6月16日

W杯はあるし、HUNTER×HUNTERは連載再開するしで21世紀屈指のいい6月を過ごしている岩橋です!
最近ようやく車の免許を取得しました。教習所で最後に運転してから1年と3ヶ月程運転していないため、もう立派なペーパードライバーへの道が見えてきました。

さてさて本題。
16日のゼミは輪読×2というオーソドックスな日でした。

〜4限〜
◆ニューススピーチby石田
法人税『20%台目指す』、来年度から数年内に、骨太の方針、財源、年末に持ち越し」
問題提起:法人税改革を行うべきか
法人税改革の効果が本当に出るのか、それが財源捻出によるデメリットを上回るのかということが論点となりました。

<行うべき>
・将来的な税収増加が見込まれるのであれば、一時的な減税分の補填は仕方がない。
・現在の高い税率はベンチャー企業にとって負担が大きい。
<行うべきでない>
・人件費などの他要素の方が企業立地に影響していそう。
・財源捻出自体がマイナスの経済効果を生む

◆輪読「経営はだれのものか」加護野忠雄 3章1節〜4節
発表者:斎藤、霜鳥、兵平、宮本
問い:(企業統治改革に失敗した)日本企業の競争力を強化・回復する対応策として、何をすべきか。
答え:長期的企業価値を高めるべく、競争力の源泉としての企業統治の効果を引き出すべきである。そのために、まずは日本における企業統治の発展過程を振り返ると同時に、法律主導の改革がもたらした諸問題を解消するような制度づくり・慣行の形成に取り組む必要がある。

問題提起
(1)企業統治における制度・慣行づくりは、規範と経験のどちらに依拠すべきか。
(2)現代日本企業は、「協働による価値創造」と「利害対立の調整」のどちらに眼目を置くか。

前章までの流れを踏まえた完璧なレジュメ作りを行うプレゼンターの方々が素晴らしかったです。
この本の輪読も折り返し地点を過ぎ、「各ステークホルダーの力関係が均衡する企業統治こそ良い企業統治」ということがわかってきました。ただ個人的には上記の統治の在り方には大いに納得したのですが、少々実践的ではないという印象を抱いています。

〜5限〜
◆ニューススピーチby石塚
「外国人実習の拡大提言」
問題提起:外国人の実習期間を拡大すべきか
外国人に日本で技能経験を積んでもらうための技能実習制度の受入期間を延長するというニュースでした。

<すべき>
・介護のように労働力不足の職において労働力を確保できる
<すべきでない>
・労働力を補ってもらうにしても、2年の延長程度では短期的なものにすぎない
・日本人の技術ノウハウの蓄積が減る
・農業分野では技能を素早く習得し、母国で早く活かしたいと考える外国人労働者が多い

昨年の八代ゼミとのディベート東京五輪を開催すべきか」において、建設労働力確保のための制度として調べたことのある内容で懐かしかったです笑。

◆輪読「経営はだれのものか」加護野忠雄 3章5節〜7節
発表者:石川、杉浦、小川

問い:誰の利益のために企業経営・企業統治をすべきか
答え:「長期連帯性」の高い主体の利益のために企業経営・統治をするべき
問題提起:(現代の日本において)良い企業統治の条件とは何か

問題提起にもあるように、良い企業統治のための制度をつくるにはどういった経営評価のルールを作るかということが大きな論点となった節でした。

次はKAMIOさん!!!!