こんにちは! 20期の島です。
6月13日のゼミでは4限でNS一つと、三田論の仮テーマ3つの発表、5限で平野先生による、福沢諭吉の事業思想と門下生の企業者活動の講義が行われました。
♢NS
問題提起:企業は男性の育児休暇を義務付けるべきか?
YES側
・育休をとるのが当然という風潮を形成することが出来る。
・事前に休暇期間が分かっているため仕事への影響は出にくい。
NO側
・育児の質の向上や少子化対策に貢献するのかは疑問。
・収入が必要な人々にはかえって枷になる。
また、YES側としては、取り敢えず義務化し育児への価値観を変えて、企業の損失は政府が負担すべき、という意見や、NO側として、育児休暇は労働者の権利にすぎず、義務化するのはおかしいのではないか、という意見などがでました。
♢三田論仮テーマ
①なぜソーシャルゲームが普及したのか。
②スポーツにおけるコストは競技人口に影響するのか。
③CMをはじめとした広告の量と好感度は比例するのか。
四年生の意見
①全体的にもう少し研究対象を絞り、定義を確認して先行研究から発展させると面白い
②縦と横の軸で考察してみて、他の要因との比較(相関関係の利用)をした方がよい
③マーケティングの領域でさんざん議論されているためオリジナリティがほしい
どれも、面白い着眼点でしたが、三田論に使用するにはもう少し内容を詰めるべき、という意見が多かったです。
♢講義
要点:①福澤の言う会社の目的とは公益の追及
②尚商立国(商を尊び、商を盛んにして、国の独立を確かなものにする)
③官尊民卑の打破の必要性
④新しい時代の実業の担い手=士流学者
福澤先生が門下生たちに、商人でありながら士の心を常に持つことの必要性を説いたのは、非常に興味深い内容でした!
以上です。