11月29日 ゼミ日誌

こんにちは(*^_^*)!
13期川中です。

今日から「し」から始まるものが本格的に始まりましたね。。。

…「し」から始まるものの話はさておき、ゼミ日誌に移ろうと思います(^^)!

今回も12期の先輩方の卒論4本立てでした!

〜4限〜

◆岡田さん  新書ベストセラーから見る新書の役割と読者

問い:新書が果たしてきた役割はどのように変化したのか、その変化の背景は何か。

仮説:
Ⅰ1938〜1960 
役割:知識階級向けの実用書 背景:(新書の登場)

Ⅱ1960〜1980 
役割:一般向けの実用書、知識階級向けの娯楽書 背景:創作出版、新規参入

Ⅲ1980〜1990
役割:一般向けの娯楽書、一般向けの実用書 背景:テレビやゲームとのリンク

Ⅳ1990〜2010
役割:知識階級向けの実用書 背景:情報獲得の手段が普及(インターネット)


◆古川さん  アメリカ映画から見る日本人像の変遷

問い:アメリカ映画における日本人像はどのように変遷したのか。またその背景は何なのか。

仮説:
☆日本人男性

1940〜55:冷徹、残虐な人種

1956〜69:好意と敵意が共存

1970〜95:互いに認め合うライバル

1995〜:ユニークな文化・技術・価値観をもつ異質な人種

☆日本人女性

1940〜95:美しく賢明、献身的な女性。薄幸のヒロイン

1995〜:自立した力強い女性
    ユニークな文化・技術・価値観をもつ異質な人種


〜5限〜

◆虎岩さん  外国人労働者から見る日本的経営

問い:日系人労働者と中国人労働者は日本において、なぜ急速に受け入れられてきたのか。

仮説:
「安価な労働力」であるとともに、日本的経営に求められる労働意識(会社への忠誠心)を備えていたから。

90年代前半には、日本人の労働意欲の減退を背景に、安価でなおかつ会社への「忠誠心」を抱く日系人労働者が急速に増加した。

90年代後半〜00年代になると、「特定活動」資格の整備を背景に、不当に安い賃金で、「忠誠心」を強要された中国人労働者が、日系人を上回るペースで急速に増加している。


◆しんさん  特撮モノから見る 「正義」、「悪」の変遷

問い:ウルトラマンを中心とする特撮モノが描く、「正義」/「悪」はどのように変化してきたのか?また、その背景は何か?

仮説:
<正義>
昭和ウルトラシリーズ
…全ての最終回に「ウルトラマンに頼らず、生きていけ」というメッセージがある。

平成ウルトラシリーズ
…「地球人の青年自ら変身する光の巨人」、「人間ウルトラマン

→自分の身は自分で守らなければならない。正義のヒーローは自分自身。現実に根ざした等身大のヒーロー像。(初代ウルトラマンのような絶対的正義はなくなった。)

<悪>
ウルトラマン、セブンでは、宇宙からの侵略者などが多い。(セブンは原発など科学技術をモチーフにした敵も多い)

帰マンから、公害から発生した怪獣が登場し、だんだんと人間の心が怪獣を生み出すストーリーが増えていく。

→悪の対象がだんだんと大きなものから、小さなものへシフトし、侵略者のような絶対的悪はなくなってきている。
また、怪獣が保護されることが増え、人間の味方をするようになる。

→総じて、正義/悪ともに、段々と曖昧になっている。


以上です!

次回から3年生の2回目の卒論発表です(>_<)
1年後、先輩方のような論文が書けるようになっているのか不安ですが、頑張っていこうと思います!


次はけーたんです(*^_^*)♪