12月2日 ゼミ日誌

こんにちは!冬の寒さに驚いている21期の藤本です。

毎年、去年の自分はどうやってこんなに寒い冬を乗り越えたのか分からなくなりますよね…最近冷え取りの靴下を3足買ったので、これで冬を無事越せると信じています。

 

 

本日のゼミは、NS1本と3年生4人の卒論報告を行いました。

 

【NS】企業が学生のSNS投稿内容を調べる動きは広がっていくべきか。

YES 側
・企業は学生の裏の顔を知ることができる
SNSでの交友関係が広いこと、集客力があることなどは、むしろ学生側はアピールポイントになり知識や実績などをアピールする場になる

NO側
・アカウントが取り違いの場合、学生の一生を左右しかねない
・本人の適性や能力に関係ない情報が把握されかねず、採用に影響する懸念があるので望ましくない(厚生労働省)
・企業の囲い込みが多発する可能性

 

就活生の人間的な問題を発見するために「裏垢」を調査すべきかという内容でしたが、身近な内容のためか、なかなか盛り上がりました。

裏垢とはいえ、問題のある発言をすることは問題であるという意見と、隠れて就活生のプライバシーに踏み込むことは問題であるという意見がぶつかるような形になりました。

就活生の私的部分を調査するために探偵を利用するのは昔からあったということで、裏垢調査もその延長なのではないかという観点は少し新鮮でした。

個人的には、問題発言はしていなくとも裏垢という完全に私的な領域に踏み込まれることには嫌悪感を感じてしまいますが、企業の視点からするとコストもかかる中で問題のある人間を採用する危険性は排除したいとなってしまいそうですね…普段の発言には少し気を付けようと思いました。

 

 

 

【3年生卒論報告】

①神戸さん「女子高校生の制服ファッションの変容から推察する若者のコミュニティの変化」

女子高生の制服の着こなしから、コミュニティの在り方の変化を見ていこうという内容でした。

1980年代は制服によってコミュニティとのつながりを求め、2010年代以降はSNSの流行によって各々が好きなようにアレンジをし、リアル空間でのつながりを求めなくなったのではないか、という仮説は今まであまり持ったことのない視点だったので、面白く感じました。

 

 

②田村さん「消費者から支持される商品パッケージはどのようなものか」

社会編かや他社との差別化、商品イメージとの一致などを持ち合わせるパッケージは消費者から支持されやすいという仮説でした。

かなりやりたい事がハッキリしているという印象でした。主なパッケージの変化と社会現象のかかわりに関しては個人的に興味があります。

 

 

③原田さん「KPOPと日本アイドルにおける女性のファン行動の違い」

春とはかなり大きくテーマを変えてアイドルに関する研究にスイッチしたとのことでしたが、色々と先行研究も調べられていてアイドルに関する興味の高ぶりを感じました。

韓国アイドルの売り出し方にはオーディション番組の存在や、高い実力という特徴があり、「未熟さ」や成長を売りとする日本アイドルとはかなり差異があるということでした。

 

 

④山田くん「日本人がゲームに求めるものの変化について」

平成不況の長期化や阪神淡路大震災地下鉄サリン事件などの負の連鎖が続いた1995年ごろからコミュニケーションをゲームに求めるようになったという仮説でした。

問いと仮説の設定にかなり時間がかかったという事でしたが、若者消費に関しておもしろい研究になりそうですね。

 

 

 

始めは5人報告の予定でしたが、想定以上にFBが盛り上がってしまい残りは次の木曜日に持ち越しとなりました。

12/9は、4年生2人と3年生3人の卒論報告の予定ですが、時間内に終わるのでしょうか…!なんだか終わらない気がしてなりませんが、来週はその点に注目してみようと思います。