ロイヤルホールディングス、若手社員の基本給上げ、人材を確保」
問題提起:若手社員の基本給上げは実施していくべきか
メリット
・人材流出を防止できる
・モチベーションが向上する
・入社希望者の増加により多様な人材が獲得できる
デメリット
・短期的メリットの無い中堅やベテランの不満が増加する
・賃上げ競走の危険性がある
・若手に対して実績に見合わない基本給が支払われる
そもそもブラックなファミレス業界において若干お給料を挙げることが根本的な解決にはならないのではないのかという意見が多々ありました。

・卒論
りょちん「オーディオオタクの消費について」
問い:オーディオオタクに見られる「信仰」とも言えるような志向はどのように形成されていったのか。
答え:コミック・アニメオタクがそうであったように、オーディオオタクのこだわりの対象が具体的な製品から、製品を構成する抽象的要素へと移っていったため。
ここに来て初めて、「物語消費」と「データベース消費」について理解出来ました。
ありがとう、りょーちん。
分析も試みていて、順調さを感じられるプレゼンでした。次も期待してます。
さりちゃん「病院施設の変遷」
問い:戦後日本において病棟の設備はどのように変化したのか。また、その背景にある医療観はどのように変化したのか。
答え:戦後日本において、病棟は「治療の場」であり、設備も質素なものだったが、1980年代以降、「療養の場」としての性格も求められるようになり、それに伴い、病棟内の設備も治療以外の目的をもったものが増加した。
また、その変化は、西洋合理主義に基づき、身体的側面を主眼に置いた医療が限界を迎え、身体的・心理的・社会的側面などから、患者のQOLを追求する医療に変化したことによって生じた。
答えが…長い…笑
個人的には三田論でやった脱魔術化や再魔術化に通ずるものがあるように思いました。
次の発表の際は答えをもう少し短くしてくれていると、日誌製作者が喜ぶと思いますよ笑

以上、5月30日の日誌でした!
次はいっつぁんです!
遅くなってごめんね。