4月26日(木) ゼミ日誌

昨日、家の鍵を失くして家族から白い目で見られております、13期のなかにしです。
今回は初の輪読プレゼンという事であたふたしてましたが、なんとかやり終えたのではりきって書こうとおもいます。

☆4限☆
さきこちゃんの入ゼミレポート発表。「音楽業界の変遷とこれから」
音楽業界をデジタル市場とリアル市場に分けて考え、
音楽配信によるデジタル市場の変化と、これからはリアル市場に重点を置くべきだという事を論じていました。
これで入ゼミプレゼン全員終了です!お疲れさまでした!
 
輪読

鹿島茂 「デパートを発明した夫婦」 
第1章〜ブシコーとデパート商法〜

問い:現代につながるデパート商法はどのようにして発展したのか?
答え:①社会的条件の整備
   ②販売方法の変化
   ③消費者の購買に対する意識変化

そして問題提起は
①(多くの情報が手に入り、製品の比較検討が容易な)現代においても目玉商品(=ロス・リーダー)というコンセプトが残っているのはなぜか?
②情報化(民衆が一律に同じ情報に触れられる)を果たしていない19世紀フランス社会における流行はどこから生まれ、どのように伝播したか?

①に関しては
 ・リピーター獲得のためのきっかけづくりとして使われているのでは?
 ・目玉商品とバーゲン品(訳アリ品)との垣根がなくなってきているのでは?
②に関しては
 ・上の階級を下の階級が模倣していた
 ・今の日本ではそのような流行の発生は無く、個々の小集団で流行が発生しているのではないか
などの意見が上がり、そもそも流行の発生とは〜といった一段上の議論ができたのではないでしょうか。


☆5限☆
ニューススピーク (小西さん)
問い:体育の授業にダンスを必修化させる必要はあったのか?
見解:必要はなかった
 ・教師側の負担の大きいこと
 ・競技の選択肢の一つとしてはいいが、必修化はかえって生徒のやる気を削ぐのではないか
 などの意見が上がりました。


輪読

第2章〜欲望喚起装置としてのデパート〜

問い:ブシコーはどのようにして人々の消費への欲望を喚起したか?
答え:①想像を絶し、まるで夢の中にいるような空間(スペクタクル空間)を創造した
   ②女性を魅了するための工夫を施した
問題提起
 ①現代の日本のデパートにおいても、ブシコーが行ったように贅沢品の販売を推し進めるべきか?
 ②現代の日本のデパートにおいても、ブシコーが行ったように関連商品をバラバラな売り場に切り離して陳列すべきか?

①に関しては
 ・低価格品は百貨店へのニーズではないので、贅沢品を推し進めるべき
 ・デパートの主な強みはサービスなので、ここを徹底すれば低価格品でもデパートらしさを保てる
②に関しては
 ・今のデパートは一日かけてゆっくり楽しむという感覚では行かないのでは?
 ・特定のブランドを求めてデパートに行くケースが多い。
  ということで類似品の売り場は近くに集めるべきだ、という意見が多かったです。
この問題に関連して、今のデパートにはスペクタクルの要素が足りなっていて、
その意味では過去のデパートの役割を現在はテーマパークやショッピングモールが担っていると言える。という先生のご指摘もありました!

初めての輪読でかなり手探りでしたが、ぼくのグループでは小西さんとキヨさんにアドバイスを頂きつつ、なんとかやり終えられえました。
コメントペーパーを参考にこれからも精進します!!

そしてゼミ終了後は4年生の皆さんも交えて、3年の役職を決めました。

外代表:小池圭太
内代表:松村克哉
企画係:岩見史香、平塚准貴、山田来実(財務)
入ゼミ:深澤早紀子、小林郁美、中西亮太
広報係:川中沙理、山田直人
三田論:吉川明男、片桐花野、政木瑞江

 という布陣で2年間頑張っていきます!よろしくおねがいします。