6月8日 ゼミ日誌

こんにちわー。16期内代表の近江です。

地元の伊勢志摩でサミットが行われるらしくてポカンとしている三重県民の一人です。

NSが3つあることで今日の日誌は長くなっています。


NS:担当 村井

マイナンバー制度を導入すべきか」

<すべき>

・行政手続きの負担が減り、利用者としても便利。

・脱税などの不正を取り締まりやすくなる。

<すべきでない>

・個人情報漏えいが怖い

・今の手続きの手間は、情報を守ることにつながっている必要なもの。


反対派は政府による個人情報管理問題を強く主張していました。最近では年金機構の漏えい問題がニュースでよく取り上げられるので、危機感が増した人が多いのではないかなという印象です。去年の確定申告などで手続きがめんどくさかった身としては、たった12桁で手続きが済むなら嬉しいですね。



NS:担当 門脇さん

「公立小学校において、PTAは必要か」

<必要である>

・教師の人手不足が深刻であることから、行事ではPTAの協力が不可欠。

・保護者側の意見を代表する機関は必要である。

<必要でない>

・PTAの活動内容が不透明である。

・PTAの協力が不可欠な学校運営に問題があるのではないか。


僕は必要でない派だったのですが、やはり教師不足は事実として理解できるものの、その状況自体に問題があるのではないかと思いました。また、15期の先輩方の多くの親がPTA役員の経験があって、「子供の教育に関心がある家庭の子供ほど、慶應など有名と呼ばれる学校に行きやすい」という話になりました。個人的にこの論理には反対で、「教育に多くの関心を寄せられるほど金銭面で不自由ない家庭は教育にもお金をかけられるため、有名校に行く確率が高い」という論理だと思っています。



NS:担当 内藤さん

「山陰地方のリニア整備を推進すべきか」


<すべき>

・地方活性化が叫ばれる今こそ推進すべきである。


<すべきでない>

・電力消費が激しい可能性がある。

・山陰地方に「速さ」が必要なのか


ほとんどの人が反対派で少し焦りました(笑)
大量の資金が必要で、JR西日本にそれを賄える資金があるのか、利用者が少なくてペイできない可能性はないか、という論点が出てきましたが、個人的には税金が投入されたり同社のほかサービスにしわ寄せがいかないうちは問題ないかなと感じています。



・卒論中間報告

(鳥飼さん)

テーマ:市町村合併時の名称変更と地域・環境要因の関係性

問い:平成の大合併の特徴である「かな自治体の増加」は地域住民の意識やその住環境と関係しているか

仮説:している。かな自治体は他に比べ住環境に、かなのネーミングが多い。また、歴史的地名に固執しない傾向がある。


(古川さん)

テーマ:テレビドラマから見る家族意識の変遷と日本社会

問い:戦後、テレビドラマは人々の家族に対する意識をどのように映し出してきたか

仮説:
・1950年代-1970年代半ば
家族こそが第一の拠り所として理想的な近代家族像が映し出される

・1970年代半ば-1990年代
家族は個人の自由を束縛するものとして認識され、家族以外の共同体にて人々が自己実現を図る描写が映し出される

・1990年代-現代
社会が不安定になる中、生活上、心理的に社会的包摂を保障するものとして、近代家族に対する魅力が再び映し出される。



・感想

先輩の卒論発表はどれもよく考えられていて、来年の中間発表ではこのクオリティまで昇華させないといけないと考えると、ちょっとビビってます。
2か月NSを続けてきて、最新ニュースに対してかなり知見が広がりました。ワールドビジネスサテライトがとても分かりやすくなったことを、2か月のNSの成果として実感しまくってます。
次のゼミからは新しく、経済学寄りの本の輪読が始まるのでしっかり準備したいと思います!