12月10日 ゼミ日誌

ひさしぶりの運動で体が、街を彩るイルミネーションで心が引きちぎれそうな13期の中西亮太(21)です。
今日、じつは商学部の中条ゼミさん主催のフットサル大会に参加してきたんです。
平野ゼミの試合結果が知りたい人はコメント欄で訊いてくださいね。とりあえず直人が幻の5人抜きを見せたことだけ報告しておきましょう!うちのゼミは会場でやたらとほんわかしていたので、浮いていたんじゃないかと心配です。他のゼミさんとも仲良くやっていきたいものですね。


では12月10日のゼミ内容を振り返りましょう!今回も4限 輪読、5限 3年生卒論でした。
振り返りの後に、軽く2年生の方々へメッセージでも残そうかなと思います。

4限
☆ニューススピーチ「核兵器のない世界」を唱えるオバマ政権が未臨界核実験を行っても良いのか?」
これはオバマ政権で4回目となる未臨界核実験(核爆発を伴わず、環境被害もない)が行われたというニュースを受けての議題ですね。
「行っても良い」と考えた理由としては、「アメリカが核開発を明示することで、ほかの核保有国への抑止力となる」ことが挙げられていました。
一方、「行うべきでない」とした理由は「核兵器のない世界を主張する以上は核武装を放棄すべき」「他国に核武装の名目を与えることになってしまう」といったものでした。

☆輪読『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 第2章 禁欲的プロテスタンティズムの職業倫理』
問:予定説が、宗教改革時代の人々に与えた影響は何か。
答:予定説は「永遠の救済」を求めた宗教改革時代の人々に対し、(逆説的に)人間は孤独な存在であることを明らかにした。そして、人々が禁欲的な態度をとる(=生活のすべてを徹底的に合理化する)に至る、確固たる原動力となった。

このあたりはキリスト教徒でない人にとってかなり難解な部分だったと思います。まず予定説という発想がぶっとんでいるなぁと個人的な感想をもちました。ゼミ全体としては「ルター派カルヴァン派との〝救い″に関する考え方の差異」についての議論が多かったですね。
先生が輪読の初回から何度かおっしゃっていた「信仰という呪術的(ある意味非合理的)な人々の意識が、結果的に世界を合理化していった」という考えが、この章でなんとなく感じ取れるようになってきたのではないでしょうか…?


5限 3年生卒論中間発表
☆じゅんき
テーマ「都市の変化とスマートコミュニティ」
問:東京は現在にかけて巨大化したのち、各地域で自立したコミュニティ(小さな都市)を形成したが、このような変遷を辿った理由は何か。

仮説:住民の高齢化により、セーフティネットワークの需要が高まった。更に情報化社会化やインフラ整備により、遠距離移動の必要性が減少したから。


☆なおと
テーマ「外食産業」
問:日本の外食産業の成長・低迷の要因は何か。

仮説:所得増加、女性の社会進出、高齢化、核家族化などの社会状況と相まって成長したが、供給過剰になり、低価格競争が起きた上に、中食が台頭し、消費者が外食以外の選択肢を持つようになったから。また、人々がお金をかけてもよいと思える分野が食事ではなくなってきたから。

というかんじでしたね!

卒論で大事なのはやはり自分の問題意識がどこにあるかをハッキリさせることと、問いをどこまで細分化するか、だなぁと最近ぼくはひしひしと感じています。
2年生の方もこのことは入ゼミレポートを書くときにちょっと思い出したりしてみてくださいな!

二年生の方々へ
ぼくは入ゼミ係なので、せっかくのゼミ日誌にいろいろメッセージを残そうと思います。
12月に入り、平野ゼミでもオープンゼミを開始しています。もうすでに参加してくれた方、ありがとうございました!本当にうれしいです。
ご存じだとは思いますが、毎週月曜日と木曜日の4・5限の普段通りのゼミ活動を見てもらっています。
オープンゼミでは2年生に発言を強要したりとか一切ないので(でも自由に発言してくれてOKです)そんなに気負わずに来てくださいね。自分とゼミ選びの好みが似た2年生と情報交換ができるのもオープンゼミのいいところです。ガンガン活用しましょう。

参加に関して、一応事前の連絡をいただくようにしていますが、それは資料の枚数確保のためなので、連絡なしでも大歓迎ですよ!たまたま三田の二郎にいったからオープンゼミに立ち寄ろうかな…くらいでいいんです!

来週の月曜日12月17日は日吉オープンゼミです。こちらもお気軽に参加してくださいね。ゼミ員との交流時間も設けていますのでぜひ!
こういう機会を通じて、ゼミへのやる気とか入りたい気持ちを貯めておいて、それをゼミ試験にぶつけてくださいね!

メッセージというよりもおしらせになっちゃいましたね…
とりあえず「オープンゼミっていいよ!やるきでてくるよ!」って言いたかったんですね!
それでは!