6月11日(月)ゼミ日誌

こんにちは!虎岩です。大変遅くなり申し訳ありません!
早速書いていきたいと思います。

【4限】

NS:喫煙率低減に向けた政府の介入について(くるみちゃん)

問題提起:喫煙率低減を政府が数値化して介入すべきであるか。

見解:すべきである。

メリットとしては
・ 肺がんなどの死亡率を下げられる
受動喫煙による被害が少なくなる

一方デメリットとしては
・ たばこ税による税収の減少
・ 喫煙できる場がますます減少する

たばこと肺がんの因果関係や、お上からの一方的規制が本当に適切なのか等、様々な意見が見られました。

先生が仰っていましたが、タバコに関する議論はどうしても、【喫煙者】と【非喫煙者】によってバイアスがかかってしまうので、客観的な意見が出しづらいと感じました。

輪読 第5章 東日本大震災と想定内の若者たち 川中、深澤、山田、吉川、岡田、吉田 

問い:人々は東日本大震災に対してどのような反応を示したのか?

答え:若者が想定内の反応を一時的に示したり、一部の人々が希望を見出だしたりしたが、多くの人は特別な反応は示さず、普段と変わらない生活を営んでいた。

これまでの章で指摘されていた、閉塞感にあえぐ若者たちには非日常を感じられる絶好の機会になった。また、震災はこれまで日本が抱えてきた様々な問題(リーダー不在、管理体制の甘さなど)の解決への希望をもたらした。しかし、この震災をきっかけにこれらの問題が一挙に解決できるとは考えにくい。

問題提起

・何が人々を変えるのか?

東日本大震災で人々の考えが変わらなかったと判断するにはまだまだ期間が必要だとした上で、、、

全員が同時にこうむるような出来事、例えば戦争、海外との接触、大規模な災害などによって変わるのではないか、という意見が多かったですね。

また、先生も最後に仰っていたように、外的要因だけでなく、内的要因も十分に考える事ができます。

【5限】

NS:ユニクロ、大学1、2年生を採用へ(山田ちゃん)

問題提起:企業は大学1、2年生にも内々定を与えるべきか?

見解:与えるべきでない

メリットとしては
・ 学生生活の目標ができる
・ 新入社員のやめるリスクが減る
・ 即戦力として入社できる
・ 経費節約(研修など)

一方デメリットとしては
・ 大学時代に勉強しなくなる
人間性の出来上がってない時点での就活になる

と挙げてくれました。

ユニクロ離職率などを考えると、大学時代からかなり大きな責任、プレッシャーの元での就業につながるのではないかという話がでました。

また、大学入学直後に内々定を出すくらいならば、高卒への門戸をより広げていくべきではないかという意見もありましたね。

輪読 第6章 絶望の国の幸福な若者たち 小西、小林、とら、平塚、政木

問い:若者たちは、客観的には絶望的な状態の中で、なぜ幸せでいられるのか?これから若者たちはどこへ向かうのか?

答え:「今、ここ」のコミュニティにおいて相互を承認しながら生きているため、若者たちはなんとなく幸せに過ごしている。そして、そのような時代はこれからも続いていく。

大きく分けて、幸福な理由としては2つありました。一つは経済的な問題。これは現時点では困窮を認識できないために、不幸の要因にはなりえないとされていました。2つ目は承認の問題。これはたとえ社会に対して不満を持っていようとも、身近な友人、SNSなどを通じて承認を受ける事で満足し、幸福につながると言われていました。

また、今後幸せを感じて過ごしていくためには、かえって中国のような明確な身分制社会になってしまった方がいいとも述べられていました。

問題提起

「僕は幸せの条件を『経済的な問題』と『承認の問題』の二つに分けて考えている」(p. 243)とあるが、本当にこの二つが「幸せ」の要因であるのか。

筆者は、「若者の貧困」は未来の問題であり、何かがあるまでは切実な問題としてなかなか顕在化せず見えにくいと述べているが、それは本当か


前者に関しては、プレゼンターとして新たに「余暇の問題」を取り上げました。ただし、余暇も経済的な問題の一部であり、結局は経済と承認にわけられるのではないかという意見もありました。

後者では、松村やさきちゃんが経験談に基づいて意見を出してくれました。やはり、現実問題として貧困に直面している若者はいるものの、著者の考える「一般的な若者」からは漏れてしまっている可能性もありそうですね。

ふーやっと終わりました。古川くんごめんなさい。
最後に爆笑小咄のひとつでも書こうと思っていたのですが、古川くんが次回のゼミ日誌でどうしても、笑いをとりたいとのことだったので今回は残念ですが譲ります。。ではお次も頑張ってください。