12/21(月)ゼミ日誌

こんにちは、年末より年始が好きそうな中澤です。
確かに、年始のほうが好きです!
さすが、我らがとりっぴーですね!!

美味しいごはんに、お年玉に…

もーういーくつ寝るとーおーしょーおーがーつーーー、と口ずさみたくなりますね。
ちなみに一番好きなおせち料理は黒豆です。笑


では、ゼミの活動報告です

NS【雑誌・書籍に軽減税率を導入すべきか】門脇
新聞に軽減税率が適用されることを踏まえた問題提起でした。

YES側からは、「書籍は、学びのために必要である」や「ただでさえ高い本がより買いづらくなってしまうから」という意見が出ました。
対してNO側からは、「書籍・雑誌は娯楽目的のものが多い」や「教養・文化保護の線引きが難しい」という意見が出ました。

軽減税率をどの範囲まで適用させるのか、軽減税率の意味から考え直したい問題提起でした。


輪読『恋愛と贅沢と資本主義』W.ゾンバルト 訳金森誠也
(池浦、小川、近藤、霜鳥、行本)
4章「贅沢の展開」

問い:奢侈文化は13世紀以降のヨーロッパでどのように広がっていったか
答え:奢侈文化はアヴィニョン繁栄期から西欧全体に広がり、女性との関わりの中で発展していった。そして奢侈文化は宮廷だけでなく、貴族などの上流階級にも広がっていった。

問題提起:現在の豊かな社会においても、女性の存在が消費を活性化させているか?
「させている」と考えるゼミ員が多かったようです。

中世のヨーロッパの愛妾経済や、バブル期のような派手な恋愛消費行動が見られない現代ですが、キャバクラやアイドルなどを考えると、女性の存在が消費を活性化させているということは程度の差はあれ、言えるのではないかと感じました。


3年卒論①【戦前期三井物産における学卒者と企業経営】小竹
問い:戦前期の三井物産において、学卒者の採用・人事と企業戦略はどのような関係を持っていたか。また、その要因は?
答え:創業当初は、学卒者の採用は不定期かつ縁故や学閥による側面が大きかった。また大学教育もそれほど確立していなかったため、社内教育による人材育成が活発であった。
学卒者の定期採用が行われるようになってからは、採用基準が明確化することで企業戦略に合わせた人材採用が行われるようになった。大学数の増加や学部の多様化は企業のニーズも満たすようになり、大学教育が社員の能力・昇進に直結するようになった。

[消費社会論]よりの卒論を書く人が多い平野ゼミでは珍しく、[経営史]よりのテーマでした。3年生の時の、平野先生の講義を思い出し、懐かしさを感じました!


卒論②【観光社会学からみる、谷根千】宍戸
問い:「谷根千」の観光地化は観光社会学によってどのように説明できるか?
仮説:地域雑誌「谷中・根津・千駄木」によって「谷根千」という地域、抽象的イメージを表す記号が誕生した。またこのが外部に広がっていく中で、マスメディアによって「下町・あたたかいコミュニティ・古き良き」というイメージが付与され戻ってきた。これは都市のイメージ化というポストモダン的な特徴を反映している。
このイメージを地域住民は受け入れ、谷中銀座商店街を観光客向けに整備していった。谷根千のイメージを原体験に持つ高齢層を中心に本物らしい体験・空間を消費しに来るようになり観光地化が進んだ。しかしながら近年、若者向けの店の開店や外国人観光客の来訪が見られ街のありようが変容している

しっしーのユーモアセンスが光った、とても和やかな卒論発表でした!!


そして、今日のゼミには2年生が見学に来てくれました!!!
平野ゼミに関心を持ってくれることは、平野ゼミが大好きなゼミ員としてとても嬉しいです。
日常のゼミ活動を覗くことが出来るいい機会になると思うので、入ゼミを検討している方、最近平野ゼミを知ってオープンゼミに間に合わなかったという方、ぜひ三田のゼミにも遊びに来てください!


次のゼミ日誌担当はいつもニコニコしている原ちゃんです!彼女はたぶん年末派だと思います!!