こんにちは、20期の梅川です。
6/24のゼミでは、NSと『ファッションで社会学する』part4の輪読、そして四年生の第2回卒論報告を行いました。
★NS
問題提起:
2020年東京五輪・パラリンピックの期間中、首都高中央環状線の内側を対象に通行料金を1000円上乗せするといった渋滞対策を行うべきか。
【YES側】
・五輪期間に一般車両はそれほど増加しないのでは?
・パトカーや救急車が通りやすくなるのなら、対策をやるに越したことはない。
・既に渋滞の現状があることが判明しているので、対策を講じたほうがよい。
【NO側】
・五輪に関心がない人が渋滞の煽りを受けてしまう。
・今でさえ通勤ラッシュが酷いのに、高速道路の料金上乗せによってさらに電車やバスの利用者が増え、ラッシュが酷くなる。
といった意見が出ました。19期の葛さんからは、中国はナンバープレートが奇数か偶数かなどによって通行制限をかけているといったお話を伺いました。
★輪読
藤田結子・成実弘至・辻泉編『ファッションで社会学する』有斐閣、2017年
Part4 グローバリゼーション
問:グローバリゼーションによりファッション界では何が起きているか。
答:①デザイナー個人や組織の間で、資本をめぐるグローバルな競争が起きている。
②モデル市場の国境が無くなり、彼らは様々なファッション都市で労働している。
★四年生 卒論報告
・19期高橋さん「ローカルコンビニが衰退している原因はなにか」
仮説…①大手3社のローカル進出(通説)
②全国展開に乗り出すなど、経営資源を分散させたこと
・19期山本さん「なぜ『女子力』という言葉が受け入れられたのか」
仮説…
①「主体的に獲得するものである」という意味は、女性の社会進出により女性も努力することを求められるようになったから受け入れられたのではないか。
②「古典的なジェンダー規範」は、男女平等に近づいているからこそ、女性だけの領域を守りたいという願望の表れではないか。
今回の卒論報告で初めて我々20期もコメンテーターとして先輩方の発表を聞きました。平野先生やゼミ員の意見・アドバイスは様々な視点からのもので、大変鋭く、私自身卒論テーマをこれから考える上でとても参考になりました!
以上です。