12月16日 ゼミ日誌

こんばんは!19期の高橋です。

私たち19期が参加する残りのゼミ数も片手で数えられる程になりました。
最近はゼミに参加する度に複雑な感情を抱いてしまいます…

さて、今回は12月16日のゼミ活動について紹介していきます。
この日も先週同様、日吉キャンパスで2年生に向けたオープンゼミを実施しました。
内容は
4限:NS(ニューススピーチ)・輪読
5限:ディベート
です!

①NS
論題:座席予約時の幼児マーク表示は必要か
 
Yes側の意見
・事前に周知でき問題が起きづらい、など
 No側の意見
・幼児を狙った犯罪が起きやすい、など

No側は少数派でしたが、確固とした根拠をもって意見を述べることができていました。

 

②輪読
ソースタイン=ヴェブレン 『有閑階級の理論』12章
この章の問いと答えについて、輪読班は以下のようにまとめてくれました。

問い:「差別化に無関心な気質」への回帰を成立させているのは何
答え:「勤労本能」と「怠惰や親愛の情」

このように輪読班は毎回、担当章の問いと答えをまとめる作業を行います。
この作業によって、その章を通して著者が伝えたい内容を簡潔に汲み取る練習をします。

 

ディベート
お題:救急車を有料化すべきか

Yes側の立論
①財政負担の削減
②労働環境の整備
③救急サービスの質の向上

No側の立論
①福祉の平等性を損なう
②患者の身体的・金銭的負担が増大する
③医療従事者への過剰な要求が増える

前回の反省が生かされた見応えのあるディベートでした。

 

以上、19期高橋、最後のブログ更新でした。
長文にお付き合いいただきありがとうございます。

12月12日 ゼミ日誌

こんばんは!19期の落合です!更新が遅れてしまい申し訳ございません。


12 月12日のゼミの様子をお伝えします。


◇NS

問題提起:短時間労働者にも厚生年金への加入を義務付けるべきか。


Yes:

①年金のシステムをよりアップデートできる

→将来年金を給付できなくなることを防ぐため、年金の基盤をしっかりとするためその負担をパートやアルバイトにもしてもらわないといけない状況


No:

①短期的に稼いでお金が欲しいパートやアルバイトにとって収益が減るのは大変


②今でさえ年金システムがうまく行っていないのに、対象を広げてうまく行くのか疑問


そして、三年生の第1回卒論中間報告の最終回でした。


◇堀岡

問い:ファン行動はどのようにして規定されているのか

仮説:主に、自分以外のファン、アーティストの目線に影響される


◇井上

問い:なぜ今、インディーズシーンにおけるV系シーンは衰退しているのか

仮説:①ファンが流動的になった

②2000年代のサブカルチャーブームの落ち着き

③大御所バンドの衰退、解散


◇北村

問い:芸能人よりも身近なインフルエンサーが宣伝している方が、購買意欲が湧くのはなぜか。

仮説:

知識が豊富な人からの有用な情報を参考にしている、

嗜好の多様化、共感を重視するようになった、Social Proofが影響を与えている、商業性への嫌悪感、一般人に対する信頼度の高さ(通説)

+芸能人の魅力低下、コミュニケーションの重視


以上です。

気温が下がったり上がったりとしているので、体調を崩さないように過ごしたいと思います!



12月9日 ゼミ日誌

こんにちは!19期の田上です(^^)/

 

気づけば早いもので、ゼミ日誌を担当するのも最後です...が、これから年明けにかけてOB・OG会や卒論提出など、イベントが盛りだくさんなので笑、引き締まっていきましょう!

 

この日は、日吉キャンパスでOPゼミを実施しました。内容は、ディベート(日本で大麻を合法化すべきか)、ニューススピーチ(児童福祉司の国家資格化)、輪読(ソースタイン=ヴェブレン『有閑階級の理論』12章)の3本立てです。

 

ディベート:日本で大麻を合法化すべきか

YES側

・医療の充実

・公的組織の収益増

・雇用創出

NO側

労働生産性の低下

・治安の悪化

・医療難民の増加

結果

・NO側の勝利!おめでとうございます

 

②NS:児童福祉司を国家資格化すべきか

YES側

・専門性を高める機会の提供?

・仕事そのものの重責性?

NO側

・労働力の質が低下する恐れ?

・現場検修でも代替可能?

 

③輪読:ソースタイン=ヴェブレン 『有閑階級の理論』12章

要約:信心深い思考習慣は有閑階級と親和性が高く、掠奪的生活など古代色の濃い文化のもと発展した。なお、現代産業制度では、機械的・合理的な思考習慣が求められるため、有閑階級以外の日常生活では、信心深い思考習慣は勢いを失っている。

 

以上、イチョウが色づいた日吉キャンパスからお送りしました。

12月5日 ゼミ日誌

こんにちは!19期の中嶋です。

12月5日のゼミでは、NS1本と3年生3人の第1回卒論報告が行われました。

 

◇NS

学校は外部に校則を公開すべきか。(教育委員会が強制すべきか。)

〇Yes側

・時代にそぐわないブラック校則を見直すきっかけになる

・入学前に校則を知っておくことができる

〇No側

・ブラック校則は内部の問題であるため、公開しても意味がない

・公開しても学校の実情が明らかになるわけではない

 

ブラック校則を公開しても問題解決には繋がらないというNo側の主張に対し、Yes側から内部の声だけでは解決しない現状があり、外部からの客観的な声が必要だという主張がありました。

 

◇第1回卒論報告(3年)

〇青山くん

問い:企業スポーツ休廃部数が増えたのは何故か?

