こんにちは!
杉村からギターを借りたはいいものの全く練習していないためいまだになんにも弾くことのできない神尾です
まずはコードを1個1個覚えていきたいです…
さてさて、
19日のゼミは輪読と第1回三田論中間発表という内容盛りだくさんの日でした。
【輪読 加護野忠雄『経営はだれのものか』第四章(by 石田、門脇、杉村)】
問い:良い株主の条件とは何か。また株主としての従業員とファミリーの特徴は何か。
仮説:良い株主の条件は、株主が企業に対して長期連帯関係を持つことである。従業員は長期的雇用から、ファミリーは企業の業績と財産の結びつきから、長期連帯関係を持つ株主として挙げられる。
問題提起:経営はだれのものか?
問題提起に関して、自分たちの担当章にて似たような問題を提起していたのですが、1冊の内容を把握する前と後でだいぶ議論の質が変わったような気がしました。
また、今回で『経営はだれのものか』の輪読が最終回であり、まとめの議論も行われました。筆者の主張が1冊を通して一貫していたので理解しやすい本だったと思います。
ただ、筆者の提案することに関しては、誰かが述べていたように実現可能性について疑問をぬぐいきれませんでした。なぜなら、かつて「モーレツ社員」といった言葉などがあったように、過去と現在で従業員の仕事に対する価値観が変化しているような気がしたからです。
【第一回三田論中間発表】
ついに三田論が始まりました。
今回はテーマを4つ挙げ、今後だんだんと絞っていくというのが平野ゼミのやり方です。
◆テーマ①『学習塾』
問い:学習塾は外部要因からどのような変遷を遂げているか。
仮説:(学習塾の変遷)
高度成長期 ⇒ 補助的機関、儲けより慈善etc...
バブル期 ⇒ フランチャイズ化、ビジネス化、個別指導開始etc...
失われた20年 ⇒ 多角化、IT化、総合教育化
今と将来 ⇒ 教育提携化、海外展開の伸び
社会経済、学校、顧客を外部要因として以上のような変遷が遂げられた。
◆テーマ②『音楽』
問い:20世紀以降の日本において、音楽の消費、また需要の仕方はどのように変遷していったか。
仮説:20世紀以降、ポピュラー音楽の登場により以前よりも音楽選択の幅が広まった。また、時代の変遷に伴い新しい音楽メディア(ラジオ、レコード、CDなど)が出現した。これらの背景により、人々の音楽に対する消費志向は変化し、音楽の需要のあり方も変化していった。特に、需要における時間的・空間的・選択的制約の克服は、人々の音楽消費に大きな影響を与えた。
◆テーマ③『結婚式』
問い:明治以降の結婚式の形態と社会的な背景の関係性とその変化はどのようなものだったか。
仮説:・1900年代:神前結婚誕生→普及
(背景:簡便さを求めるようになった。)
・1960年代:神前結婚+披露宴の2段階(ホテル)
(背景:招待客が多くなり、全招待客を結婚式には呼べない)
・1990年代:チャペル式結婚
(背景:結婚情報誌の影響)
◆テーマ④『住宅』
問い:日本人が住宅に求めるものは、時代ごとにどのように変遷してきたか。
仮説:1960年代、核家族化が進み、住宅は子ども中心に考えられるようになった。その後、1970年代後半から環境意識の高まりにより、「エコ」であることが重視されるようになった。近年は、経済状況の悪化により、狭い土地を有効に活用する住宅への需要が高まってきている。
以上が三田論中間発表の内容でした。
どのテーマもよく調べてあり、聞いていておもしろかったです。
三田論は11月までの長期戦かつ、大人数で取り組むものなので最後までやりきれるテーマをみんなでしっかり話し合って絞り込んでいってもらいたいです。
本当に大変な活動ですが、終わった時のやりきった感や仲間との一体感はなかなか味わえるものではないので頑張ってください。
今日のゼミ日誌は内容が盛りだくさんで長くなってしまいましたのでこの辺で。
次は杉浦さんです、よろしく!