おはようございます。 14期の宮本です。
さっそくですが、前回のゼミについて振り返っていきます。
−4限−
【newsスピーチ】 (吉川さん)
問題提起 :
日本は、外国人受け入れをより積極的に行うべきか。
YES側(行うべき)
・労働力確保のために必要である
・(外国に対して)閉鎖的な日本社会を変える契機に成り得る
・斜陽産業の労働力や過疎地域の人口を補うことができる
NO側(行うべきでない)
・先だって解決すべき事項がある(労働市場の問題など)
・教育や技術の水準の低下を招きかねない
・サービスの質が下がるから
先生からは、「将来的には受け入れざるを得ないだろうから、そのさい生じ得る問題を見据え、いかにしてそれに対処するべきかを考えておく必要がある」という示唆をいただきました。
【輪読:アーリ『観光のまなざし』】 (小池さん、小林さん、ほーり)
問い :
観光を研究することは、なぜ重要なのか。
答え :
「観光のまなざし」は日常/非日常の対比から形成される。 そのため、「観光のまなざし」を調査することは、より広く社会の構造を理解することにつながるため、重要であるといえる。
問題提起 :
現代の日本において、観光に非日常性は欠かせない要素であるか。
現在、観光をテーマに三田論の準備を進めているということもあり、中身のある議論ができたと思います。それと今回、レジュメの完成度が素晴らしかったです。
―5限―
【newsスピーチ】 (五十嵐)
問題提起 :
ネット配信を行う海外企業に対して税を課すべきか。
YES側(課すべき)
・国内外を問わず、公平な競争が行える
・消費税は消費にたいして課される税であるから、課税は道理である
NO側(課すべきでない)
・海外企業からの配信が滞る不安がある
先生からは、「グローバル企業が増殖していくなか、税の理念と徴税技術のあいだにギャップが生じつつあるため、各国それぞれが税を徴収するという方法が限界を迎えている」という見方があることを、教えていただきました。
【卒論中間報告】 (川中さん)
テーマ : 近代医療の変容
問い :
戦後、日本において、「医療」はどのように捉えられてきたのか。 またその要因とは。
仮説 :
戦後日本において、医療とは、生物学的に理解される疫病の除去であり、医学的知識を持った医師が中心の医療が行われてきた。 しかし、1980年代以降、病気を患者の社会的な出来事であるとみなすべきであるという価値観が生まれたことにより、医療とは、身体的、精神的、社会的に健康を取り戻すことに変化し、医師、看護師やソーシャルワーカーなどの専門職、患者の家族をも取り込んだ患者中心のものに変化した。
(また、その変化は人々の価値観が、西洋的な二元論的な価値観から、東洋的な一元的な価値観に変化してきたことによって生じた。)
以上です。
涼しくなってきましたね。 嬉しいです。
おかげさまで、他己紹介がすべて集まりました。 ひょっくんありがとう。 数日のうちにアップするつもりなので、お楽しみに。
つぎの担当は、岩見さん!(たぶん)
他己紹介的なノリで、14期を紹介して下さると嬉しいです。