9月22日 ゼミ日誌

こんにちは、15期の原です!
夏休みボケが抜けていない中、今日は秋学期最初のゼミでした。頑張りました(笑)


今日は3年生の初めての卒論報告がありました。
まずはニューススピーチから!


諸星「防潮堤を高くすべきか」

<高くすべき>
・住民の安全が担保されるのならやるべき
・他に対策が無いのなら、景観を損なわない程度でやるべき

<高くすべきでない>
・他に対策あり(高い所に住む、など)
・景観が損なわれ、結果観光客の呼び込みに影響を及ぼす

私は、高くすべきでないと考えました。防潮堤を高くすることで、住民が安全性を過信し、危機が迫ってもすぐに避難しない可能性があるのではないかと思ったからです。


行本「海の家のクラブ化を規制すべきか」

<規制すべき>
・治安の悪化を防ぐべき
・海は皆のものである以上、皆が楽しめるようにすべき

これは全員一致で規制すべきという意見でした。私も治安維持のため、すべきだと考えました。しかし、海の家のクラブ化は、海への若者の来客数の減少を食い止めるために行っているとのことなので、規制する場合、他の対策を考えるべきだと思います。


次は卒論報告!

小川「東日本大震災×社会学

問い:東日本大震災に見られた「繋がり」を形成した要因は何か?

仮説:社会システムの広域化、地域コミュニティ、ボランティアネットワーク、繋がりを求める志向、SNSの普及、老人支援グループ、東北民の地域性、我々意識などの要素が繋がりを形成した。

主に東日本大震災阪神淡路大震災などの震災の比較に関する先行研究を紹介し、被害日本大震災の特徴である「繋がり」について説明してくれました。先輩方もおっしゃってましたが、「繋がり」というワードをもう少し明確にできるとさらに良いものになりそうです!


鳥飼「市町村合併時の名称変更と住民意識・環境要因の関係性」

問い:歴史性の薄い地名などの増加という平成の大合併の特徴は、どのような環境要因の変   化によって生まれることになったか

仮説:ネーミングなどの消費トレンドや地域アイデンティティを取り巻く社会運動などの環境の変化は、私的領域(ウチ)と公的領域(ソト)を隔てる距離感の変化を促し、(または連関し)、上記のような地名の誕生を許す土壌を形成した。(間接的要因)

人々の地域に対する愛着が強まり、それが街づくりへの大きな原動力となって、新自治体名のブランド化を生み出した。(直接的要因)
or
人々の地域に対する愛着が弱まり、それが住民の地域への帰属意識をも弱めた結果、新自治体の非・歴史由来化を生み出した。(直接的要因)

合併前の地域貴族意識が、市町村合併自治体名変更に与える影響を研究したいということでした。いかに客観的な分析が出来るかがカギになりそうです!


3年生にとって初めての卒論報告でしたが、二人とも中身の濃い発表をしてくれました!今後発表する3年生にとってはプレッシャーとなりましたね…。私も頑張ります!

以上です。次は、古川くんです!よろしく!