6月27日 ゼミ日誌

こんにちわ。17期福西です。6月27日のゼミ日誌です。

第1回ゼミ説明会お疲れ様でした。16期の先輩方たくさん来てくださり非常に助かりましたありがとうございました。

ゼミ説を機にこのブログを読んでくれてる2年生がいると信じて張り切って書いていきたいと思います!

NS① 「社外取締役の増員を推進していくべきか(担当:瀬高さん)」

賛成:
社外のいろいろな意見を取り入れることができる
取締役会にいける監視の目となる

反対:
1人が複数の社外取締役を務めている現状がある

賛成が多数でした。

先生からは
・株式会社は本来株主のものである
・日本では社外取締役は友好関係のある人間が多くアリバイ的に入れているだけ
・社内事情に詳しくない外部の人間に適切な判断ができるのか?
アメリカでは社外取締役の割合が信頼度を測る物差しになっている

といったお話がありました。

NS② 「学習塾講師検定を国家検定として認定すべきか(担当:村井さん)」

賛成:
指導力が担保される
大学生バイトが多い現状に疑問がある
国家検定となれば受験者が増える

反対:
生徒にあった柔軟な指導が必要なため資格で指導力が担保されるとは言いがたい
試験対策として勉強するようになり皆が同じ指導をするようになってしまう

輪読
新しい輪読書に入りました
金子良事『日本の賃金を歴史から考える』旬報社,2013

第1章「二つの賃金」第2章「工場労働者によって形成される雇用社会」(担当:近江さん、佐藤さん、チョウさん、三枝、山口)

第1章
問:日本において現在の雇用関係・賃金制度の基礎はいつ頃成立したのか
答:明治期以降
ただし、いずれにおいても江戸時代からの「奉公人制度」や「給金」の特徴を引き継いでおり、西洋のそれとは性質を異にしていた。

第2章
問:明治期の工場労働者の賃金形態はどのようなものであったのか
答:職工の賃金形態は、労働との直接的な対価である面が強かった。また職工の移動を防ぐために強制貯金・自動の定期昇給などの規律がつくられていた。

問題提起:(現状の日本で)労働者流出を防ぐための自動定期昇給は有効か

有効であるという意見が多かったです。福利厚生の有効性に関する議論にもなりました。

先生からは全体を通して前近代⇔近代の労使関係や労働力の性質に関してのお話しをいただきました。近代社会は労働を市場交換しており経済学のモデルでは他の商品や原材料と同列に扱われているが実際は違うだろうという感じです。お金以外に働くインセンティブがないかと言われれば確かにそんなことないですよね。

以上ざっくりと6/27のゼミの振り返りでした!