どうも岩橋です。
僕の大好きなセレッソ大阪がなんと!!!なんと!!J1を4位でフィニッシュできました!!!
その瞬間に立ち会えたこともあり、とっても気分よく12月を過ごすことができています。
12/19のゼミの流れは
NS→卒論(杉浦・石塚・宮本)→ボードリヤール「消費社会の神話と構造」のまとめの議論
でした。
◆NS 「日本は韓国の強制徴用工問題に対して賠償すべきか」
Yes
・非人道的な行為を実際にしていたと仮定して、それをお金で解決できるならしても良いのではないだろうか
No
・日韓関係の改善にはつながらない
・条約に矛盾が生まれるからすべきでない
・個人と企業のレベルで解決すべきで、国を挟むべきではない
どうやら、日韓で法の位置づけに関する認識にも違いがあるようです。
◆第二回卒論中間報告のつづき
〈杉浦〉
日韓の「アイドル」に対する価値観の相違の分析
問い
「日韓のアイドルビジネスにはどのような違いが見られるか。また、そのようなビジネススタイルを形成してきた両国のアイドル産業に対する価値観の相違はどのようにして生じたか。」
仮説
「日本においては、アイドルを特別でない存在、普通の子として、ファンが共に育て上げていくような戦略がとられた。一方韓国では、当初から、完成形でデビューさせ、明らかに一般人とは差別化された完璧な存在としてアイドルは売り出されてきた。双方とも、時代が進むにつれてその特徴を強めている。また、そういった大衆のアイドルに対する価値観の相違は、戦後から今までの、両国の様々な異なる社会状況と経済状況に影響を受けて生じた。」
NSに関連してですが、日韓での価値観の違いを探ることで、物事の認識の違いを探るという視点は非常に面白いと思いました。
〈石塚〉
特別調査報道の影響力
問い
「特別調査報道は大衆にどのような影響を与え、変遷してきたのか」
仮説
「特別調査報道は、マスメディアの持つ議題設定機能を現した最たる例であり、提示する議題により大衆に問題意識を芽生えさせている」
前回から調査報道の定義をより明確に定めていた印象です。
相変わらず、説明がわかりやすく、プレゼンが上手い!!(羨ましい・・・!)
〈宮本〉
問い
「現代日本におけるモノとしての『美術・芸術』は、どのように消費されているか」
仮説
「『美術・芸術』のシステムのなかで、あらゆるコードに従い、それを承認するかたちで消費されている。そのコードの様相は、コンテンポラリー・アートの時代、ポスト・コンテンポラリーアートの時代の2つに大きく分けられる。また、それぞれの時代における『美術・芸術』の消費の諸様相は、その時代における社会状況を如実に反映している」
美術・芸術方面の内容で、聞き手が前提知識をあまりもっていないことをよく踏まえ、わかりやすい発表を心がけているなーということがよく伝わるプレゼンでした。
「前提の確保」というスライドにあった、現代までの美術・芸術の領域の変化の図は、その形だけでなく、色にまでその意味があったことに驚きました笑。
◆まとめの議論 「消費社会の神話と構造」ジャン・ボードリヤール
〈まとめ〉
消費社会が生まれ、消費者が「モノを通じたコミュニケーション」、「社会形成の活動」を求めて、交換価値を重視した消費を行うようになる。その消費を規定しているのが「コード」であり社会であった。
つまり消費社会における消費とは、人の欲望やモノの使用価値によって規定されるのではなく、コードやそこから生まれる交換価値の高まりやその高まりから生まれるコミュニケーションそのものである。
といった感じでしょうか・・・
先生があげられた、美術品の消費の例はとてもわかりやすかったです。
この輪読書は人生で一番難解な本だったと思います。
「執筆された当時の社会背景を十分に理解していても、内容が理解できないのではないか?」と感じてしまうほど、難しかったです・・・
ただ、自分だけだと絶対にこのような古典は読まない(読めない)だろうな…と思うのでいい経験ができたと思います。
最近とても寒くなっています。体調管理に気をつけましょう。