9月23日ゼミ日誌

こんにちは、兵平です。

昨日22日は巨人がリーグ優勝しましたね。

さて「今日は何の日? ふっふ〜」

っということで、秋分の日というれっきとした国民の祝日など関係なく、我ら慶應生は授業に、そしてゼミに励むのであります!

秋学期が始まりました。秋学期初日、秋涼を身肌に感じる心地よい日でした。

【NS①】松村さん
■消費税増税後、新聞紙に軽減税率を適用すべきか。

Yes側では、
・ウェブ上でのニュースサイトが大きな勢力として台頭する一方で依然として新聞は国民の大多数の情報源として、その存在意義は大きく、国民の知る機会の平等を担保するために、軽減税率を適用すべきだ。
・新聞社の機能は新聞だけにとどまらず、テレビやスポーツなど、新聞社が手を伸ばす領域は広い。今や、日本における新聞社の存在意義は絶大なものであり、その新聞社の権益を守ることは重要だ。故に、軽減税率を適用すべきだ。

No側では、
・新聞だけを特別視することは、自由な競争の妨げになるから軽減税率を課すべきではない。
・新聞もスポーツ紙や業界紙といった種類や、発行頻度等、多種多様であるから、一律的に「新聞」全般に軽減税率を課すべきではない。

と言った意見があがりました。


【卒論中間報告①】深澤さん

「戦後日本の家庭におけるペットの位置」

問い:
 戦後日本の家庭におけるペット(=犬と猫)の位置は、どのように変遷してきたか。また背景にある家族の形はどのように変化してきたか。

仮説:
 戦後〜1950年代においては、ペットは近代家族の中において機能的に役に立つ存在であった。1960〜1970年代に入ると、ペットは愛でるための存在と化していく。1980〜1990年代前半にさしかかると、近代家族が崩壊し始め、ペットはそんな過渡期にあった近代家族を成立させる中心的な存在(愛でるための存在)となった。1990年代後半〜2000年代前半では、近代家族は崩壊し、ペットは個人で所有されるなどして、かけがえのない存在となっていった。

戦後〜1950年代の雑誌目次分析、ペット産業分析、社会背景分析を行った。


【NS②】直人さん
■富士山に入山料を課すべきか。

Yes側では
・入山料を徴収することによって、登山者の意識改善を期待できるのではないか。例えば、登山準備をしっかり行ってくるようになる、ゴミのポイ捨てなどをしなくなるといった意識改善の効果が見込めると思う。だから入山料を課すべきだ。
世界遺産に登録されたことで、登山者も増えるのではないか。入山料を徴収し、山小屋や駐車場など富士山登山に関わる設備拡充のために入山料を課すべきだ。

No側では
・入山料を課すことによって却ってマナーが悪くなるのではないか。お金を払えば何をしてもよいというような意識を招く恐れがあるから入山料は課すべきではない。
世界遺産に登録されたからといって、入山料を課すことは世界的な公共財として果たしてどうなのか。

といった意見があがりました。

【卒論中間報告②】明男さん

「海運業における『日本的経営』の形成」

問い:
日本の海運業において、「日本的経営」が形成されたのはいつか。またそれらは、どういった経緯(背景)で形成されたか。

結論:
 1900年代より労組は活動を始めるが、一枚岩になれず、20年代まで経営主体で騒動は決着していた。30年代には大同団結した労組が要求を通す一方、経営側も譲歩を行った。ここに協調の萌芽が見れるが、第二次大戦によって流れは断絶した。
 戦後から1950年代前半にかけては、終身雇用制や労使協議制が成立した。有利な条件を手にした労働者は、争議によって自分たちの所属する企業が不振に陥ることを危惧して、協調的な姿勢をとるようになった。ここに協調的労使関係の成立が見て取れる。(今回は「日本的経営」の5要素の一つ協調的労使関係についての結論)


以上です。

4年生の先輩方、卒論のドラフト作成お疲れ様です!!
合宿終了後から、時間がない中、ここまで仕上げてくるのはさすがですね!!


次は平ゼミの広報部長、宮本です。
皆早く他己紹介だしてね!