6月19日 ゼミ日誌

こんにちは。17期の加藤達也です。更新が遅れ申し訳ありません。最近は日によって暑かったり寒かったりするので、どうにも体調が優れない日々を過ごしております。体調管理をきちんとしていきたいところです。
さて、今回のゼミもニューススピーチから始まりました。お題は「村総会」です。村総会とは簡単に説明すると、村人による直接自治を行う場所です。これを人口の少ないとある村で導入すべきかを議論しました。YES側の意見としては「少子高齢化などに柔軟な対応をするために必要である」や「海外での成功事例があるので導入を検討してもよい」といったものが挙がりました。一方NO側は「人口が少ないとはいえ収集がつくのか」や「直接自治ではなく、他の要素の改善でも良いのではないか」という意見が挙がりました。個人的には、民主主義である以上は直接民主制が最も良い自治であると思いますが、実現にかかるコストなどを考えると難しいという意見です。
続きまして輪読です。前回に引き続き間々田孝夫さんの『21世紀の消費』を読み進めていきます。今回は第四章「ゼロの消費文化」の輪読となりました。ゼロの消費文化とは消費をしないことの文化です。普段肌で感じることは少ない文化であるため、想像するのが難しい章でした。ゼロの消費文化は古くから宗教などで存在していたそうです。それが環境問題や、大量消費の反動を要因として復活したそうです。そしてゼロの消費文化は前回登場した第三の消費文化に収れんされてしまうそうです。本で語られたゼロの消費文化の原則の説明や内容への批判などがゼミ員から挙がりました。最近は三年生もハツラツと鋭い質問が挙がるので、司会をやっていてとても楽しかったです。人の成長を感じられるのもゼミ活動の醍醐味かもしれません。私が成長しているかは聞かないであげて下さいね。問題提起のお題は「ゼロの消費文化は第三の消費文化に収れんされるのか?」でした。収れんされるとしても第三の消費文化なのかということも含めて問題提起でした。内容に疑問が残るのもあり、ゼミ員は考えあぐねている印象を受ける時間でした。
締めは再びのニューススピーチです。お題は「子供に自治体としてスマホの利用に規制をかけるべきか?」です。YES側としては「依存症が減る」や「機能制限なら良い」という意見が挙がりました。NO側からは「効力はあるのか」や「親がやればよいのではないか」という意見が出ました。教育系は毎回盛り上がる印象ですが、今回も例に漏れず白熱した議論でした。