12月5日(月) ゼミ日誌

最近某先輩から芦田愛菜に似ているとしきりに言われます。

自分では、似ているとは全然思わないのですが・・・。

どうも、心を売って金を稼ぐ男12期の吉田です。


3日はOB・OG会がありました!

お忙しい中お集まり頂いた皆さん本当にありがとうございました!

初めてスピーチみたいなものをやらせて頂いたのですが、緊張しました・・・。拙くってすいませんでした。

初めてお会いする方ばかりで、お話を出来なかった方もいらっしゃるとは思いますが、とても楽しかったです。

平野ゼミの歴史と伝統を感じることが出来ました。それぞれの年で特色があって面白かったです。

来年も皆様とお会いできることを楽しみにしております。

写真は古川くんが後々アップロードしてくれると思うので、しばしお待ちを・・・。


さてさて、それでは5日のゼミ日誌に移りたいと思います。

オープンゼミ絶賛開催中!ということでこの日も2人の2年生がオープンゼミに参加してくれました。ありがとう!

【4限】

●ニューススピーチ

「収録なのに『生放送』のふり 日テレ歌番組」By佐藤さん

問題提起

日本テレビが11月30日の夜放送した歌番組で出演したアーティスト2組が収録映像だったのにもかかわらず、生放送のように放送していたということで、その演出は過剰であったのか?(やらせであるか?)

佐藤さんの見解は、過剰であるとはいえないでした。

収録で出演したアーティストの一人は、当日別会場でライブをやっており、収録であることを隠そうという意識は薄かった。ただ単に視聴者を楽しませる演出の一環ではなかったのか?という理由で過剰とはいないというものでした。

議論では、佐藤さんと同じような意見の他に、全く脚色のないテレビの映像はそもそもあり得ないのではないかといったことや口パクの方が問題があるのでは?といった意見がありました。

●輪読

A.Rホックシールド『管理される心』 第3章 感情を管理する

担当者:こもりさん、佐藤さん、みやぽんさん、宇田川、虎岩

問い
感情が状況にそぐわないとき、人はどのようにして適切な感情表現を行うのか?

答え
表層演技・深層演技を行うことで状況に対応する。その際、個人の演技は制度に干渉される。

前章でも少し出てきましたが、まず表層演技と深層演技というものについての説明がありました。
表層演技・・・自分の外見(表情、身振り)を変えようとすること。
深層演技・・・自己誘発した感情を自発的に表現すること。具体的には、手術ごっこの例が挙げられていました。手術ごっこでは、怖がるふりではなく本当に怯えていた患者役は、深層演技を通して、自分自身が怯えているように仕向けているのです。

この演技は制度(会社や学校や想像の仕方に指示するもの)に干渉される。
つまり、多くの人・モノは制度的なルールや慣習に従って配列され、演劇を完成させるということです。またこの演劇は商業的(お金を得るという目的)性質を帯びるとプレゼンターは最後に述べていました。

問題提起
①「劇、私的生活...それはお金を得るために利用される資源である。」(p.63)とあるが、それは本当か?(人々が感情労働を行う理由はお金のためか?)

②「企業の社風、雰囲気は社員一人ひとりの本当の感情から形成されているのか?それとも、イメージが様々な感情をもつ社員に影響を与えて形成されているのか?

①では、プレゼンターの見解はNOでディズニーランドやスターバックスの例を出して給料は安くても自己実現やゲストを幸せにするために感情労働を行っているのもあるというものでした。

議論では、自己実現などはお金を得るための口実であるやディズニーランドなどはブランド的意識が有名な場所で働くのは単なる自己陶酔なのでは?といった意見がありました。お金のためという意見が多かったですね。

②は、プレゼンターの見解は後者で、雰囲気を求めてしたい仕事を選ぶというものでした。

議論では、採用面接は企業の雰囲気と合っているのかを見ているといった意見や平野ゼミは各年代で雰囲気が違うということは雰囲気は個人の感情から形成されているのではといった前者の意見が多かったですね。

【5限】

●ニューススピーチ

「格安航空、翼を広げる アジア最大手、関空に就航」Byこもりさん

問題提起

格安航空会社(LCC)が次々と日本に就航しているということで、日本の航空会社は積極的にLCCに参入すべきか?

こもりさんの見解では、すべきであるということでした。
理由は
・従来の高額な運賃ではLCCに負ける
・地方空港の活性化につながる
・国内外の旅行が活発になる
でした。

議論では、NO側は今までのブランドイメージが崩れるやサービスを見なおして安くできるのでは?やLCCの安全性が疑問などの意見がありました。
YES側は、安い運賃で旅行したいニーズは確かにあるや従来の航空会社とLCCの使い分けできると便利といった意見がありました。YES側の方が多かったですね。
また、人件費では他のアジア諸国に日本は勝てず価格競争となった場合不利なのではという意見もありました。

●輪読

第4章 感情規則

担当:けんたさん、小西、ふっしーさん、古川(欠席)

問い
私たちはどのようにして感情規則を認識するのか。

答え
自己が自身の感情をどのように査定しているのかを調べ、
他人が自分の感情表現をどのように査定しているのかを推測し、
自分自身や他人が発するサンクション(ここでは反応という意味)を確認することによって認識する。

※感情規則とは
特定の状況において、どのような感情が適切なのか自明視(共有)されている規則。
例:知人の死に悲しむ→悲しむことが適切だという感情規則

感情規則の認識の仕方は
自分自身の私的なつぶやきとして規則を自分に思い出させる
他者から自身の感情を説明するように求められた際規則を思い出す
自分の感じ方を他者の感じ方と比較する
がある。

本章では感情規則が可変的であり、感情規則に反する不適切な感情を抱くケースなどから感情規則から逸脱しないことの重要性が述べられ、社会的な役割が変わると感情規則も変わるということが最後に述べられていました。

問題提起
①親子関係では、より感情規則に縛られ感情作業が多くなるとあるが、本当にそうといえるのか?

②P.72「感情規則は可変的なものである」とあるが本当にそうと言えるのか?普遍的な感情規則はないのか?

①はプレゼンターの見解ではNOで、家庭内でどう感じるべきといった規則は少なく、むしろ他人と接する方が規則は多いのではないかという理由でした。

②は、プレゼンターの見解では普遍的な感情規則はあるで親が子を愛するのは普遍的なのではと言った例が挙げられていました。

議論では、まず、規則と本能の違いはどういうものなのかといった根源的質問がありました。普遍的な規則=本能なのでは?といった議論は非常に難しいものでした・・・。
その議論もあり①と②をまとめて話し合う形になりました。
①では子は親の面倒をみるということなど感情規則が働く強制力が大きいのではないかと言った意見があり、②は感情規則に反したと思われる反抗も愛の裏返しといえるので感情規則が作用は大きいのでは?といった意見がありました。
うーん、整理が難しい問題でした・・・。


以上です。

次からは3年の卒論中間報告がありますね・・・。

早く準備せねば。就活もね・・・。

フットサル大会のことは次の人が書いてね。