仮説:成果主義が雇用システムとして広がり、企業スポーツを持つ動機が薄れたから

 

〇梅川さん

問い:現在2.5次元舞台が話題となっているが、その要因や人々が惹きつけられている要素は何か

仮説:①原作再現度の高さ ②「会えるアイドル」化 ③再現不可能な時間や空間であるというコト消費の性質 ④コスプレ文化の広まりやオタク市場の拡大により、2.5次元文化への参入障壁が低下

 

〇島くん

問い:①なぜ人は奢侈品を購入するのか? ②奢侈品の価格は何に決定されているのか?
仮説:①マズローの 5 段階欲求で挙げられた自己実現欲求を満たすため(具体的には他人指向で「消費」をすることで認知環境下における自分の地位を高めるため ) ②そのものにつくタグ(性質)の累積で決定されている(ここでのタグの評価は相対的なモノである)

 

今後も3年生の卒論報告が楽しみですー!

以上です。

 

12月2日 ゼミ日誌

 

こんにちは、19期の平田です。

早いもので、今年も最後の一ヶ月となってしまいました。

年末に向けて体調管理に気をつけていきたいところです。

 

さて、12月2日のゼミでは、

NS2本と、ソースタイン・ヴェブレン『有閑階級の理論』の輪読を行いました。

 

◆NS①

羽田新飛行ルートを容認すべきかどうか

○YES側

防音対策に比べても約6,500億円と見込まれる経済効果は大きい

○NO側

・落下物などの事故が起こる可能性が高まる

・上空が飛行ルートとなる地域の住民として心配

・地域住民に経済効果の還元はない

 

◆NS②

SNSにおいて、いいね数を非表示にするべきか

 

○YES側

・いいねを得るための悪徳なビジネスがなくなる

・投稿に対するプレッシャーが軽減されたという実体験

○NO側

・いいね数が話題性の指標となるため利用者として不便

・インフルエンサ―の特定に表示が必要なビジネスがある

 

インスタグラムについてゼミ員全員が利用しており、それぞれの感想や実体験に話が及びました!

 

◆輪読『有閑階級の理論』

○10章

問い:有閑階級の武勇は現代ではどのような形で見られるか

答え:近代的な戦争、営利的職業、スポーツや勝負事において見られる

 

○11章

問い:運頼み的な思考習慣とは何か。またそれは今日の社会にどのような影響を与えているか。

主張:運頼みは掠奪時代以降のアミニズム信仰から発展した思考習慣である。それがさらに擬人神信仰へ発達し、今日の社会に経済的、世俗的な影響を与えている。

 

9月から扱っている『有閑階級の理論』ですが、久しぶりの輪読となったため、平野先生より内容の確認や整理をしていただきながら進めていただきました。

今後もしっかり読み進めていきたいです。

 

 

それでは、以上です。

 

11月28日 ゼミ日誌

こんにちは。19期の伊大知です。

三田祭や補講日などがあり、28日は3週間ぶりのゼミ活動となりました。

三田祭の論文展示にお越しいただいた皆様、この場を借りて御礼申し上げます。

 

11月28日のゼミでは、三田論についての最終的な報告と、3年生3人の第一回卒論報告が行われました。

 

◇三田論報告

問い:日本におけるポップミュージックはどのように変化していったか?また、どのような要素が大きな要因と言えるか?

仮説:経済環境の変化や技術革新が社会の在り方を変容させ、同時にそれを構成する人々の中での音楽の意味付けが変化していったのではないか。

 

内容については本人たちも納得のいかない部分も多少あったのかもしれませんが、9人で1つの論文を無事に完成させることができたことについては、4年生はもちろん、平野先生も評価をしてくださいました。

 

◇3年卒論報告

・星野くん

問い:メディアによって描かれたサッカー日本代表は何を表象しているのか。また、その姿はどのように変化してきたのか。

仮説:メディアによって描かれたサッカー日本代表は各時代の価値観を表象してきた。そして時代とともに社会の価値観が変化すると、日本代表の描かれ方にも変化が現れた。

 

・中村さん

問い:1.ライフスタイルの変化はテレビ視聴にどのような影響を与えたのか。2.またドラマはどのようにして時代に適応し視聴者のニーズに応えているのだろうか。

仮説:1.家族の在り方や視聴スタイルに影響を与えた。2.時代の空気感に呼応し、共感を得ることが出来るもの。

 

・柴田さん

問い:髪形の変化に大きく影響を及ぼす要因は何か。

仮説:1.個人的志向・有名人による影響 2.文化・社会の変化

 

偶然にも、この日は4年の卒論のドラフトの提出日でした。これから先、色々と悩んで迷走することもあるかもしれませんが、「自分が一番知りたいことは何なのか」をその都度振り返って、頑張ってほしいと感じました(自分にも言えますが)。

 

以上です。

11月7日 ゼミ日誌



大変遅くなりました!堀岡です。


11月7日のゼミ活動では、19期の卒論報告が行われました。


【卒論中間報告】

*落合さん


問い:参加者が映画祭に求めているものは何か

仮説:①非日常 ②映画祭でしか見る事ができない映画を楽しむこと③映画について語り合う場



*山本さん


問い:女子力また女子とはどのような意味か

仮説:古典的ジェンダーの再生産



*平田さん


問い:日本におけるチェーン形態のカフェ空間が持つ性質とは何か

仮説:画一性がもたらす安心感により、自由な時間の使い方が許容されていること



*葛さん


問い:日中間の教育の違いが形成された要因

仮説:①教育政策、社会背景(ゆとり教育文化大革命) ②歴史伝統文化、国⺠性(科挙制度)③経済成長

以上です。

三田祭明けの次回からは、20期の卒論報告が始まります。
12月も目前に迫り、酷く冷え込むようになりました。皆様あたたかくしてお過ごし下さい!


堀岡