7月9日ゼミ日誌

骨折した指を眺めてたら七夕の夜は終わってました。中西です。

それでは7月9日のゼミ日誌行きましょう!
今回のメニューは
1.ニューススピーチ(ネット上での選挙運動を解禁すべきか)
2.輪読 消えゆく手5章
3.消えゆく手、全体のまとめ
4.三田論中間発表(ブライダル・ホテル)

1.ニューススピーチ
今回は古川さんが担当でした。【ネット選挙運動、解禁を みんなの党公選法改正案】という記事から「ネット上での選挙運動を解禁すべきか」という議題で話し合いました。
解禁賛成派は
 ・各候補者の意見を比較検討することが容易になる
 ・少ない選挙資金で広報できる
反対派は
 ・Eメールやツイッターで果たして若者の投票率は向上するのか疑問である
 ・ネット上では自分に都合のいい情報ばかりを集めてしまう
などの意見が出されました。


2.輪読 消えゆく手5章 企業家の復権
問:著者はなぜ見える手から消えゆく手になると主張しているか。
答:あくまでも大規模株式会社はスミス的な分業プロセスの延長線上にあり、市場の生成により、大規模株式会社の役割を市場が担えるようになったから。

問題提起:日本は90年代以降、市場主義だったのか。だとしたらリーマンショック以降も大規模株式会社ではなく市場主導の経済へと回帰していると言えるか。

これに対して
 ・そもそも日本は90年代から持株会社が力を持つなど、市場主義的とは言えなかった
 ・市場主導の経済と大規模株式会社のような組織主導の経済は交互にやってくるのではないか?
という意見が出されました。

3.消えゆく手 全体のまとめ
見えざる手→見える手→消えゆく手 という変遷と
第一の消費社会(階層消費)→第二の消費社会(画一化)→第三の消費社会(多様化)という消費社会の変遷や、主流の経済学派の変遷とは、時代的に連動していると言えるのではないか、というお話でした。

4.三田論中間発表
 ・ホテル
 問:社会背景に見るホテル産業のあり方の変化
 仮説:施設提供産業→サービス提供産業→ホスピタリティ産業へと変化した。

 ・ブライダル
 問:結婚式の形態の変化からどのような社会の変化が読み取れるか?
 仮説:血縁・地縁重視の社会から個人重視の社会に変わり、その変化の中に 人並み志向から個性志向 という変化があった。

先生、先輩方からはどうやって先行研究との差別化をするのか、論証方法が妥当かどうか、といったご指摘をたくさんいただきました。
これから3年生はどっちかのテーマに絞って、先行研究のサーベイやらデータの検索やらで頑張らなきゃですね!

つぎのゼミは春学期のシメとなるディベートです!
そんな重大な回の日誌担当は、じゅんき!よろしく!