5月31日(木) ゼミ日誌

こんばんは、12期の岡田です。

最近の悩みは山田が一体誰のことを指しているのかわからないことです。
3月までは山田と呼ばれれば、完全に自分のことだったのですが、
4月から山田×2が新たに加わり、山田という呼び名が飛び交うようになりました。

なんで自分が山田と呼ばれるのか、イマイチわかりませんが、今日も「山田さん」と
言われたとき、みんなが軽くざわつき、自分もなぜか焦りました。はは

では、5月31日のゼミの活動を振り返ります。


【4限】

◆ニューススピーチ(byりょうた なかにし)
・記事「交流ゲーム6社『コンプガチャ』で指針、類似の仕組み廃止へ、不正監禁対策は先送り」
(2012.05.26 日本経済新聞 朝刊)

・問題提起「(コンプガチャに限らず)オンラインゲームでの現金課金システムは全廃すべきか?」

廃止すべきという立場からは、使用料の支払い能力を持たない子供が知らぬ間に多額のお金を使ってしまう危険があることが指摘されましたが、実際には利用者は30代、40代も多いそうです。


廃止せずに、子供にお金を使わせ過ぎないように教育すべき、という意見も出ました。全廃にしなくても良いという意見もありました。

こうしたシステムはギャンブルにはまりやすい人から多くお金を回収することにつながるため、これをビジネスモデルとして認めて良いのか議論する必要がある、また、禁止すると非合法的に公にならずに行われる危険性がある、と先生から指摘がありました。


◆輪読
古市憲寿『絶望の国の幸福な若者たち』(2011)講談社
第1章「若者」の誕生と終焉 (by川中、深澤、山田(来)、吉川、岡田、吉田)

【問い】なぜ「若者論」や「若者語り」がいつの時代も繰り返されるのか

【答え】若者を語ることにより大人達が世の中に追いつけなくなった言い訳や、自己肯定に利用できるから。

本章では、若者がどのように語られてきたかを明治時代から現代にかけて整理し、若者論が成立するためには20代の若者が世代共通体験・世代共通文化が必要であると述べられていました。これらを踏まえたうえで問いと答えについて論証しました。

※私事ですが、レジュメのミスが多く申し訳ありませんでした。訂正箇所以外にも、もう一つミスがありました。もっと私事ですが、このミスによりテンパって頭が真っ白になり、自身のプレゼンがコンパクトにできませんでした。すみませんでした。

【問題提起】
①「若者論」は、若者の性質をあらわす有効な指標となるのか。

②「若者論」「若者語り」が続くのは本当に大人の自己肯定のためなのか?

①において出た意見をまとめると
 「若者」という概念そのものが存在しない、あるいは定義できないのではないか?
となりました。では、それにも関わらず若者について多くの人が議論するのはなぜなのか?という問題が生じて②につながっていきました。

②では、より良い社会をつくることを若者に期待するという目的でも若者語りはなされるのではないか、というプレゼンターの見解から始まり、人々は自分の所属意識について考えて似たような考えを持つ人同士で群れるという傾向もあり、それは若者論だけでなくジェンダー論などにも当てはまるのではないかという意見も出ました。

あと若者について若者自身が語るのはやはり難しいのではないか、若者が逆に上の世代について語ることもあるのではないか、など様々な切り口で考えることができたと思います。

先生からは若者について語ることは
・コミュニケーションツールとして便利である
・社会構造の変化を知るうえで便利である
という2点から若者語りがなされる理由について指摘がありました。



【5限】
◆ニューススピーチ(byさきこ ふかざわ)
・記事「裁判員制度開始3年 経験者500人にアンケート」
(2012.05.19 朝日新聞

・問題提起「裁判員制度を続けていくべきか」

重要なポイントとして、市民の意見が本当に反映されているかどうか、が挙げられていました。辞退者が半分以上だったり、相対的に暇である人が裁判員として参加できるため参加する市民に偏りがあったりするなどの問題がある一方で、実際に参加した人は参加してみた感想として後の生活にプラスになったと述べている人も少なくないそうです。


◆輪読
同書
第2章 ムラムラする若者たち (by小林、平塚、政木、小西、虎岩)

【問い】最近の日本の若者たちは本当に「内向き」になっているのだろうか。

【答え】若者たちは「内向き」であるとも、「外向き」であるとも言い切れないが、「非日常」を求めつつ、「仲間」がいる「小さな世界」つまり「ムラ社会」で日常を送っている。

若者が内向きになっていることを示すデータをいくつか提示しながらも、これらが本当に内向きを意味していると断定することはできない。そして、現在の若者は身近な仲間を重んじる傾向にある一方、身近な仲間との暮らしは閉塞感が強いため社会貢献したいと考えるが、具体的な目標が見つからない。したがって何かをしたいとムラムラしている状態にあると述べている。

【問題提起】
日本の若者は果たして本当に「内向き」であるといえるのか。

このテーマではどうしても主観が入りやすく、議論が難しくなるように思えましたが、個人的にはおもしろい意見がたくさん出ていたと思います。
一見「外向き」に思える活動も「内向き」な要素を含んでいるのではないか?という意見 ex)海外旅行(外向き要素?)に行くが、一緒に行くメンバーが慣れ親しんだ仲間(内向き要素?)
ただ、「外向き」と「内向き」の定義、境目を決めるのが非常に難しいということがわかりました。「外向き」かどうかは、「現在の生活を変えようとするかしないか」で決まるのではないかという意見が出ました。


以上です…今日の自分のプレゼンのようにめっさ長い日誌になってもうた。
明日はソフトボール大会です!(もはや今日だが)当初集合時間にしっかり間に合うように応援しに行くつもりでしたが、3時半過ぎなう、無理だ。ゼミ日誌は色々あって今書くしかなかったのです。遅刻ですみません。目がかすんでるので許してください。

出場する人は頑張ってください!