こんにちは、平野ゼミ15期の古川尚貴です!
初のゼミ日誌ということであんまりふざけないで書こうと思います!
5月19日のゼミではニューススピーチ、輪読、卒論発表がありました。
それではまずはニュースピーチから!
鳥飼くん
「東北地方に医学部を新設すべきか?」
見解:すべきである
<Yes>
・東北地方は医師不足であるから、また震災復興のアピールになる
・試験のハードルを上げ、医師の質の低下を防ぐ
<No>
・都会の医師を地方へと移せば医師不足問題は解決する
・新設コストが高い、被災地支援の方を優先するべき
内藤くん
「自治体は生活保護をした高齢者の家族に経費(生活保護費、介護費)の請求をしなくてもよいか?」
見解:求めなくてよい
<Yes>
・請求されたくない家族の増加につながる
・そもそも国がセーフティネットの支えとして活動できていればデメリットはない
<No>
・保護に対して消極的になる自治体、家族が現れるのを助長する
・経費の支払いがなくなってしまうと高齢者を捨てる家族が現れる
続いては輪読です。内容は『第4の消費』第二章 第三節〜第六節
問い:第二の消費社会から第三の消費社会への変化とは具体的にどのようなものか?
答え:①物質志向→心志向へ(心理面)
②大衆から文集へ(構造面)
③必需品から必欲品へ(市場面)
問題提起
①消費という行為には、アイデンティティの形成といての側面がある。それでは現代の学生は、どのような消費行動を通じて、いかなるアイデンティティを築いているのか?
答え Facebook、ツイッターでの主張(リア充アピール?)
オーガニック系女子の健康アピール、カメラ女子の自分かわいいアピール など
②消費することへの消極性が生まれる要因とは?
答え 選択肢が多すぎること、ものに対するこだわりが強くなっていること
新しいことをすることの変化への恐れ など
そして最後に、卒業論文の発表です!
岩橋さん 「新聞から見た日本のスポーツ報道の変化」
問い
戦後、一般紙におけるスポーツ報道はどのように変化していったのか。また、その要因は何であったか。
仮説
戦後しばらくは、体育会出身の記者によって書かれた技術論重視の批評性の高い記事が見られた。しかし1970年前後から、批評性が薄れ、相対的に選手のヒューマンストーリーなど娯楽性の高い記事が多く書かれる傾向が見られた。そこにはテレビによるスポーツ報道の増加や五輪人気による人気スポーツの多様化が影響していた。1990年中頃からは面別接触率調査の開始とスポーツ面対向全面広告の急増により、スポーツ記事の量が増大した。また通時的に見て、終身雇用制度や取引(取材)相手との協調的関係の維持といった新聞社がもつ日本的経営の特徴が外部環境の変化と相互作用し、記者の記事制作の方向を変化させていった。
石塚さん 「たばこから見る、日本社会」
問い
日本における人々の喫煙行動(禁煙行動)と、社会の間にはどのような連関があるか。
仮説
戦時中タバコはほかの食物同様、配給制となり一般人の喫煙には制限が課された。戦後になり経済が豊かになると、人々は嗜好品として「自己表現の手段」としてたばこをたしなむようになる。さらに、青少年にとっては「大人の証」、女性にとっては「男性への憧れ」として、喫煙を行っていた。しかし、1970年代以降、人々の好みが多様化するにつれてたばこの持つ「シンボル」としての意味合いが薄れ、喫煙率は高止まりするようになった。そして、1990年代ごろより政府のプロパガンダの成果もあり、①健康面への影響、②周囲への迷惑を主な理由として、禁煙運動が広がりを見せていく。
以上です!
先輩方の卒論は非常に興味深くかつ他にはないオリジナル性があります!
いづれ自分もこのような卒論を作らなくてはならないのですが、まだ全然実感がわきません(泣)
あと最近になってやっとゼミ活動にも慣れてきました。4月の頃ほどではないですが良い意味で緊張しなくなりましたね。
少しづつ成長している…のかな?
報告は以上です。次の担当は諸星さんです、みなさんお楽しみに!