7月5日(木)ゼミ日誌

7月6日の「サラダ記念日」に、こんにちは^^

13期の小林です。今年の夏は、「デザインする」夏にします(有言実行)。

さてさて、本題に入りましょう。



!!7月5日の平野ゼミ!!

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◇ニューススピーチ
『取り調べ可視化 カメラが心理影響 「発言抑制」「見せ物でない」』
(担当:虎岩さん)

◇輪読
『消えゆく手: 株式会社と資本主義のダイナミクス』第4章
(担当:宇田川さん、岡田さん、中西くん、瑞江ちゃん)

◇卒論中間発表
1. 『特撮モノから見る「正義」、「悪」の変遷』(真さん)
2. 『少年マンガから見る共同体のあり方の変遷』(小西さん)

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【ニューススピーチ】
『取り調べ可視化 カメラが心理影響 「発言抑制」「見せ物でない」』7/5産經新聞
(担当:虎岩さん)

□問い:
取り調べの可視化は今後も実施していくべきか。

□見解:
実施すべき。
・検察による自白の強要等がなくなるから。
・冤罪の減少につながるから。
・強制された自白か、自発的なものか、という法廷での議論が減り、より他の焦点に審理を集中させられるから。

取り調べの録音・録画(可視化)はメリットだけではない、という記事だったのですが、ゼミ員の意見としては、圧倒的に「可視化は今後も続けていくべき」が多かったですね。

記事も記事でバイアスがないとは言えない書き方がされていたので、その点も興味深かったです。


【輪読】
『消えゆく手: 株式会社と資本主義のダイナミクス
 第4章 株式会社の勃興
(担当:宇田川さん、岡田さん、中西くん、瑞江ちゃん)

消えゆく手―株式会社と資本主義のダイナミクス

消えゆく手―株式会社と資本主義のダイナミクス

□問い:
アメリカの組織は19世紀から20世紀にどのように変遷したのか

□答え:
南北戦争前…生産・流通システムの分化・分権化が進んだ
南北戦争後…垂直統合型の株式会社が勃興した

論証では、アメリカの組織がどのように環境の不確実性に対処してきたかの説明がありました。

□問題提起:
①企業は経路依存的になるのか。また、なるとすればどのような要因でなるのか。

この問題提起に対しては、
過去の成功体験に依存したり、スイッチングコスト/サンクコストの存在から経路依存的になる、という意見や、
利潤最大化をするためには、長期的に事業に取り組む必要性があることから、経路依存的にならざるをえないといった意見がありました。


②現代の日本におて、ブランディングはどのような効果をもっているか。

筆者が本書で主張していた「品質保証」や「製品差別化」の効果を指摘しているのですが、
プレゼンターの「リクルーティング」の効果や、ほかにも「業界全体のイメージアップ」「同じブランド間での責任」の効果といった意見が出ました。


【卒論中間発表】
1. 『特撮モノから見る「正義」、「悪」の変遷』(真さん)

□問い:仮面ライダーを中心とする(他にウルトラマン戦隊シリーズを含む)特撮モノが描く、「正義」/「悪」はどのように変化してきたのか?また、その背景は何か?

□仮説:
・明確な「正義」/「悪」の存在する勧善懲悪型のストーリーから、価値観の多様化により「正義」/「悪」の価値が崩壊し、多様なものになった。(仮面ライダー
・正義を体現する絶対的な超越者だったウルトラマンが、徐々に大衆化していった。



2. 『少年マンガから見る共同体のあり方の変遷』(小西さん)

□問い:少年マンガに描かれる共同体のあり方はどのように変遷してきたか?

□仮説:仲間内においても親分・子分といった力関係のあったものから、それが消滅し対等な関係として描かれるようになった


これにて12期の先輩方の卒論中間発表も一周しました。

次回は、輪読に加え、三田論のテーマ(決定…するのかな)の話し合いの予定です!

その前に……七夕にかこつけて、星を眺めに行きたいです(現実逃避)。



次の担当は、中西くんです!

昨日はこっそり彼の頭の回転の速さを噂しておりました。^^