5月16日 ゼミ日誌

こんにちは。14期の宮本です。
早速ですが5月16日のゼミ活動について、振り返っていきます。


―4限―

①ニュース・スピーチ(担当:五十嵐)
議題: マイナンバー制度は導入されるべきか?

 (導入に賛成)
  ・年金記録の管理ミスを減らせる     ・消費者の利便性が向上する
  ・生活保護費の不正受給を防止できる  ・長期的にはコスト削減につながる
 (導入に反対)
  ・安全の面で不安がある

9日に衆議院を通過した、社会保障・税の共通番号(マイナンバー)法案についての議論でした。 サイバー犯罪に対処しきれるのかという観点から、PC遠隔操作事件で誤認逮捕が相次いだ話も引き合いに出されました。


②輪読『商店街はなぜ滅びるのか』第3章
(担当:五十嵐、石田、片桐さん、杉村、平塚さん、山田さん)
問い: 戦後日本の商店街はどのように成熟していったか。
答え: 日本の近代化実現のため、雇用の受け皿として保護された。 そして、スーパーマーケットとの対立が生じた後も政治的要因により商店街の権益は守られた。 それによって「自営業の安定」が実現し、「両翼の安定」が成立した。


問題提起:
・本文では「両翼の安定」が日本経済の大きな発展要因とされていたが、自営の発展について保護政策以外の要因はあるか。 あるとすれば、何が挙げられるか。
・日本では20世紀半ばから商店街が全国的に広まったが、アメリカでは日本のように商店街は定着していなかった。 それはなぜか。

ひとつ目の問いについては、日本の住宅事情や日本人の生鮮食品志向などが要因として挙げられました。 ふたつ目の問いについては、アメリカにおけるモータリゼーションなどが挙げられました。


―5限―

①ニュース・スピーチ(担当:石川)
議題:国内の原子力発電所を再稼働すべきか。

 (再稼働に賛成)
  ・停止したままだと維持管理費ばかりがかさむ
  ・再稼働して次世代型エネルギー開発の資金づくりをすべき

 (再稼働に反対)
  ・安全が確保できない
  ・政府や電力会社の隠蔽体質に信頼が置けない

原子力発電というと経済的なメリットが連想されがちですが、使用済み核燃料の保存や廃炉などの費用に目を向けた場合、決して割に合わないとのことでした。 原発事業を地域振興の柱としていた地域については、それに代わる事業が必要になるという指摘もありました。


②輪読『商店街はなぜ滅びるのか』第4章、第5章
(担当:石川、岩橋、小池さん、中西さん、山田さん、吉川さん)

第4章
問い: どのように商店街は衰退の道をたどったのか。
答え: 新中間層の台頭に加え、商店街が既得権益層と化したことで商店街は政府が守るべき存在ではなくなった。 更に、アメリカの影響によって商店街に不利な規制緩和が行われた。そして財政投融資を契機にショッピングモールの台頭などが起きた。 商店街はコンビニ化に活路を見出したが、内部崩壊を起こした。

第5章
問い: 商店街のもつ「地域の人々の暮らしを支える役割」をどのように維持すべきか。
答え: 規制の主体と対象を再考して「地域に対する規制」のあり方を見直すべき。


問題提起: 商店街はなぜ滅びるのか。

そもそも日本の商店街は滅びているのか、いないのかといったところから意見が交わされました。 商店街それ自体が抱える問題や、社会的な要因など、着眼点はさまざまでした。 次回のまとめの議論に期待しましょう。

以上、報告終わりです。


さて、今回からニュース・スピーチの担当が3年生に代わりました。 今回担当だった2人は、初めてだったにも関わらず、うまくこなしていました!! 続くみんなも頑張りましょう!

ところで僕は、長堀から「実はなかなか濃いキャラ」という褒め言葉を頂戴いたしました。 素直に嬉しいです笑 長堀には今度のソフトボール大会で躍動してもらいたいです!

つぎの担当は(恐らく)五十嵐です。 彼は前回の合宿で、その女子力の高さを見せてくれました。
ゼミ日誌、早くも2週目突入です…
2週目ということで、五十嵐のより洗練された日誌に期待してます笑

―訂正―

つぎの担当は4年生だそうです(..!)
失礼しました...