7月8日 ゼミ日誌

こんにちは、19期平田です!
7月8日のゼミでは、NS2本と、論文の輪読を2本行いました。
 
NS①
【問題提起】
大学生の全学部生対象にAI教育を義務化すべきか?
 
ゼミ員の意見はNO側に偏りました。
 
【NO】
・成果と比較したとき、導入コストとの釣り合いが取れない
・段階的な導入として選択必修程度にとどめるべき
初等教育レベルでは専門知識は習得できない
 
一方でリテラシーの観点で、国語や英語のように必修化に意味があるのではないか、人材育成を目指すなら大学生以前に導入する方が良いとの意見もありました。

NS②
【問題提起】
AIによる採用を導入するべきか
【YES】
・採用コストの削減になる
・偏見・気分に左右されず公平である
【NO】
・面接でAIを相手に話す抵抗感がある
・会話の理解力に不安がある
 
実際にAIを用いた選考を経験した人が19期の3割程度いました。これからやはり増えていくのでしょうか。
 
以上、AIに関するNS2本でした。
 
輪読①
平野隆「戦前期における日本百貨店の植民地進出」
 
問:日本人経営の百貨店が植民地へ進出したのはなぜか。また、それらは植民地の社会・経 済においていかなる意味を持ったのか。
答:軍事力や政治力だけでなくメディアや文化がもつ力を重要視していた日本政府、伊藤博 文が推進したから。
・「国策」の PR 機関としての役割、在朝日本人に対して日本からの物資を供給し帝国 意識を強化、現地の朝鮮人に対して日本の同化主義政策の一翼、商業と街の景観の近代 化、「洋風」生活情報の発信源

輪読②
高岡美佳「日本のコンビニエンス・ストアの成長過程における資源補完メカニズム」
 
問:なぜ日本のコンビニエンス・ストアはフランチャイズ・システムを採用したのか?
 
答:石油危機以降、「消費の即時性」というニーズを充足するため急速な多店舗展開が
必要となった。しかし、当該期のコンビニエンス・ストアは十分な資源をもってお らず、資源調達コスト削減のため中小小売業者の立地を買い取らずに利用する方式 を選び、フランチャイズ・システムを採用することになった。
 
先生の論文を輪読する新鮮さがありましたね。批評的に内容を検討する議論の大切さを感じました。
 
以上です。