10月8日 ゼミ日誌

こんばんは。
ポニーテールの似合うあすみんからバトンを受け取って、
今日は15期の齋藤が担当します!
私もポニーテールが似合うようになりたいな…
さてさて、
今日のゼミはニューススピーチ、輪読、三田論中間報告、4年卒論という流れでした。
まず、4限。
<ニューススピーチ>(諸星)
国が定める標準管理規約における「コミュニティー条項」は必要か?
*標準管理規約…マンション管理に関して国が定める基本ルール。
Yes:コミュニティー形成をしておくと、トラブルや災害の際に役に立つ。
   マンション管理に関する総会の役員選任の前に居住者を知る必要がある。
No :参加したくない人からもイベントなどの費用を徴収することになる。
   コミュニティー形成は自治会などが行えばよい。
コミュニティーのあり方を考えるニューススピーチでした。
このようなコミュニティー形成を促す条項があったからといって住人がイベントなどに参加するのか。かといって、条項がなかったとしたらよりコミュニティーに対する意識が低下してしまうのではないか。など、様々な問題があると実感しました。

<輪読 ガルブレイス『ゆたかな社会』5・6章>(池浦、齋藤、宍戸、古川)
「5章 アメリカの思潮」
問い:経済学においてアメリカ的な考え方は誰が考え、それはどのようなものだったか?
答え:ヘンリー・チャールズ・ケアリー、ヘンリー・ジョージ、ソースタイン・ヴェブレンの3人よって考えられ、それらは主流派の考えに追従する部分が大きかった。また、イギリスからきた社会進化論アメリカにおいて大いに受け入れられ、経済学に大きな影響をもたらした。
「6章 マルクス主義の暗影」
問い:マルクスはどのような主張をし、社会に影響を与えたか?
答え:資本主義の欠陥を生産性や不況の観点から指摘し、変革の必要性を説くことで社会に影響を与えた。

問題提起
社会進化論では、闘争による淘汰が社会の進歩において良いこととされているが、果たして本当か?
→社会の進歩を技術革新と考えるならば、淘汰は必要である。
 社会の進歩を社会全体の幸福な生活と考えるならば、淘汰は良くない。
 などの意見が出ました。
 競争(闘争)によって生まれた利潤がどう配分されるか、やはりそのバランスが重要であると考えさせられました。

次は、5限。
<三田論中間報告>
問い:戦後日本における、中食の消費主体の変化と内食・外食の消費の変化にはどのような関係があったか。また、その変化要因はどのようなものか。
仮説:・60s〜70s:高度経済成長により、食市場の成長率が増加し、外食・内食産業が需要に追いつけなくなった。
   ・市場に隙間が生まれたことにより、80s〜「中食」が登場。(市場スラック理論)
   ・中食は当初、個人消費の面が強かった。
   ・90s:徐々に家族消費の面を強めてきたことで、外食・内食との衝突が起こり、外食・内食の縮小につながった。

→・仮説にストーリー性を持たせる必要がある
 ・市場スラック理論をどう発展させるのか
 ・分析で、対象の選定基準はあるか
 ・社史やホームページの活用
  などの指摘がありました。

後輩たちが頑張っている姿を見て、1年前の自分たちを思い出します。
どんな論文が出来上がるのか楽しみです!

<4年卒論報告>(内藤)
問い:日本の自動車広告は社会や人々の価値観などの変化に対応し、変遷してきているのか。また、どのよう変遷を遂げてきたのか?
仮説:している。1960年代から1970年代にかけては、1960年代に公害問題が浮き彫りになったことや1971年に環境庁が設立されたことを受け、環境をアピールする広告が出現した。また、70年代中頃からの個性化・差別化の時代の到来により、走行性能以外の付加価値をアピールするものや、表現方法によって差別化を図るものが現れた。このような社会背景や消費社会の変化と広告との連動が他の年代においても見られる。

同期の卒論報告を聞いていると、見習わなければと思うことが多くあります。論証方法や分析方法など、自分自身もしっかり検討して報告に臨みたいと思いました。

次回は、1週間後ですね。はやちゃんにバトンタッチ!